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特別なスキルがなくてもできる    これからの「こっそり副業」の始め方!第3回

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企画段階

土谷:はい(笑)。逆に、今回東さんと私が昨年、ある場所で出会って、私が「こういう本書きたいです」みたいなことをお伝えしたら、ちょっと興味持って聞いてくださったのが東さんだったんです。何で東さん、編集者っていう視点から見て、何でこの企画はいいなとか、本にできるなって思ったんですか?

:そうですね。いくつかあるんですけれども、まず最初に、こういう企画をやりたいっていう、企画書ですね。それを見せてもらった時に、すごく丁寧にロジカルに書かれていたというのが、1つ大きいなと思いました。


それでいくつかその当時の企画書を見返してみてメモしているんですけれども、「強みを発掘しますよ」っていうこととか、「自己分析をしっかりやりますよ」ということが書いてあって、ずっとさっき土谷さん言われていたことなんですけれども、その自己分析と副業というのがなかなか最初、まあ僕はギャップがあって、「ああ、そこにつながるんだ」と気づかされたっていうのがすごく大きくて、それでこれは面白そうだなって思ったんです。


土谷さんが言われていたように、どうしても副業ってある意味、専門的なスキル持っている人がやるものだっていうイメージがかなり強くて、その仕事で培ったスキルとかを、10年間、20年間キャリアを積んだ人が、ちょっと違う所でやってみようみたいなイメージ持たれていると思うんですけど、やっぱりそれってちょっと、取っ付きにくいというか。


そうではなくて、自分の個性とか好きなこととかを活かしていくことで、副業に活かせるんだっていう視点が、僕はやっぱりすごくハードルが低いな、下がったなと思って、これは多くの人に知ってもらいたいことだなと思ったんです。

私自身の関心としても、1つのコミュニティーだけに所属意識を持っているっていうのは、ちょっと危ないなっていう問題意識をずっと持っていまして、会社以外に自分が認められる場所っていうのを、どんどん持っていけたら面白いんじゃないかっていうことを思っていたんです。そう思っていたところでこの「副業を簡単にできますよ」という企画が、すごく何かいいなと思ったというところです。

(読者の皆様から)自己分析に役に立ったっていうこととか、何か自分でもできそうだって思っていただけた感想も多かったですし、いろんなレイヤーというか、すでに始めてらっしゃる方とか、これから始めようと思っている方、いろんな読者の方がいらっしゃったんですけれども、すでに始められた方にとってみたら、知識としては知っていることが多かったんだけれども、非常にわかりやすく丁寧に書いていただけたので、それで自分のやってきたことをもう1回整理することができてよかったって、いうような感想ですとか。そういったコメントがすごく面白かったです。

長く安心して手にしてもらえるように

土谷:めちゃめちゃ女子向けのこのデザインとか、イラストとかもすごい議論しましたよね? (笑)。

:そうですよね。まさにマーケティングじゃないですけれども、どなたに一番手に取ってもらいたいかっていうところで、「一番求められているところはどこなんだろうか?」っていう話をすごくしましたよね。それでどうしても副業っていうと、専門的な知識を持っている人が向いているものが多いと、それとそういう人は得てして男性に偏っているっていう仮説を立てたんですけれども、その逆を行こうと。


そうしたときに、あまり自分に専門的なスキルやキャリアがないって、ちょっとあまり自信がない若手の女性向けに、手に取ってもらえる企画にしようということになって、イラストも考えたんです。いくつも候補を出したりとかして議論をして、まあ最終的にこのイラストレーターさんに頼んだんですけれども。それと、あとはどういった挿絵を、どういった場面で作っていくかっていうことも(笑)、すごく議論しましたね。

土谷:うん。個人的には何か東さんと、東さんすごい男性的なダンディーな方なのに(笑)。

:いえ、いえ(笑)。

土谷:「どれがかわいいですかね?」みたいなこととか、「どの色がいいですかね? 女性は」みたいなことを議論したのが、すごい面白かったなって思います(笑)。

編集者のこだわりポイント

:そうですね。それで言うとやっぱりカバーの仕上がりとかも、すごくそこはこだわったところでした。

土谷:何か編集者さん的にこだわったポイントとか、苦労したこととかありましたか?

