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【雑記】あなたが何かすれば、世界は何か変わるかもしれない

正直、バタバタしすぎて何も書く気が起きないので、昨日感じたことを。

いつかはちゃんと書評を書きたいのですが、是非読んで欲しいとのことで読了した本があります。それが「他者と働く」です。

いつもnoteの所々で書いていますが、今の私のメインの仕事は会社の中のDX(デジタルトランスフォーメーション)です。その中でも社内ITやインフラをデジタライゼーションするとかAIやデータ活用というDXといえばこれと「勘違いされがちな」ところではなく、DXの本質、価値創造や企業の風土文化改革の方に携わっています。

そして日本も会社もなかなか変化を好まない、口ではそう言っていても実際の行動には反映されない状況、時には賛同され、時には反乱分子のように敵対される、1年2年でどうこうなるわけでもない、変化がすぐに現れるわけでもない、なかなか成果が出ない本当に苦しいところで、何とかしなければと日々悩みながら取り組んでいます。

そんな「わかりえなさ」について、どのように取り組んでいくのか、一足飛びではないものの、お互いの違いを理解し、どのように相手との架け橋と作り、対立の関係ではなく互いのストーリーをどう持ち合って寄り添っていくのか?がこの本には書かれており、DXに取り組む中でどの会社にも待ち受ける「適応課題」への取り組み方のヒントをもらえる内容になっています。

この本を読み終える、最後の章の冒頭にこんな言葉が引用されていました。

あなたが何もしなければ 世界は何も変わらない 何もね

someone like you cares a whole awful lot, nothing is going to get better.
It's not.

ロラックスおじさんの秘密の鍵

これはDXだけではないですが、困難に立ち向かっている人全てに向けられる言葉で、捉え方を逆にすれば、何かをすれば変わる可能性はある、変われる希望があることを言っているように思いました。

選挙の例でもそうですが、投票に行ったことで何かが変わるのか?と言われると、確かに長い間変わってないかもしれません。でも投票しなければ変えることのできる権利、きっかけを失うことになります。
(私と妻は必ず選挙に行くようにしています)

何かする、というのが暴力的なことだったり、相手に自分の正義を押しつけることではありません。この本にある「適応課題」とは「自分のものの見方、相手や周囲との関係性を変えないと解決できない問題」のことです。

何か具体的に成果のでるアクションまでいかなくとも、相手や周囲を観察し、自分自身も囚われてしまっているバイアスを取り払い、どのように相手との関係性をより良く変えていくか、相手に忖度することなく、自分の正義を押しつけることもなく、両者同じ舞台にどうやって載っていくのか。

そう、考えてみることができるだけでも「何もしていない」わけではないと言えるのではないでしょうか。


あなたが何もしなければ 世界は何も変わらない でも…

あなたが何かすれば、世界は何か変わるかもしれない 何かは、ね


そんな希望をもって、諦めず根気よくやるしかない。

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