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今さらながらコロナ危機の今、地方都市の弱小飲食店が生き残る術を本気で考える①

 

はじめまして北九州で少し変わったBAR、COFFEE BAR Jというお店を経営しています。食べログ貼っとこ

https://tabelog.com/fukuoka/A4004/A400401/40033539/

F.A.E.P.というところで、韓国のアイドルやアーティストのインタビュアーやライブレポートも書いてます。インタビュアーの時の名前はJです恥 

愛するOH MY GIRL おまごるちゃんにインタビューしたURLはっとこ

http://faep-jp.com/?p=45203


初めての記事はコーヒーカクテルのことや、大好きな韓国ヒップホップのこと、芸人のラジオのことやこれからやりたいと思うことワクワクする内容を書こうと思っていましたが、状況が状況なのでコロナウイルスについて思うこと、何より僕たちが生き残るために何ができるのか考えてみたいと思います。

 偉そうにこうすべきだとか言いたいわけではなく僕の実行している、実行予定のことを書いていこうと思うので是非“それはやめるべきだ”” こういう方法もあるよ“というものがあれば教えてください!!


皆さんは2月や3月はコロナに対してどのように感じていましたか?


正直にそこまで意識高くない系の僕は多少の危機感を感じているつもりでしたが、今考えると本当にのほほんとしていました。

 まず、地方で生活している僕と東京や大都市で生活している人とではこれまでかなり温度差があったように思います。実際2月は”コロナやべえな怖い“と思いつつ売り上げの減少はあったもののどこか他人事で、コロナ第1波に対して”日本の対応世界に比べてすごくねえか“くらいに思いつつ自分の経営しているコーヒースタンド売却の話もありキャッシュの確保もできそうだし、3月の掻き入れ時に売上が減少しても大丈夫だろうなと安心していました。(コーヒースタンドの売却の話はコロナ以前から考えておりましたがその話もなぜ売却しようと思ったのか、その結果どうなったのか、どこかで赤裸々に内情をお伝えしようと思います笑 自分の成功例失敗例が今後色々とみなさんの参考になればと、、)

 3月に入り大きな企業などが歓送迎会の自粛などを実施し、実際に前半はぐんと売上が落ち少し危機感が上がりました。なので急いで日本政策金融公庫の”新型コロナウイルス感染症特別貸付“に申請し最低限の融資をお願いし様子を見ることにしました(詳細は下部に)。東京では結構深刻そうでしたし、実際北九州でも大きな居酒屋さんなどはこの時期からダメージがデカく、その話を聞いているとかなり危機感を感じていましたが、3月の後半(16日くらいかな?)になると売り上げも少し上昇してきて小売業や飲食店も売上が少し戻ってきているなんかの話もあり”あれ?こんなもんかコロナ“くらいに思っていました。(実際本当の恐怖はすぐそこまで忍び寄ってきているのに)

 3月29日僕の住む福岡県でも外出自粛の要請が出ており街も人が少ないなと感じていました。そんな中、志村けんさんの訃報もありいよいよコロナウイルスの危機を身近に感じた人も多いと思います。北九州でもコロナウイルス感染者はすでに出ていましたし、実はもっと多いらしいよとか、これから増えそうだねとか色々話は出ていましたが北九州で一気に潮目が変わる出来事が4月1日に起こりました。

 北九州の病院で医療スタッフ17人が感染したという報道です。(現場で働かれている方、実際に感染した方は一早い回復と医療現場の体制が整うことを願っております。)

 この日から平均して平日10人以上、金土は20から30人の来店のある私のお店も1日1人や2人しか来店しておりません。(金曜日2人、土曜日1人まさに地獄)

さて本当に前置きが長くなりましたがここからが本題です。


今さらながら弱小飲食店が生き残る術を本気で考える


 まず私たちは(私が遅すぎるだけかもしれませんが)これから何をすべきか、コロナウイルスが蔓延しつつある日本でどう生き残るべきなのか。(あくまでここでは飲食店がどう生き残るべきかの方策です。)

