ホテルサービス その434 - 対話力 -
ホテルサービスにおいてZ世代の苦手なものは『会話力』だと言われています。
『会話力』
すなわち聴くこと👂
受け流すこと
オウム返しをすること
すごく単純な作業でありコーチングなどで良く使われる手法として知られています。
しかし!これは発信者の心を緩和する効果があるもののそれ以上の深いコミュニケーションを築くのには不十分でもあります。
したがって不足しているのは『会話力』よりもむしろ『対話力』だと思えるのです。
対話力は「聴く・まとめる・伝える」この三つの要素で構成されコミュニケーションの一部として重要な要素を含んでいます。
具体的には
相手の言葉を聞き
それを自分なりに咀嚼し
そして瞬時に自分の考えをまとめて相手に伝えることが基本です。
これにより相手との意思疎通を図り有意義な意見交換が可能になります。
『会話力』
努力せずとも身につくことができますが!
『対話力』
向上させるには先読みをするなどの意識的な実践が必要です。
自己学習においてChatGPTはこの『対話力』の向上を実現し始めています。
AI進歩は楽しみと恐怖が表裏一体である中にあり人間が追い越されないようにするためには『対話力』を磨くことが重要です。
島国である日本人は元来お節介な民族であり本来『対話』には長けているはずですが⁉︎
最近の職場ではコミュニケーションが薄くなり『対話』が減りつつあるように見えます。
先日の出来事!
同じ意志を持つホテル経験者との食事で部署や年齢の違いを超え楽しさの中で『建設的な良い対話』を深めました。
実に気持ち良いひと時となりましたよ。
接客業の前線では相手を選ぶことは難しいため少ない『会話』から『対話』へ持っていく能力は求められています。
これを実現するためには多くの記憶と言葉の引き出しを持つことが必要でありまして!
それができ初めて顧客に信頼されることは叶うのは間違いありません。
人は喋ることで信用を得る反面!
しゃべりすぎることで損失も生じます。
コミュニケーションにおいては。
『対話力』が『おしゃべり』とは全く異なる次元を持っていることを理解すること。
一人で生きていけない社会において『会話の先の対話』が人生を楽しく輝かせるのです🔑
明日は音楽と酒について…
書いて参ります✍️
HOTEL DIRECTOR
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