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【日記】甥と「君のために生きていくね」

先日妹に息子ができた。
私も遂に叔父さんだ。

非常に喜ばしいことだと思うが、私は家族と折り合いが上手くいっていない。
要因は色々あるが元には私は5年ほど帰省もしていなければまともに家族との会話も同じくらいしていない。

子供が出来たという報告も、産まれてきて初めて知った。
相手がいたことも、妊娠していることすら私は知らなかった。
しかし私も家族に今どのような生き方をしているのか話していないので当然の結果といえばその通りである。

もちろん感謝はしている。
しかし、お互いに1度出来上がった気まずさをとっぱらって子供の頃のように話すには大きな溝が出来すぎている。

仲の良い友達からも子どもが生まれたと報告を貰うことが最近増えてきた。
報告を受ける度、「おめでとう」の気持ちの中に正直少しばかりの気まずさを感じている。

この気まずさはどこから来るのか。

きっと近い将来関わりを持たざるを得ないと感じるからだろう。
子どもは嫌いではない、むしろ可愛いと思っている。
でも、友達や家族のこどもは「可愛い」という感情だけで接するには余りにも距離が近い。

どう接して行くのが正解なのか、今は答えを持ち合わせていない。
しかし、それを理由に死ぬまで避け続けることは出来ない。

私の好きなバンドで「踊ってばかりの国」というバンドがいる。
彼なのアルバムで、「君のために生きていくね」というアルバムが好きだ。

このアルバムのタイトルには下津(Gt.Vo.)の実子への言えてこなかった素直でストレートな気持ちが込められている。

そのなかでもTrack.1のBoyという曲がとても好きだ。
演奏のグルーブ感も良く、ここ10年の日本語ロックでも特に完成度の高い曲だと感じているし、歌詞がとても良い。
様々な幼少期の原体験、親の背中、子どもの丸っこい足。
様々な情景が浮かんでくる。

今はまだ、私は素直にはなれないが
この曲をおめでとうの変わりに贈りたい。

パパとママにはずっと内緒だぜ。

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