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協会代表のふなよ氏にインタビューしました(後編)


前回のインタビュー記事の続きです。

前編の記事を読んでいなくても読んでいただける内容で、今回はふなよしさんの考えている日本リベラルアーツ協会の姿に迫っています(^^)

日本リベラルアーツ協会とは、どんな団体なのか?少しでも皆さまに認知して頂ければ幸いですm(_ _)m

前回に引き続き、聞き手はふじもんです。


日本リベラルアーツ協会の現在地

リベラルアーツ協会に参加されている方のプロフィールを拝見しましたが、皆さん興味関心のある分野がそれぞれ違っていますよね。
もっと直接お話する機会が欲しいなあと思いました。

そうですね。内部交流がもっとできたらいいなと思っています。
面白い方々が多くて、僕自身も活動していて本当に楽しいなと思っています。
現在、日本リベラルアーツ協会では、かなり社会人の方も多く関わって下さっています。今後は学生さんもターゲットにしたイベントや勉強会などをやっていけたらと考えています。
大学生向けのプログラムを考えていたり、実際にリベラルアーツ教育に取り組まれている高校や大学へ赴いて、教員、教授の方々からお話を聞いて勉強会を開いてみたりということを考え中です。

大学生向けのプログラムは僕も関わらせて頂いているので、一緒に頑張っていきましょう!

頑張っていきましょう!!


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目指していきたいリベラルアーツ協会の姿

ちなみに、ふなよしさんと僕は同い年ですよね。

そうですね!

幅広い世代の方々や興味関心のが異なる方たちと、リベラルアーツというものに関して一緒に同じ方向性を目指すのは大変じゃないですか?

そうですね、でもまあ、リベラルアーツ自体、大きなものです。全然僕の手にも負えないようなものなんですよね。
前回の卓球部のところでもお話しましたが自分は集団全体に対して指示を出すというよりも、1対1で全員と繋がったり、うまく間に入って調整をするというようなタイプです。
さらに、自分の決めたものが100%正しいわけがないという前提でやっています。
なので、リベラルアーツ協会の人たちと対話をしながら、意見を交換しながら考えを深めていったり、方向性や活動を決めていけたらいいなと思っています。
また、間違えたときとかに、なにか修正がかけられる余地というのは常に残しておかないととは思っていますよね。 ​
なので尚更、大変だと思うかもしれませんが、色んな方々と対話を重ねながら進めていくというスタンスが大事になると考えています。

バランスの取れた考え方だなと思いました。
元々のキャラクターもそうですし、大学院まで進学されて研究をしていることがそれを後押ししている部分もあるのかなと思いました。

恐れ入ります...。

リベラルアーツということを度外視しても団体として活動していくということであれば、ふなよしさんのペース感で行ったほうが心地よく感じる人もいるだろうし、参加はし易いですよねきっと。

そうですかね(笑)
そうあってくれると良いなと思います。

運営の仕方について

参加のしやすさを分かっていて、あえてやっているのか、その辺りをお聞きしたいです。

勿論まあそういう部分もあります。
ただ、ここまではもう決まっていることなので、これを前提にやっていきましょうという進め方も、ちゃんと使い分けないといけないところだと思って運営をしています。
それともう少し、やっぱり協会のメンバーそれぞれが個別でやっていることとかは、求心力をもって進めていけるようにしてもいいのかなという時期にはなりつつあると思っています。

ただ、人によってはやってみたいことがあったとしても中々、最後の一歩を踏み出すのが難しいかなと。僕もそのタイプなのですが…。

そうですよね。とてもわかります。
現状の課題ですよね。でもだからこそ、一人一人は自信がなかったり小さな力でも、仲間がいれば支え合えることも多いと思います。皆がやりたいことを気軽に言える雰囲気が大切だと思っています。
最近は特にやりたいと仰ってくださっている方が増えてきて、嬉しいことだなあと思っていますし、ありがたいことです。


グラデーションだから、リベラル「アーツ」

最後に伝えたいことはありますか?

ま、じっくりというお話もありましたけど物事ってそう簡単に上手くいかないと僕は思っているんですよね。
なんかその、真っ黒ってなかなか無いと思うし、真っ白も中々ない。
残りの間のグラデーションの中でどういうかじ取りをしていくかとかどういう風に考えていくのかがどうしても大事になっていくと思っています。
これさえあれば上手くいく、万事オッケーだろうということも中々ないと思ったりはします。勿論、短期的に見たりすれば、勢いとノリさえあれば上手くいくみたいなことは沢山あるでしょうけど僕らがやりたいことってそういう一か月単位のことではないですよね。
もっとじっくりやっていくということもあるので、その辺りはじっくり考えるところはじっくり考えて、ま、でも行動に移すときは素早くみたいなことでやっていけたらいいんじゃないかなと思いますよね。


船岡佳生(ふなおかよしき)のプロフィール

誕生~大学
1998年東京都三鷹市生まれ。
九州大学工学部機械航空工学科に入学し、鳥人間チームに所属。
九大相撲部を復活させる。
2019年には鳥人間コンテスト滑空機部門準優勝に電装班班長として貢献。
学生団体活動のきっかけ・開始
「福岡中小企業経営者協会主催のリベラルアーツのプログラム」
LAPで2年間学び、学生代表を務めるなど幅広く活動。
九州大学修士課程を休学しコロナ禍であっても、「人と人、物、知の間に激しい反応を生み出す」ために学生団体ラジリアを創設。
現在の活動
オンラインの居場所や学びの場づくりの経験を活かすため、東京工業大学 環境社会理工学院 中野民夫研究室に転校。
科学技術倫理を問い直すワークショップの研究を行う。
大学院での研究の傍ら日本リベラルアーツ協会を立ち上げ、鋭意活動中。

取材/編集・ふじもん

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