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仕事の仕組み化と習慣化

ルーチンワークであっても、クリエイティブなことでも取り組むという動機付けをして実際に動くためには自助努力でやれる人もいるでしょうけど、多くはない印象です。

まず何かきっかけがあることが必要なのですが、そのきっかけを与えるものが仕事の中で仕組み化されている必要があります。

仕事のタスクを洗い出して見える化して、誰が何時までにやるかを決めていくこと、そして日々仕事をして検査していくこと、そしてふりかえりやむきなおり…

アジャイルのスクラムの動き方もある意味仕組み化されているんですよね。軽量版フレームワークというくらいなので仕事の型、枠組です。それは仕組みですよね。

それが意識されなくなって自然と動き出せるのが習慣化された状況と言えると思います。習慣化されたとき、ようやくそれは自分のもの、自分達のチームのものになったと言えます。

仕組み化されたところでまず動いている段階はこれまでの仕事の違いや何か枠にはめられた感のあるつらさや苦悩もあるでしょう。仕組みにはめられている間は習慣化されているとは言いにくいですよね。

漢字で「習い慣れる」と書くわけなので、まずは習い、その中でやり続けることでの良さを感じてその方がうまくいく、心地良いとなって慣れてくると習慣なわけです。

仕事でもいろんな仕組みがあったり、既に意識せずにやっている習慣もあるでしょう。どちらにしても常日頃やっていることが本当に何のためなのか、意味があるのかを問い直す場は必要です。

仕組みであれば組み込めます。アジャイルのスクラムでは意識的にレビューやふりかえりの場があります。それが習慣化されればなお良さそうです。

もともと習慣となってるものはなかなか立ち止まって見直す機会は多くありません。そんなときは習慣となっているものでも問い直す、ふりかえるようなことを仕組みとして入れ込むことも必要かもしれません。

そして習慣化されたものを見直す仕組みを入れて、見直すことを習慣にする。そこまで至れば学習習慣のある自律した組織・チームになれるのではないでしょうか。


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