:そうですね。編集者としてって、要するに本が出来るまでに、出来てから売れるまで全部編集者の仕事だと思うんですけれども。難しいなと思ったのは1つを取ると1つを捨てるっていうか、そういったところがあるのかなっていう悩みがありまして。

それがカバーの雰囲気なんですけれども、すごく落ち着いた仕上がりになっているかなと思って。

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ピンク色でやさし目のカバーになっているというのは、長く手に読んでても安心して読める物なのかなっていう気がするんですけれども。ちなみにこれってあれなんです、書店で並んだときに、実はあまりパンチがないというか(笑)、目立たなくなってしまうんじゃないかっていうリスクも同時にあったんです。

ある意味ちょっと目立たない雰囲気かもしれないけれども、長く安心して持ってもらえることを意識してカバーの色も決めました。最初は何か紫にするとかそういった案もあったんですけれども、それはちょっと違うんじゃないかっていうようなところとか、あとは帯のコピーとかもいろいろ考えたりとかっていうのをやっていきました。

色の目立たなさっていうところは、ポップを書店に配ったりとかして、それでちょっと目立たせることには、解消できたりとかはしたので、そういったところも工夫したところかなと思います。

土谷:なるほど。すごいデザインとか、イラストの感じとかも、めちゃくちゃこだわりまくって、ギリギリまで「こうできますか?」とか(笑)、言って聞いていただいたのが、すごいありがたかったなって思います。おかげさまで本当にすっごい好評ですし、順調に本も売れているので、本当にありがとうございました(笑)。

中身はロジカル

:こちらこそ本当にありがとうございました。出してみると女性向けの外見ではあるんですけれども、実際は、男性のファンにも広がっていったりという現象がありまして、まあちょっと買うときに若干勇気がいるっていう方もいらっしゃるかもしれないんですけれども、読んでみると、とても親しみが持てるというか、ロジカルにどんどん進んでいける本なので、ぜひ男性の方も買っていただければありがたいなと思います(笑)。

土谷:確かに。結構購入してくださった方からメールとかいただくと、奥さんが買って試しにちょっと旦那さんが読んでみたら、旦那さんのほうがはまっちゃって旦那さんが先に読み始めたみたいな(笑)。こととかも結構聞くので。中身はすごいロジカルなので、男性にも気に入っていただけてよかったなって思います。

司会:では、お二人ありがとうございました。
では続いて参加者からのQ&Aに移っていきたいと思います。

「自分の強みが考えられないときの工夫ですとか、強みに出会う人が増えるように、お勧めの行動とか場所とかありますか?」

っていうことが質問に出てきているんですけれども、土谷さんいかがでしょうか?

明日1日休みになったら、何をする?

土谷:そうですね。もちろん本の中に書いてある自己分析ワークとかも、すごいお勧めではあるんですけど、そうだな。でも、私がいつもこう強みを見つける仕事をしてて、会った人に結構よく聞く質問が実はあって(笑)、それは皆さんも聞いていただくとすごいいいんじゃないかと思うんですけど。会った人に、


「明日1日休みになったら、何でもしていい休みだとしたら、何しますか?」「何か自由な時間があったら何しますか?」

聞いてみたりするのはすごくお勧めで、それが何で強みを見つけるにつながるかというと、結構人によって時間をかけるものとか、時間があったらやることとか、お金をかけてやることとかってかなり違うんです。


これ聞いてみるとすごいわかると思うんです。例えば1日あったらもう旅行に行きまくるっていう人もいれば、家で本読むよっていう人もいたりとか、ゴルフとか、カラオケとか、いろいろわかると思うんですけど、そうやってこう何も強制されないときにやっていることって、やっぱり好きだったりとか、それだけ時間をかけてやっていることなので、すごい強みになりやすいんです。

その分の知識とか情報量って絶対に人よりも多くなっていくので。そうやってこう他人に質問を投げ掛けつつ、自分にも質問を投げ掛けつつ、「あ、人ってこんなに違うんだな」みたいなところを日常的に見つけていくと、だんだんこう自分の知識とか、スキルとか、興味ある分野っていうのがすごいくっきりしてくるんじゃないかなって思います。

司会:ありがとうございます。あと「お勧めの行動とか、場所とかってありますか?」っていう質問です。

土谷:お勧めの行動ですか? (笑)。

→第4回に続く

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