【カルチャー雑感】2024年04月28日~05月04日のマンガ、映画、YouTube
この一週間でふれて、印象に残ったものの感想です。
マンガ
冬野梅子「まじめな会社員(4)」(2022)
30代の女性会社員の、心の、そして人生の紆余曲折をとんでもないリアリティと情報量で描いた作品の最終巻。人物や風景は柔らかなタッチで描かれているが、主人公の心情はとても鋭利で、容赦なくこちらを切りつけてくる。誰かが歩んでいたかもしれない、もしくは、どこかで誰かが歩んでいる人生。
映画
「フジヤマコットントン」(青柳拓/日本/2024)
山梨県にある障害者福祉サービス事業所「みらいファーム」での利用者の生活にカメラが密着したドキュメンタリー。仕事の内容や、利用者の悩みなどにはスポットを当てず、ただ事業所の様子を映すのみ。それだけで、利用者の皆さんの個性や生活の様子がわかるのが不思議だった。こういった場は、絶対に守られていないといけない。
YouTube
カネヨリマサル「カネヨリマサル【ハッピーニューデイ】Music Video」
去年存在を知って、ちょっとずつ追いかけているスリーピースバンド。特別おしゃれとかではない、いわゆる普通の3人組。でも、それぞれから明るいオーラがにじみ出ており、それが曲にも反映されている。シンプルが故に意味が強くなる歌詞のメッセージと、歌いたくなるメロディ。ギターを激しくかき鳴らす部分もあったりして、まだまだ違う一面も見れそう。
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