武蔵野大学サステナビリティオープンラボvol.4 ースウェーデンに学ぶサステナブルな社会のつくりかたー

タイトル <ゴミという言葉がなくなりつつある?>
講師 ペオ・エクベリさん
   (One Planet Cafe 代表)

スウェーデンという国を調べてみると、北欧諸国最大の1000万人の人口を持つ立憲君主制国家です。
国の標語は För Sverige i tiden(スウェーデンのために、時代と共に)
国家は Du gamla, du fria古き自由な北の国)
標語と国家の意味を知っただけでも、スウェーデンという国が垣間見えるようです。

そんなスウェーデンでサステナブルな社会をとう作り上げてきたのか、そして現在進行形でどう動いているのかを語ってくださいました。
日本へ来られた経緯は存じませんが、外国人として韓国で生活する私にも共感する部分が多くありました。
そして、ただ真似をするだけでは社会はサステナブルにならないことを痛感。
なぜなら、スウェーデンでの取り組みとして現地に行ってきた学生たちが紹介してくれた事例がこの韓国にもいくつかあったからです。
ではなぜ韓国でサステナブルな社会が未だに遠い話なのだろうか。
それとも、ますます遠ざかっているのだろうか。

具体的にいくつかあげると、まず量り売り。
韓国のスーパーでも野菜などを量り売りしているところがあります。
しかし値段付のシールをはるためにビニール袋に入れるのです。
そして伝統市場などでは野菜や果物、海鮮類などが包装せずに売られていますが、多くの消費者は結局黒いビニール袋に入れて購入するのです。
量り売りの値段付をスウェーデンではどうしているのか質問したかったです。
そして、洋服回収BOXも韓国にあります。
ビーガンも少しずつ認識され始めたのか、大手のマートでも冷凍食品コーナーでビーガンコーナーができるまでになりました。
ただ購入する人が少ないのか、その後大幅に割引されてお得品コーナーに並ぶことになるのですが…

日本もそうですが、韓国も環境政策が進んでいる国々を事例として勉強し、特に韓国は早いので取り入れることはします。
問題は取り入れてから、それを考察し、韓国にあったものに作りかえないところにあるのではないでしょうか。
私がいくら韓服を着たからといって韓国人にはなれないのと同じように、他国と同じ事例をそのまま取り入れて終わるのは残念です。

スウェーデンも韓国も、少し前まで豊かな国ではありませんでした。
国が豊かになる道しるべをスウェーデンは環境に、韓国は経済にあると考えたのでしょう。
사람이 먹고 살아야해 
韓国にきてどれだけこの言葉を耳にしたでしょうか
口癖のように、呪文のように…

また、健康な環境が基本となるスウェーデンでは小さいころからその原理原則を学び、そこから教育が始まり、完全な民主主義に近いといわれるまでの選挙投票率8割は幼いころから経験するのだそうです。
企業は社会の教育者だとおっしゃった言葉が印象に残りました。
そして、反省せざるを得ませんでした。
私たち大人が作ってきた社会だからです。

자연은 조상에게 물려받은 것이 아니라 아이들로부터 빌린 것입니다

インディアン先住民の言葉


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