親としての本音と3つの性質
❶「子育ては大変だけど、子どもが大好き。」
「子どもととても良い関係を築けています。」
❷「子どもはわたしの所有物、何をしても誰にも文句は言わせない。」
「子どもの欲しい物はなんでも与えています。この子はわたしの命です。」
❸「子どもが寒がっていようと、苦しんでいようと、私には関係のないこと。」
「子どものいる生活、もう耐えられない。わたしもうダメかも・・・。」
これら3つの違い、いかがでしょうか?
自分の体調や、その日にあった出来事、天候や気温にも左右されるかもしれませんが、人の気持ちには、3つの性質があると言われています。
(ヨガの教えでは、正確には人の気持ちだけではなく、この世の全てが3つの性質を元に作られると言われています。)
その性質とは、
❶ サットバ(純質)
❷ ラジャス(激質)
❸ タマス(鈍質)
の3つです。
サットバ(純質)の性質:
澄んだ水、汚れのないもの、軽い、明るい、調和、幸せ、知識
ラジャス(激質)の性質:
波打つ水面、激しさ、溺愛、渇愛、執着、貪欲、活動的
タマス(鈍質)の性質:
濁って底が見えない池、怠惰、怠慢、目的喪失、無気力
を表します。
幸せな状態、心地よい状態(サットバ)が心の多くを占めるようになると、激しい感情や強い執着心など(ラジャス)は勢いをやわらげ、無気力になったり沈んだ気持ち(タマス)も落ち着き、バランスの取れた日々を過ごせるようになります。
例えば、上記の ❶
「子育ては大変だけど、子どもが大好き。」
「子どもと、とても良い関係を築けています。」
こういう気持ちの時は、サットバが優位になっている状態と言えると思います。
「もううちの子、最高!愛してるよ♡」
と思える時も、安定している状態で ”サットバな状態” と言えるかもしれません。
上記の ❷
「子どもはわたしの所有物、何をしても誰にも文句は言わせない。」
「子どもの欲しい物はなんでも与えています。この子はわたしの命。」
こういう気持ちの時は、激しい感情や強い執着心など(ラジャス)が強くなり、周りが見えなくなったり、落ち着きのない状態といえます。
つい、イラッとして子どもを叱ってしまったり、いつもより厳しくしてしまうとか、、、。
上記の ❸
「子どもが寒がっていようと、苦しんでいようと、私には関係のないこと。」
「子どものいる生活、もう耐えられない。わたしもうダメかも・・・。」
これは、もう一つの性質(タマス)が強い時といえます。全てが嫌になってしまったり、悲しみから抜けきれない・・・など感じたり。
感情まかせに叱ってしまった、厳しくしてしまった・・・、その後の落ち込み。
そうやって短いスパンでの気持ちの浮き沈みや、長い目で見た精神状態も、この3つの要素で表すことができます。
なるべくならサットバな状態で、日常を過ごしたいものですが、そこは人間。いろいろありますよね。
サットバな状態に近づくためにも、
自分が幸せと感じられること
好きなことを少しずつでも取り入れること
それらを含む、セルフケア が大事だと思っています。
ヨガをすることも、セルフケア。
わたしはヨガで、子育てが楽になりました⭐︎
そして、最終的には『心の波を鎮める』ことで、『本質の純粋な幸福』に近づくことがヨガの目的とされています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?