経済系大学院生の機械学習エンジニア : 長期インターンシップ(1週間目)
1. はじめに
こんにちは。黒男@21卒(twitter : @Black_Jack_2021)です。今回から少しずつ時間を見つけて、新しく初めた長期インターンシップのお話を書いてみたいと思います。少しでも何か皆様のためになれば嬉しく思います😃
わたしはこの度、JobPackerというサービスを利用して長期インターンシップに参加することになりました。現在、ナビエース株式会社さまの下で、機械学習エンジニアのお仕事をさせていただいております。今回の記事では、
[1] どうして長期インターンシップを初めたのか
[2] どんな業務を担当するのか
[3] 1週間を振り返ってみてどうだったか
に関してお話できればと思います。長期インターンシップに興味があったり、機械学習、データサイエンティストの業務に興味がある方いらっしゃいましたら、是非ご参考ください😃
2. どうして長期インターンシップを初めたのか
何故私が機械学習エンジニアとしての長期インターンシップを始めたのか。端的に一言で申し上げますと、いち早く社会に付加価値を提供できるような、そんなデータサイエンティストになりたかったためです。そのことをもう少し深く説明するために、まずは自分のプロフィールについて簡単に説明させていただきますね。
まず私は現在経済系の大学院生で、データサイエンティスト職として今後キャリアをスタートすることが決まっています。元々は「みんながお金を使って取引をすることで、互いに迷惑を掛け合って囚人のジレンマに経済が落ちていく」という訳の分からない研究をしていました(笑)。
しかし、データサイエンティストを志される方の多くが出身としている情報系にと比べると、プログラミングの技術が低く、コンピュータ・サイエンスの分野にも明るくないです。そのため、いち早く遅れを取り戻さないと全く価値をもたらせないデータサイエンティストになってしまうという強い懸念がありました。
それでも私は、まだ何もできない自分の将来を見込んで内定をくださった会社さまの期待に絶対に答えたいという強い思いがありました。そのため、なるべく早く機械学習エンジニアやデータサイエンティストとしての業務に触れておく必要があると感じていたのです。それが、今回参加させていただいた一番大きな理由となります。
そんな中、有り難いことに縁をいただき長期インターンシップに参加させていただけることになりました。
3. 担当する業務内容
今回私が担当することになったのは、AIによる配車の自動化業務です。まずナビエース株式会社さまは、段ボール製造業の会社様です。そのため、製造した段ボールをお客様のもとへ届ける必要があります。もちろん一つ一つの段ボールを一つ一つの車に載せて届けるのではなく、「近いところに届けるものは載せられる限り同じ車に乗せる」ということをしています。
この業務は現時点で相当な工数をかけて人が実施しています。そのためここにAIを導入し、担当している方のお仕事を楽にしてあげることが私のミッションとなったわけです。
また、この自動化業務は現在までに別の担当者の方(現在の私の上司、超絶つよつよフルスタックエンジニア)が取り組んでいたのですが、なかなかうまく作成できず、その業務が私に任される形になったでした。正直ハードルが高すぎて、下をくぐることしかできないレベルだと最初は感じました(笑)。
4. 一週間を振り返ってみて学んだこと
先週の一週間で強く感じたのは、業務においては戦術的思考より戦略的思考を磨くことのほうが非常に重要だ、ということです。
私は最初、よくある機械学習コンペみたいなことをすればいいという前提に立っていました。これはどういう意味かといいますと、目的変数をなるべく正確に当てる教師あり学習をやれば良いという発想です。つまり、私の考えは「元々使われていた教師あり学習のアルゴリズムや使用する特徴量、ないし特徴量の前処理に問題があるから、そこを解決すればこの問題は解決する」というように考えていたのです。
そのため、私はピカピカ✨のアルゴリズム(いわゆる勾配ブースティング決定木、LightGBM)に変更しました。変数の前処理も工夫しました。その結果!!... 到底実務に使えないような雑魚AIが誕生しました(笑)。
そこで私は気付きました。コンペという前提を捨てなければならない、と。特徴量だとかその前処理がどうだとか、使用しているアルゴリズムがどうだとか、そんなレベルの話ではなかったのです。「本当にアプローチは教師あり学習でいいのか?」という、一歩抽象度を上げた問いから考えなければいけなかったのです。この学びは実務経験が乏しい私にとって、非常に大きなものとなりました。
5. おわりに
やっぱり、新しいことに挑戦するのは勇気がいりますよね。私自身も、きちんとお仕事ができるなんていう確証なんて何もない中、今回のインターンシップに飛び込みました。
ですがやはり、新しいチーズは恐怖の向こう側にあります。これからも挑戦をし続ける人生になれるように頑張ります😃!私の存在が、みなさまの勇気や挑戦のきっかけになれますように✨そしてこれからもみなさまに役立つ情報を沢山発信していきますね!
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