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私的PC選びについての考察

これまでの反省を踏まえて、私好みのPC選びのポイントについて考察してみました。よろしければお付き合いください。


表示画面は大事 (画角が13インチ以上、外部ディスプレイも要検討)

表示画面の大きさ、精細さは、PC利用時間が長くなればなるほど重要です。
一般的に表示画面が大きいほど目に優しくなると考えられますが、一方では可搬性が犠牲となります。PC利用目的に応じて、適切なものを選ぶ必要があります。カタログスペックに惑わされず、実際に実機を見ておくべきです。

写真や動画を綺麗に見たいのか?文字がはっきり写るのか?機種によって向き不向きがあるような気がします。目的が前者であれば、13インチでは小さすぎるかもしれません。実際のところ、私の13インチ MacBook Proは外部ディスプレイに接続して使っています。


キーボードも大事 (しっかりした打鍵感のUSレイアウト)

オンラインショッピングでもメールのやりとりでも、入力手段であるキーボードの使い心地は非常に大切です。いい加減な作りのPCだと、キーボードの反応が悪くてタイプミスがしょっちゅう発生して、イライラしてしまいます。表示画面同様、実際に実機を触っておくべきです。

キーレイアウトにも注意が必要です。特に日本では日本語JISキーボードというレイアウトが一般的ですが、他にUSレイアウト等も入手可能です。記号入力に関してはUSレイアウトの配列の方がスッキリしてわかりやすいのですが、日本語と英数の入力切り替え、日本語変換(小さめのENTERキー)に慣れるまで苦労します。

職場や学校のPC、もしくは気軽に相談できる友人と同じものを選ぶのが無難だと思います。私の場合、職場がUSレイアウトなので、自宅でもUSレイアウトの外部キーボードを使っています。


WindowsかMacか? (Macがすき)

PCを購入する目的が特定のアプリ(特定のゲーム、動画編集、音楽編集、オフィスソフト等)を使うことであれば、WindowsかMacの選択肢で迷うことはありません。そのアプリが推奨する方を選ぶだけです。

「このアプリはWindows / Mac両方で動きます」となっていた場合、そのアプリの説明書に注目してください。Windowsならこの機能が使え、Macならこの機能が使えるというような説明があるはずです。機能制限がない方が、そのアプリを使うべき環境です。

「自分は特に特定のアプリを使うことをPC利用目的とはしていない。Web閲覧、Eメールのやりとり、音楽のストリーミング、文書作成ができればなんでも良い」という場合は、Macを勧めます。PCを使うのに必要と思われるアプリは大概、Macに同梱されていて、個別に購入してインストールといった手間がありません。アップデートも自動ですし無料です。

とは言いつつも、データの互換性と操作の慣れを理由として、Mac環境でありながらMicrosoft Office365、ブラウザはGoogle Chromeを使っていますけどね。


メモリ容量 (最小で16GB)

メモリ容量が大きければ大きいほど、アプリが軽快に機能します。予算が許す限りの容量を確保すべきです。

今の環境が色々拡張してきて16GBとなったので、これをミニマムと考えています。


CPUはどれにする? (Apple製チップ)

私が推すMacには、Intel製チップのマシンとApple製チップのマシンがあります。旬なのはApple製チップでしょうが、Macで使うアプリによってはIntel製チップであることを求められる場合があるそうです。一般用途だとApple製でしょうね。でもこちらは、処理性能を上げるためCPUチップ上にメモリを実装しているので、後々拡張ができない点が残念です。


ストレージ (最小でSSD 1TB)

最近発売されているPCは大抵、SSDと呼ばれる半導体ディスクを搭載しています。容量については予算次第でしょう。私の場合、写真データと音楽データが特に多く、全体で約700GBを使用中です。
注意すべき点は、半導体ディスクには寿命があることです。大事なデータを長期保存するなら、他の媒体にバックアップする必要があります。(私は外部HDDにバックアップしています。)

今の環境が色々拡張してきて1TBとなったので、これをミニマムと考えています。


マウスを忘れるところでした (Apple Magic Mouse 2)

モバイルPCにはトラックパッドが搭載されていて、必ずしもマウスがなくても操作はできるのですが、性能が良いマウスがあると生産性が劇的に改善します。価格的にも数百円から1万円以上とバラエティがありますが、安物は反応が遅かったり、滑らかに動かなかったりしますので、ちゃんとしたものに投資すべきです。
Mac購入を検討するのであれば、Apple Magic Mouse 2とはベストマッチだと思います。


モバイルPCか、デスクトップPCか? (結論つかず)

