【カルチャー雑感】2023年02月19日~25日の小説、ラジオ、ポッドキャスト
この一週間でふれて、印象に残ったものの感想です。
小説
「葉桜の季節に君を想うということ」(歌野晶午著/2007)
コラムニストのブルボン小林さんの著書で、「中居正広の愛読書」として紹介されていた長編小説。数か月前に中古で購入したもの。作中に散りばめられたストーリー展開やセリフ運びは王道っぽさを感じるが、先は全く読めない。様々な登場人物の過去と現在を行き来しながら、物語は予想外の方向へと進んでいく。張り巡らされた設定を、どう回収するのか、途中から期待が止まらなかったが、思いもよらない着地に驚かざるを得なかった。
ラジオ
佐久間宣行のオールナイトニッポン0(02/22放送)
SPウィーク、オールナイトニッポン55周年記念特番が一段落してからの通常回。ゲストにはかもめんたるの二人。劇団の話や、キングオブコント優勝した後になぜしゃべくり漫才を始めたのかの話をしつつ、終始槙尾さんのズレている部分に対して、重鎮のようなう大さんがダメ出しに近いツッコミをする構図が面白かった。「簡単なパス(フリ)が苦手」と言う槙尾さんに対して、「じゃあ難しいパスもっと苦手だろ」とそれ以上ないツッコミう大さんがした瞬間が一番面白かった。
ポッドキャスト
古賀・ブルボンの採用ラジオ「Vol.28 コンビニこそていねいに愛しむ」
古賀さんの新刊が出たということで、今回は主にその話で40分。担当の人から、これは「日記」でも「エッセイ」でもない「日記エッセイ」だと言われ、「自分が書いてきたものって日記エッセイなんだ!」と気付いたという古賀さん。他にも、ブルボン小林さんが読んでみての感想や、サインに添える一言を文中から選んだが、選び方が下手だったかもしれないみたいな話が聴けます。新刊本が欲しくなる。
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