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残業の届出制なんて意味ないね

どうも、じぇいかわさきです。
前ちょっと目に付いたネットニュースについて今日は書いていきます。。

残業の届出制の実施

とある企業が、働き方改革の対応策として、夜8時以降の残業は届出制にすると書いてありました。

個人的には、こんなのでうまく行くのか疑問でしかない。そもそも、労働基準法で残業時間は決まっているはず。
だから、残業をするには届出をして、元々管理しているのが常識じゃないのか?

その昔、戦うサラリーマンがCMで流行った頃は、高度成長時代でそんなの無視無視で、会社が行け行けドンドン状態だった。
だからたまに労働基準局の査察を受ける会社が多かった。

リーマンショック以降、残業時間はだいぶ制限されているはず。

それ以降徐々にブラック企業が脚光を浴び出し残業管理は厳しくなってきているはず。

損益確保の出荷対応と言う抜け穴

まず自分の経験から行くと、直接製造ラインに入っている人以外、残業=生活残業を指すのだ。
だから、自分一人はって思ってみんな勝手に残業をする。例え申請が必要であってもね。

そして、ラインの作業者はさ、売上確保っていう名目でやりたくなくても残業させられているんだよ。確かにラインは稼働した分売上に直結しているからさ、ひ方無いかもしれないね。

でもさ、そのラインをサポートする名目で直接間接と言われる人員が残業を一緒にする。でもそいつらは問題がなければ居るだけの生活残業となっている。

そういう無駄な部分や、仕事のやり方を変えるべき部分については、一切手を入れていない。区分するのが面倒だろうし、万が一問題が発生した時に対応できないと困るから。

そう万が一に備えて待機しているんだよ。

矛盾の塊

結局の所、今の働き方改革っていうのは、現状を変えることが怖いしめんどくさいから、役員自らが変えようとはしない状況。

ましてや工場なんて、会社の出荷高を担っているところだからなんて思いで好き勝手やっている。

働き方改革で、労働時間を減らし生きがいのある職場をなんて、チャンチャラおかしいぜ。

建前とホンネの矛盾だらけの中で実行しているんだから。

だからさ、働き方改革なんて口先だけで何にも変わってないよ。月末に役員が残業は大丈夫だよなっていう確認だけ。

そんな会社は先が見えてるね。



じぇいかわさきです。生産技術者として35年、今まで培った経験とスキルを元に、ものづくりに関わる世の出来事に対して思ったことをホンネで書いてます。ノウハウやアイデアもありますよ。 また写真も全力で撮っています、気に入った写真があればサポートや感想をぜひお寄せください。