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【アジャイル】失敗とは、成功が何であるかを会得していくプロセス
この記事を読みました。
成功は、失敗しないようにすることではない。失敗とはほとんどの場合、成功が何であるかを会得していくプロセスである。
原文はこちらですね。
You see, success isn't the pursuit of not making mistakes. Almost always, mistakes are the way you find your way to whatever you define as success.
(成功とは間違いを犯さないことを追求することではありません。 ほとんどの場合、失敗は、成功と定義するものへの道を見つける方法です)
これってまさにアジャイルのことで、市谷さんの仰る組織アジャイルにある「探索」と「適応」のことを言い表していると思います。
アジャイルの本質には「探索」と「適応」がある。わからないこと、わかっていない状況から目をそらすことなく、わからないからこそ少しずつ「探索」的に仕事を進める。そうした実践によって得られる学びでもって、その後の判断や行動を変えていくようにする(「適応」と呼ぶ)。そうした仕事のやりようを繰り返し、反復的に行う。
探索によって選択肢を増やし、狙いを定めて仮説を立てて検証し、その結果から次の判断をする。そして仮説が間違っていてもそこから得た学びで再び確度を高めた探索をしていく…たとえ間違いがあっても、行動(仮説検証)を移さなければ知り得なかった学びがあり、次の探索をより上手くできるのであれば、それは間違いではなく、着実に成功に向かっているというものです。
表現は違えど、ジョブズの言っていることと、市谷さんが組織アジャイルで言っていることは同じ事を言っていると私は解釈しました。
ジョブズもたくさんの失敗をしています。次に繋がる良い失敗もありますし、失うものが多かった悪い失敗もあります。しかし本当の失敗は、失敗したまま学びに繋げないことだったり、そもそも失敗を恐れて何もしないことにより、成功への道筋を自ら逃したり、閉じてしまうことなのです。
何か新しい事をやるとかイノベーションとか、それに向き合うためにアジャイルをやることが銀の弾ではありませんが、少なくとも何も手がないまま動けない、何も学びがなくただ疲弊するということを避けるためにも、アジャイルの価値観や手法はその助けになり、希望にもなるのです。
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