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【仕事】肩書きマウントと年齢マウント

あまり好きではないですが、効果的な場面もある。

なんでお前なんかに…

人に提案する場合や何かを教える場合に、たまにこんなことを言う人がいます。

「なんでお前なんかに言われなきゃいけないんだ」
「なんでお前なんかに教わらなければいけないんだ」

これはその場で直接言う人もいれば、陰で言われていたり、アンケートの中で書かれていたりします。

こういうことを言う傾向の人は、結構自分に自身がある人や、知ったかぶりをしている人、プライドの高い人という傾向はあります。実際提案中やレクチャー中は終始しかめた顔をしているか、何か言いたそうにイライラしています。

何か上位となるポジションを取る

ここで出てくるのが、「肩書きマウント」や「年齢マウント」です。
先に話したクレームを言う人というのは、案外昔ながらの年上を敬う、仕事は上位ポジションから受け身で受けて顔色を伺うタイプだったりします。

多くの人に提案することや教育することがある場合、メインスピーカーになる人は同等か上位の役職のポジション、または年齢がそこそこ言っている人が行うとクレームが出にくくなります。なのでわざと管理職や組織職向けで提案や教育をする場には肩書きと年齢でできるだけ上位にポジションをとると良いとアドバイスをもらったことがあります。

何かの話で聞いたことがありますが、クレーム対応の部署に高齢の男性を配置するのは、電話などでクレームが入っても多くの場合、年上であり男性であったりすると強くはでないということがあります。(出典が探せず、すみません…)
それと似たようなケースなのかもしれません。

経歴マウント、外部有識者マウントも効果的

肩書きや年齢以外でも、経歴マウントや外部の人マウントもあります。

経歴マウントは、同じ部署や同じ会社にずっといるわけでなく経験豊富な感じを醸し出すことでポジションを取ることもできますし(私は比較的社内で色々経験しているし成果も出しているのでこれを「わざと」使います)、社内の人間に言われると気に食わない人は、外部の有識者やビジョナリーな人が来るとあまり文句を言いません。

ともかく人間の心理的には、年や肩書きなどのポジションが下の人、バックグラウンドがそこまで多様では無い人、身内の人からこれまでの自分の常識や正義を外れることを言われると、気づきを得て共感するより、否定して拒絶する気持ちになってしまいがちです。

本当は肩書きとか年齢とかポジションでマウントは取りたくないのですが、非合理的なクレームに対応していても疲弊するだけですので、そんなときはあえてマウントを取りに行くのも一つの作戦だと思います。

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