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今日の気づき ~あっさりしている転生のきっかけ

アニメが好きなので、10月に始まった新番組をさらっとチェックしている。初回を少し見て、以降見続けるか決めるためだ。改編期にはずいぶんたくさん見る。

少し前から「転生モノ」はすごく多くて、今回もそう。それで思ったこと。
1.設定は様々だけれど、転生のきっかけ(=死)がいっそうあっさりしてきている。
2.つまらなかったりつらかったりする現状が、「ブラック企業で働いている若者で、頑張っても頑張っても地獄の毎日が変わらない」という状態。

転生後の世界での活躍が話のメインなので、それ以前の話がさっさと終わるのは当然なのだが、転生前の日々のつらさや葛藤の詳細、逆に少しはあったかもしれないささやかな幸せや人との関係は、ほとんど描かれない。あまりにあっさり今の現実を手放していて、転生後に思い出したり未練を感じることもない。執着がない。心配になるくらいに。

あとは、「必死に働いても良くはならない」的な感覚が若者にはここまで当たり前なのかと思うと、親世代としては少し苦しい。わずかな光になるようなものすら示せないことに責任を感じたりしている。

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