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【仕事】コールドスタートしない

何事も準備運動して暖まってからにしましょう。

練習する時間がなかった結果…

他のnoteの記事にも書いていますが、社内の講師の仕事もしています。
しかしこちらは本業ではなく、月何度かやっているもので、独り立ちしてメインでやり始めたのも今年度の下期からになります。

講師のような仕事は初めてで、最初はかなり事前練習をしました。そのお陰か初めての講師も特に大きなトラブルもなく進めることができました。
その後も講師がある週や前日には全てを通すわけではありませんが、事前に練習をして本番できるだけ緊張しないように、ミスをしないように準備をしていました。

ただ最近、他にやっている仕事が忙しくなり、かつかなり気を遣う部分もあり、意識が講師の方に回っておらず、ろくに練習せずに本番を迎えることがありました。

何度かやっているのでさすがに大きなミスをすることはないのですが、たまに詰まったり、言葉が出なかったり、言い忘れたりと、何となく口や心、身体も含め暖まってない感覚を覚えました。

とにかく暖めておく行動を取る

この体験から思い出したことがありました。
数年前に自分が昇格審査を受ける権利を得て、面接をされる場面がありました。
部署で何度かシミュレーションの場を設けてもらって、疑似の面接を行うのですが、最初は勿論ボロボロ、何度かやっても駄目出しを食らうことが多かったです。

ただ、そのとき、一番自分の中で良いアドバイスだったなと思うことがあります。
それは他の部署の部長なのですが、模擬面接のために狩り出された人で、その方自身の面接の体験談をしてくれました。

その部長も同じように昇格審査の面接を受けるタイミングが過去にあったのですが、面接の中での受け答えの内容もそうだが、一番はちゃんと喋る準備ができていることだということを教えてくれました。

「とりあえず、面接の時間まで何か喋ってろ」「自分のときは直前まで部署の人ととにかくずっと喋っていた」というアドバイスをもらったので、私も愚直にそれを真似してみました。さすがに部署の人にずっと話すのも迷惑かなと思い、直前まで会議室を借りて、ともかく何か喋っていました。ひとり模擬面接的をして、直前まで口と心と身体を暖めておいたのです。

結果的に面接はそれなりに緊張はしたものの、受け答えにはスムーズに答え、口が回らずに詰まったりすることなく喋ることができました。

それが良かったのかどうかはわかりませんが、その昇格審査は合格することができました。(まあ、先ほどの部長には、お前が合格するとは思わなかったけどな、と毒づかれましたけど・笑)

何事にもコールドスタートしない

どんなに慣れていても、場数を踏んでいても、人間はそのときのコンディションに振られて思わぬ失敗をすることがあります。慣れて慢心となり、身体も心も暖まってないコールドスタート状態からの立ち上げをすると、案外自分の想像しているパフォーマンスでスタート時点では発揮できなかったりするものです。

もちろんやっているうちに暖まってくるとは思いますが、最初の立ち上げがグダグダだと取り戻すのに時間もパワーも必要ですし、最悪終わりまで本来のパフォーマンスが出せない可能性もあります。

スポーツでも何でも、まず準備運動して暖めるという行動をしてから本番に向かいます。どんなに熟練しても自信があっても、コールドスタートは避けるべきです。


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