【仕事】相手の立場を重んじて
人と協働する仕事なら、当たり前のことではありますが。
組織でふりかえってわかったこと
私のいる部署はあまり人数も多くなく、個々人がそれぞれ異なる仕事をしているのでなかなかアジャイルの見える化やスクラムのようなことをチームでやることが叶わないのですが、毎月ふりかえりだけはみんな集まってやっています。
この辺のことは以前書きましたね。10月も終わりだったので、その10月版を実施した感じです。
個々に違う仕事はしているのですが、とはいえ共通していえるのは「一人でもくもくやっても成果にならない、誰かと協働して成果を出す」こと。
誰かと協働することにおいて大事なのはコミュニケーション。
コミュニケーションについての課題や気づきは、毎月のふりかえりでも出てきますし、10月のふりかえりをしてみても、同じように出てきました。
立場を重んじて寄り添うコミュニケーション
コミュニケーションに関して出てきた課題は以下のようなものでした。
前に居た部署なので気軽にお願いをしてしまったら、過去に関わっていた人は異動しており、説明がうまく伝わらず手間取った。
あるイベントを集客しようと発信したが、内容が高尚過ぎて期待通り集まっていない。ユーザを想定してもっと寄り添う文面にすべきだった。
メールやチャットという非同期のテキストコミュニケーションでは伝わりきれない。リモートでも対面でも「会話」をしてすり合わせる必要があった。
どの話にも言えるのは、主体が「自分」寄りになっており、イマイチ相手に伝わり切らなかったり、コミュニケーションに齟齬があったりして、手戻りや遅延が発生してしまったような感じでした。
これらを聞いたマネジャーは、
「総じて言えるのは、相手の立場を重んじて、コミュニケーションする必要があることですね」
とまとめてくれました。
確かに、それぞれが自分の目的を達成しようと相手に仕掛けに言ってるのですが、相手にとってはそれを受け取って何か実施するにも、自分のメリットが何かがわかりにくいですし、相手にも都合があります。
自分が明らかに正しい場合でも、相手も相手自身がやっていることが正しくないと分かっていて様々な政治的なものなどの制約で仕方が無くやっている場合もあります。
相手の立ち位置や相手との利害関係、制約など相手の立場を配慮し、正論をぶつけるのではなく、相手の状況に同情や共感をして様子を見つつ、こちらはどのようにアプローチすればよいかを考える必要があります。
相手の立場に配慮することで、結果うまくいく
自分の仕事を早く進めたい、うまく進めたいと思ったときに、ある程度自分の主張を相手に通していかなければいけない場面はあります。
とはいっても強引に押しつけたところで相手は動きませんし、情報も出してくれません。よっぽど自分が強い立場にいるのであれば別ですが、仮にそうだとしても後々状況や立場が変わったとき、逆のことをされたら痛い目に合うでしょう。
相手の状況や立場を紐解くにしても、これも取っ掛かりはコミュニケーションになります。コミュニケーションの最初の関わり方をしくじれば、相手も気持ちや感情を閉ざしてしまい、紐解くこともできなくなってしまいます。
最初であっても、途中であっても、最後まで、相手の立場を理解し、寄り添って行く中で自分の主張ややりたいことを相手とすり合わせていくことが、良い仕事をするためのコミュニケーション術になるのではないでしょうか。
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