 私が思い描いていたコロナウイルスに対するバッドケースは全然バッドケースではなく今後1年、2年以上この状態が続くことも覚悟して行かなくてはなりません。

今回は大きく3つに分けて考えてみようと思います。

①生き残るためのキャッシュを持つ

融資を受けることや、クラウドファンディングの活用など当面お客様が来られないことも想定しての生きるための資金面の問題です。(というかコロナが落ち着くまではBARのような3密空間にコロナ以前のように人が密集しすぎることは避けるべきですね。)

②当面の営業をどうするか

しばらくの間休業するのか、テイクアウトや配達業務をするのか日々の営業をどうするのか問題です。1年以上これが続くことを想定すると何をしても焼け石に水かもしれませんが。今の現状のアクセルも踏めなきゃブレーキも踏めないこの状態が1番苦しいと思います。経済活動を止めるとしてもみんながせーのっで止めないとなかなか感染予防にもならない気がしますが、、ひとまずはモチベーションが低下しないようにできることを考えていこうと思います

③確実に暇な時間ができるこの間に何をすべきか

この機会に新しいことを始めてみる、勉強など店舗のインナーマッスルを鍛える問題です。(②と少しかぶるかもしれません)

①から話していきたいと思います。

①生き残るためのキャッシュを持つ

ここでは大きく分けて融資、助成金、そして、クラウドファンディングについて話したいと思います。

まず言わずもがなですが1にも2にもキャッシュです。キャッシュがあれば死ぬことはありません(たとえそれが延命処置だとしても)。

まずは最悪のケースを想定して今後1年間この4月の始まりの売り上げが続くことを考えましょう(考えるだけで吐き気がしますが)。そう考えると1年間圧倒的赤字を垂れ流してでもとりあえず延命措置できるだけのキャッシュの確保が必要です。1年間売上ほぼゼロでも固定費、給料、返済が滞りなくでき、最低限生活できるだけのお金です。(去年末婚約破棄された私はもしかして恵まれているのかしら。生活費が1/2で済むわ、結婚式も6月予定だったから絶対開催できなかったわ。)


世間では日本の政府の対応に(給付金がないだのマスク2枚の件だの)ものすごく批判が出ていますが、日本の事情を踏まえた上で考えるとものすごく頑張っていると思います。いまだかつて経験したことのない出来事に全世界が手探りである中で。(実際に今回の件でアメリカみたいに失業者が出ていないし個人で銀行に借金がある人も苦しいでしょうが返済できるでしょう。それすらできない世帯へは30万円の給付金もでそうですし。日本の事業者は簡単に従業員の首を切らずにリモートワークなどできることをやっています。個人ではなく事業者をまず潰さないという日本の方策はベストではないかもしれないですがベターではないでしょうか?とりあえず現状の不満を国が悪い政府が悪いという方たちに対することは次にでも壮大にグチを書きたいと思います。でもやっぱり批判されそうなので書きません笑)話が逸れましたが


融資

融資については大きく2つの手段があります。

1、日本政策金融公庫の新型コロナウイルス感染症特別貸付https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/covid_19_m.html?yclid=YJAD.1586032327.sZjC9uudcq3B5X6XOCbjnE7iUK8njPVfNRNxL3RLH9kJCw2OhdH8SxsPZkORfSvcfVmhtkEBD8lJIW8-

