君は発信がしたいの?答えを探して。
実際、セッションの中で前にコーチに聞かれたことがあります。
「君は発信がしたいの?」
その時は、「う〜ん、そうなのかなあ?」とはっきりしませんでした。わからなかったんです。
なぜなら、発信そのものに向き合ったことがなかったから。
以前にブログを書いていた時期は少しあるのだけれど、それこそその時は自分の書きたいことをひたすらに書く、雑記ブログという形でした。
確かに雑記でもブログとしては成り立っているのだが、明確な目的がそこにはなかった。
目的がない作業は、それに気づいた瞬間モチベーションが失われる。
昔行われた実験でもそんなことが示唆されていた気がする。
モチベーションの低下は当然文章にも表れてしまうんですよね。
書き手の「書くの嫌だなあ」という気持ちは自然と読者に伝わってしまうんです。
そんなわけで当時は答えが出なかったのですが、
毎日のNote更新という課題を経て、やっぱり自分と深く向き合う過程は発信した方がいい。
その方が楽しい毎日になる。と今は感じています。
理由は簡単。
そうでないと、本当に毎日が適当なものになってしまうと思うからです。
ここ1ヶ月ほど、毎日記事を書こうと苦しんでわかりました。
なんとなくで過ごしていた日にはなかなかテーマが頭から浮かんでこない。
机に向かうモチベーションも出てこないんですよね。
変にストレスを感じると僕の頭はセブンイレブンのサーモン寿司を爆買いしたがったり、やる気が起きなくて1日中寝てしまったりします。
うまくいかない時はとことんうまくいかない。
なんてことをなるべく避けられるか、自分にとっては1つの実験と検証という意味で毎日を過ごしています。
この実験と検証の過程は普通の企業で言うところの商品開発。
商品開発ではときに何通りものサンプルを作って、何十回、何百回も試したりしますよね。毎日を生きていく過程をそのままデータとして蓄積していく。それが個人で生きる僕たちの生活です。
僕たちフリーランスは自分が商品だから、自分自身が骨身を削って検証を繰り返す。
しかもそれだけではなく、あらゆる出来事に対してアンテナを向けて自分の感情や思考、細かな感覚を捉え、分析する。
分析が進めば進むほど、アンテナは枝分かれして、情報を捉える味目も細かくなって、扱えるものが、捉えられるものが増えてくる気がするんです。
言語化や行動に結びつけば気分上々。
一番言いたいことが、記事としてまとめ上げられると最高です。
1つ課題を乗り越えると、どっと疲れるけれど、「なんとかなったあ・・・」という感想が音にならない声として漏れ出てくる。
僕は、心の中で喋る方が本当は得意なんです。文字にするには少しばかりエネルギーが必要。
だから、意識して言語化しないと。相手に伝えないで隠そうとするから。シャイなんですね。そうですね。
自分の思いを吐き出すことを意識して初めて、情報のアンテナを展開することができる。
アンテナを展開したら、入ってきた情報や記憶の中から「何か言いたいことないかなあ」と検索を始める。
なんとかテーマをひねりだし、記事にする。
時には、記事を書く中でテーマを思いつき、記事としてまとめ上げる。
そして毎回、「なんとかなったあ・・・」と息を発するのだ。
こっそり心の中の自分とハイタッチ。
また一つ成長できたね。
世の中にわからないことがまたひとつ減りました。
と同時に、またわからないことも出てきました。
またなんとかするしかない。
実際に体験してみて思うけれど、「書く」って誰にもできることではない。
ただなんとなく書くだけならできるだろうけれど、それってできているようでできていないんだと思っています。
小学生の読書感想文だったり、遠足の感想ってあるじゃないですか。
あれも確かに文章で、原稿用紙は文字一杯で埋められているんです。
けれど、内容を見てみると、感情だけが雑多に記されていたり、あるいは時系列に事実をポンポンと並べただけの報告日記みたいなものになっているものがほとんどです。
先日実家に帰った際に、なんとなく部屋を整理していたら、小学生の時に課題として毎日書いていた日記を発見しました。
懐かしいなあ。と思ってパラパラと読んでみると、やっぱり事実が並んでるだけ。当時の僕は一生懸命書いただろうけれど。
それも細かく時系列順に並んでいて長い。これを毎日読んでいた先生にはご苦労かけます。
そんなわけで「なんとか書き上げる力」のようなものは、意識して鍛えなければ身につかないと思います。
特に、不安定を不安定でぶち壊そうとするフリーランスにはどうしても必要です。
「なんとかすること」が誰にもできるんだったら、3年以内に90%以上のフリーランスが道を閉ざしていないし、新卒で就職した人の3割が退職・転職などしていないだろうと思います。
どうなるかわからんけど出してやる!!というある種の割り切りというか、開き直りができた人こそが立つことのできる舞台。
それがフリーランス。
僕はそんな舞台の上で日々過ごしています。
しかも、舞台での演技が実際に受け入れられるかはまた別の話。
怖いですよね。でも、フリーランスという世界はそうやってできているんです。そういう仕組みなのです。
だから。毎日区切って毒を出す。
リフレッシュして明日をまた新鮮な気持ちで迎えられるように。
そんなギャンブル性に毎日触れているのだから、しっかり1日を区切らないとあっという間に体調にガタがくる。
体は思ったより正直なのです。オススメなのはしっかり1日を区切ること。
1日を区切るとは具体的に「1日の中でなにがあったかを明確に認識する」こと。
頭の中だけで完結できるのであればそれに越したことはないのだけれど、人はそんなに記憶量が長く続くようにはできていない。
半日しか経っていないとしても、出来事の半分以上は忘れてしまっているでしょう。
だから、意識して区切る。
そして可能であれば1日の出来事を誰かと話したり、文章に綴ったりする。
文章は「対話」です。自分と自分、あるいは自分と他人を繋ぐ手段。
毎日メンテナンスして調整する実験と検証の中のワンステップ。
慎重に行わなければなりません。
もしかしたら、なんかうまく文章書けない!って時も出てくるかもしれません。
「君は発信がしたいの?」
そう問われた当時の僕もまさにそうでした。
この問いへの答えはまだ自分の中で出ていません。
それでも書き続ける。
迷うからこそ書き続ける。
どうしても不安な時は、他の人と話したり相談してみるのもいいと思います。
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毎日悩んで試行錯誤している僕だからこそ伝えられること。
それがあなたの日常を少しでも変えるヒントになるかもしれません。
僕はいつでも待っています!
明日はきっとうまくいく。
皆さんのお気持ちを、こっそり置いていっていただければ。小さな幸せ、これからも皆さんに与えます。