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Mission: カオスな業務現場を救済せよ! 〜 IBM Cloud Pak for Business Automation で業務自動化 〜 "適用領域を間違えたRPAプロジェクトは失敗する"の説: 『失敗から大逆転の巻』①

我々は今、激しいビジネス変化の真っ只中にいます。生産年齢人口が激減する中、様々な情報がデジタル化され作業は日々増え続けており、現場はいわゆるカオス化しています。そんな中、作業現場の救世主として注目されているのが、ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)です。その特徴は、以下になります。
・RPAは、ナレッジワーカーが行う反復的で定型的な作業を自動化するために、ソフトウェア・ボットを使用する
・RPAの「ボット」は、アプリケーションのユーザーインターフェースを操作する人間の動作を再現する
・大量の作業を効率的に遂行する(既存のインターフェースに変更は必要なし)

RPAをうまく利用することで、自動化、スピード化、人的ミスの削減、そして、人員最適化、開発費削減、既存システムの接続、など実現することが可能です。しかし、適用領域を間違えてしまうと、“やったはいいが、思ったほどの効果が出ない”、という失敗プロジェクトになりかねません。そのような残念な結果にならないように、実際の例で失敗の原因とそのリカバリーの方法を説明し、さらに業務自動化を推進し改革を実現するヒントをご紹介します。

第一回目は、なぜ業務現場がカオス化してしまうのか、その要因を抽象化した例で見ていきたいと思います。

簡素化した開発プロセスの状況をみてみましょう。
企画、設計、生産、テスト、保守という大きな流れの中で、それぞれのフェーズではたくさんの工程が関連しあって進んで行きます。その一部分にフォーカスすると、前後左右に関連する工程と連携しながら一つの工程が存在し、その工程の中では多種多様な作業が実行されます。前工程からの成果物など色々なインプットを受けて様々な作業を行い、他の工程から連携待ちをしながら処理を進め、次の工程に遷移します。不備による手戻りも発生し、やり直しも必要となります。それぞれの作業は属人化され、工程の中身はカオス状態になってしまいます。その要因には、次のようなことが考えられます。

情報のコピー&ペーストの繰り返しや、システムへの手入力など、煩雑な手作業があります。設計図などから人が属人的に情報を収集していることもあるでしょう。そして、紙媒体から人が情報を読み取り、時間をかけてデジタル化することもあり、物事を判断する場面では、経験と知識で属人的に意思決定を行い、結果が一定しない、という問題も見受けられます。また、知識や経験不足で、専門家へ相談しなければならない煩わしさもあり、他の工程との関係で処理待ち時間が長く、無駄が発生することもあります。更に、属人的なやり方で工程内の処理を実行するため、担当者のスキルに応じてかかる時間や精度がまちまちとなり、不備による手戻りが発生し、処理のやり直しなど大きな無駄が発生することも考えられます。

このような問題が絡み合って、業務現場がカオス化してしまいます。

図1

RPAを適用することで、この中ですと、コピー&ペーストや入力作業といった、担当者による手作業が自動化され、業務の効率化が進みます。しかし、適用領域を間違えてしまうと、”労多くして功少なし”という結果にはまり込んでしまう可能性があります。

次回(第二回目)、一つの失敗例をもとに、その落とし穴にはまってしまった原因と、失敗から見事リカバリーした方法、更に改革を加速した大逆転のお話をしたいと思います。きっと、お役に立てる情報と思います。

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