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企業人材育成コンサル22年目の今~キャリア自律について話そう⑩成長を止めないで

最近の事例から:「自信あり」か「多様性なし」は紙一重

「自信あり」が行き過ぎると、成長が止まります。天狗にならず、頭を垂れよう。

『実るほど頭を垂れる稲穂かな』の心情で。

そこで、今回はキャリアは山登りという話をします。

「キャリアは山登り」と聞いたことはありませんか?

最初から頂上が見えているわけではない。
予想外の道を通ったりしながら森林限界を超えると、一気に視野が開けて頂上も別の山も見えてくる。

キャリアも同じだと言われます。
まずは何でもやってみる。そして、できることが増えるということが大事。増えてから見えてくるものがあるから。

就職して間もない方が、自分のキャリアのゴールが見えない、というのは当たり前です。

最近みるケースで気になるのは、キャリアを積んできて、自信過剰になっているケースです。

これは黄色信号。一旦立ち止まってキャリアの棚卸を改めてやってみませんか。

自信があることは大切なことです。とても素晴らしいことです。誰もが自信をもてたらと思うものです。

けれど、自信過剰となると、キャリアを止めてしまう恐れがあります。自分の考えにしがみつき、他の意見を聞かなくなり、周囲を見なくなります。

その結果、凝り固まった人という印象を放ち、自分の知っている事の中でのみ判断を下すようになり、自分とは違う意見などを取り入れなくなります。多様性もゼロと言わざるを得ません。自分が常識・基準なのです。

私たちは人との違いや、人との交流により、自己成長を加速させていくものです。

成長を止めてしまうのが、時にして私たちが身につけたいと思っている「自信」であることを頭の片隅において、時々、自分を振り返ってみることをおススメしたいと思います。

次回もまたキャリア自律について話しましょう。


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