これこそ、PCの用途次第っていうのが正解なのですが、私の場合、メインマシンはモバイルかなと思っています。あちこちに連れ出せるし、単体で大概のことができるのが頼もしい。

一方で、私はサブマシンはデスクトップPCにしたいと思っています。
大型モニターに接続して、高性能の外付けキーボードを接続したら、最高の編集作業環境が整います。


インターフェースの充実度も大事

Mac推しの私ですが、最近のマシンで不満な点を挙げるとすれば、モバイルPCの場合、ハードウェアインターフェースがプアなことです。主にUSB-C端子しか無いようです。USB-Cが広く普及してきたとはいえ、多くの周辺機器はいまだに旧式のUSB-A端子を求めています。

デジカメとのデータやり取りは、デジカメに搭載しているメモリカードをPCに差し替えるのが一番便利。カメラとPCをケーブルで接続できますが、ケーブル自体を余計に用意しないといけないのが難点。メモリカードスロットがあれば、デジカメとPCだけで済むのに。

これらは勿論、外部インターフェースユニットを使えば解決しますが、折角の可搬性を、外部インターフェースユニット同伴という不細工な形で解決したくないです。

少なくとも、①充電用端子、②外部ディスプレイ接続用端子、③外部キーボード接続用端子、④携帯電話接続(充電)用端子、⑤デジカメ取り込み用カードスロット、⑥マイク付きステレオ音声用端子は欲しいなぁ。


相性の良いPCは長持ちする

私の場合、拡張性の高いPCを購入した場合、大変長持ちしています。例えばこの記事を書いているApple MacBook Pro mid 2012は10年前に発売されたモデルですが、ストレージを何度か更新したり、故障部品をリプレースしたりしながらも未だに現役です。また、Appleという会社が一つのシリーズを長期間無料アップデートし続ける会社であったというのにも助けられました。

Appleは時々、バッサリと過去との決別を平気でやる会社でもありますが、その時は劇的な進化を遂げていて、大体において「まぁいっか」と諦めさせてくれるので考えても仕方ないか(苦笑


いつリプレースするのか?

私にとって、PCをリプレースするかどうかの判断基準は、

  • 機械としての動作が安定せずに、使い物にならなくなったとき

  • 使いたいアプリがOSのバージョンアップ等により使えなくなったとき

  • アプリが要求する実行環境に、PCが付いて来れないとき

  • 新機能が魅力的だったとき

  • PC自体がとても魅力的だったとき

といった感じです。

今すぐ、リプレースする?

上記の条件に私のMacを当てはめてみますと、

  • [機械としての動作が安定せずに、使い物にならなくなったとき - 非該当]
    現行のMacBook Pro mid 2012は、非常に安定稼働しています。
    偶に、クラムシェルモードからの切り替えがうまく行かずに内部ディスプレイが機能しなくなることがありますが、強制リブートするとリカバリーするので実用上は大した問題とは捉えていません。

  • [使いたいアプリがOSのバージョンアップ等により使えなくなったとき - 非該当]
    使いたいアプリは、多少のもたつきはありつつも安定稼働しています。
    アプリ起動に時間がかかったり、動画編集時にもたついたりしますが、使い物にならないと判断する程ではありません。

  • [アプリが要求する実行環境に、PCが付いて来れないとき - 非該当]
    USキーボードの日本語入力切り替えキーを編集するアプリが、最新のMacOSにしか対応していないのにはガッカリしましたが、代替方法があるので許容しています。

  • [新機能が魅力的だったとき - 該当!]
    最近のPCの表示能力の向上には目を見張るものがあります。
    こればかりは10年前のハードウェアでは太刀打ちできません。

  • [PC自体がとても魅力的だったとき - 非該当]
    最近のMacは、新しいCPUのおかげで性能が一気に伸びました。
    しかし、その一方で大幅な値上げが実施され、価格性能比での競争力が削がれてしまいました。さらに、インターフェースの種類を絞りすぎです。

1勝4敗。

こんな調子では、PC購入許可の決裁は到底おりませんね。

しばらくはまだ、様子見です。

まとめ

最近のMacは拡張性がなくって、自分でメモリを増強したり、ストレージを置換したりすることができないようです。買ったら最後、変更ができないんです。これって少しガッカリですね。。。


なんだかんだ言いながら、値上げ前のM1 MacBook Airをこの4月にデューティーフリーで買わなかったのを正当化したいだけじゃん」と思ったそこのあなた!


、、、けっ、けっ、けっして、そっ、そんなことはありませんからね!


ここまで読んでいただき、有難う御座いました。

これまでの収益は全て、それを必要としておられる方々へ、支援機関を通して寄付させていただきました。この活動は今後も継続したいと思っています。引き続きよろしくお願いいたします。