ヨガ的子育てのススメ|正直に|ハートの声を聴く
ヨガの知恵を子育てにー
ヨガ哲学の教え、それをヨガ的「生活のススメ」と考えたら、子育てにも使えることがたくさんあります。
ヨガ的生活のススメの一つ、【 正直でいること 】について書いてみたいと思います。
正直でいること。
自分の本当の心に対しても、他人に対しても、正直にいる、ということです。
嘘をつく、というより、正直でいる、ということです。
嘘には、良い嘘とか、優しさからくる嘘などあると思うので、それが自分の心に正直に思うところの嘘だったら、それは、【 正直でいること 】に反しないと思います。
本当は、お茶が飲みたかったんだけど、友達はコーヒーを頼むというから、私もコーヒーにしよう。
本当は、お節料理はもう作りたくないけど、「家庭の味」を大切にしないといけないから、出来合いのものは買わないでおこう。
子どものために、と、色々我慢しているけど、本当はもう我慢したくない。でも、子どものために・・・子どものために・・・。
なんていうのは、頭で”ぐるぐる”と思考を働かせての答えではないでしょうか。
ハートではどう感じているの?
「自分は〇〇と思うけど、でも違うやつでも良いよ」
と心から言えるなら良いのですが、
「自分は〇〇と思うけど、それを言ってしまったら嫌われるかも」
「自分は〇〇と思うけど、それをやってしまったら、自分の価値が無くなってしまうかも」
などと、考えた上での意見は(もしかしたら癖で人に合わせてしまう意見)、それは本心なの?本当に?と疑う必要があると思います。
もしかしたら、自分に不足感を感じているがゆえの選択かもしれません。
ハートではどう感じているの?
自分に不足感を感じている状態とは、職業や住んでいる場所、ブランドの装飾品などなどに頼らないと、自分はつまらない人間、素の自分は価値がないと思うことです。
「そのままの自分だけ」では、友達に「すごいね」と言ってもらえない、上司から「仕事ができる人材だ」と認められない、子どもは「いい子」に育たない・・・
というような考えです。
たくさんの【 不・正直 】が続くと、いづれ歪みとなって、どこかに現れてくると思います。
ご自身の病気となって現れるかもしれないし、夫婦関係が円満でなくなるかもしれません。お子さんの心の不安に繋がるかもしれません。
親子の関係は、深いご縁があってのものです。
どんな親子でも、意味があっての組み合わせで生まれてくるようです。
そこで学ぶこと、経験すること、全てに意味があって、今世で親子として生まれてきています。
いろいろあるけど、親が歳をとった時に、成長した子どもを心から誇りに思えるか。子どもが、年老いた親を心から大切に思えるか。
この辺りは、親になった人から、自分に【 正直でいること 】を実践していくことが大事なことかな、と思っています。
また、過去の自分を軸に「正直」になるか、未来の自分に合わせた「正直」になるか、そこも、見分けることもものすごい大事なポイントになります。
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