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機械には向かない職業

時々雑誌など読んでいると「将来AIに奪われる職業」みたいな記事を見かけるようになりました。その中には、プログラマも入っていたりとか。
プログラマという職業は無くならないとしても、その内容は、AIだの機械学習だのと出てきているので、今、転換期に入りつつあるのかもしれませんね。

今後プログラマってのはどうなっていくのかわかりませんが、メンテナンス専門SEとでもいう人達は現れそうな気はしますね。

黎明期にガシガシすげぇ人達が、AI・機械学習関連の設計・コーディングして組み上げたものをメンテナンスする。

メンテナンスって言っても単に水道屋さんが配管が壊れたら交換するだけ、などというレベルじゃなくて、今でもそうでしょうが情報系のシステムは、一応のその時点での完成形は存在しますが、同時に、時代の要請によってフレキシブルに変化をしなければいけない、絶対にゴールというものがないという性質があります。

うん、この時代時代に適応させ、メンテナンスができるというのができれば、山のように書かれたソフトウェアの世界でもプログラマは生きていけるかな?と気楽なことも考えたりしますが、やっぱり、そういう自分で自分のしっぽを食うという真似とは別に、ITエンジニアの仕事は、事務作業の機械化を推し進める一方で、生身の人間の仕事の何割かを奪っているような気がしてなりません。

そんな中で思うのは、やっぱり最後に回帰するのは「アナログの世界」なような気がするんですよね。
個人的に、AIは人間に絶対に勝てない分野があると思っているので。

趣味の話なのですが、カメラメーカーでデジカメの開発を担当している技術者と話をしたことがありました。
写真が趣味の方ならわかると思うのですが「写真撮影」という作業は、今でも結構やることがあります。大昔から露出・絞り・シャッター速度・ピント合わせ...これらはフィルム時代でも自動化され、今も顔認識・笑顔のタイミングでシャッターを決める技術なんてことができても、人間にしか絶対にできないことがあると言われました。すなわち「構図」だけは人間じゃないとできない、と。
(記事先頭のメジロの写真は自分で撮影したものですが、メジロは動きがちょこまかとしていて、追随するのが難しく、まだ機械学習ではうまく撮れないと思う..)
もっとも、その「構図」も機械学習やAIで、多くの名作を「学習」することで「よい構図とされているもの」を学習はできるし、それで100点の作品は撮れるかも知れないのですが、斬新な構図が要される、120点が生み出されることは無いと思うのです。
その点は、つまり「カメラマン」という職業が腕を発揮できる根本のところは絶対に残るわけですよね。

自分の仕事に限らず、どんな仕事でもそういう人間ではなければできないところって、私はあると思っています。
そのかわり、本当に女衒みたいに「モノを右から左に受け流す」だけのことをやっている人は、本当に辛い時代になるのかも知れませんね。
SESの会社で、派遣プログラマやってた身でこんなこと言うのはアレですが、そういうマッチングサイトが完璧な仕事すれば、ぶっちゃけ、テキトーな営業が仕事する女衒みたいなSES事業なんて邪魔やし。

AIに仕事奪われまっせ(笑)

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