無利子無担保の貸付です。実際には3年間無利子みたいです。随時追加変更もあるでしょうから詳しくはURLを。

そして経産省の発表しているこちら。

2、新型コロナウイルス感染症に係る中小企業者対策を講じます(危機関連保証の発動、セーフティネット保証5号の追加指定等)

https://www.meti.go.jp/press/2019/03/20200311007/20200311007.html

こちらは保証協会100%保証の貸付です。こちらも随時変更があるでしょうからURLを。利子は1.3%とかどうとか。間違ってたらすみません。

日本政策金融公庫の方は3月に申請済みで融資も実行されました。私のケースでは、まず書類をもらいに行き、記入すべき事項に記入、前年の確定申告、売上が何%落ちたかを記入、それと別に今後1年この推移で売上が落ちるという前提で試算表を作り提出しました。公庫側からはばたついているので面談まで時間がかかると言われましたが数日後に担当者から電話があり、10分ほどの電話面談で即融資が決まりました。推測ですが国からは企業や個人事業主を潰すなというお達しがあるのではないでしょうか?言い方は悪いですがかなりガバガバな印象です。私は正直に申告しましたがとても借りやすい環境にあります。

しかしこの融資を申請する際はまだ危機感の薄い中での申請だったので、正直1年持ちこたえるだけのキャッシュは現状ありません!!こういう方も多いのではないでしょうか?

ここで、2のセーフティネット保証5号を活用した銀行からの融資も週明けにも銀行に相談に行きます。借金をすることは怖いと感じる方も多いと思いますが、1年以上この状態が続くことを考えると借金だとしても1年以上キャッシュが回る環境を整えることが先決だと思います。


助成金

雇用調整助成金というものがあります。今回のコロナで休業補償で国が9割負担してくれます。

簡単に言うと会社の都合で従業員を休ませる時は平均給与の6割は出しましょう。と言う決まりがあります。そのうちの9割は国が負担します。という助成金です。

お店を休業する場合や、従業員の給与を支払えない場合この助成金を活用するのも手でしょう。

ただ、勘違いしがちですが、従業員を休ませる場合6割給与を保証しないといけないから、そのうちの9割を助成金で賄えるよということです。つまり従業員の給料の54%かな?これを従業員の給料の9割と勘違いされている方も多かったみたいなので注意が必要ですね。これも従業員の皆さんには少し不満のある内容かもしれませんが体力がギリギリの事業者、なんなら赤字ドバドバの事業者が圧倒的多数の現在でも従業員の方々の首を切らないための制度です。4月からの雇用調整助成金についてはまた後日発表があるみたいです。続報を待ちましょう。詳しくはこのURLを

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/pageL07.html


クラウドファンディング

そして借金ばっかり増えてもさ、という方にもう一つの方法クラウドファンディングです。

クラウドファンディングのCAMP FIREにこのようなものがあります。

新型コロナウイルスサポートプログラム特集

https://camp-fire.jp/channels/covid-19-support

CAMPFIREでは新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、イベント中止・自粛を発表したアーティストやイベント事業者、予約キャンセルが相次ぎ来店客数が著しく減少した飲食店舗・宿泊施設などをはじめ、経営に大幅な支障をきたした事業者を対象に、クラウドファンディングを通じたサポートプログラムを実施しています。そのプログラムから生まれたプロジェクトをご紹介いたします。

とあります。このプログラムにも色々と制約はありますが申請が通るとサービス手数料12%が無料になり、決済手数料の5%だけでクラウドファンディングが活用できます。私もこのプログラムに申請し、今のところ審査待ちです。

このプログラムで何をしたいかというと、キャッシュが発生するタイミングを通常より前にするということです。

今本当はCOFFEE BAR Jに行きたいけど会社から自粛要請が出ているお客様、行きたいけど感染したくないお客様(ようするに大多数の人)に前払いでうちで使えるチケットなどの販売です。普段から来ていただいてるお客様や今後来たいと思ってくださっている方に私もコロナが落ち着いてから来ていただきたいけど、それまで待ってるとお店が潰れてしまうので先払いで買ってもらえないかなという、また本当にいるのかはわかりませんがCOFFEE BAR Jのファンの方にお店を支援してもらえないかということです。簡単に今現状考えているのは

COFFEE BAR J応援チケット
1,000円
3,000円
5,000円
10,000円
50,000円
100,000円

ドリップバッグ5個セット
1,500円

コーヒー豆300g
3,000円

お店2時間貸切権
フード飲み物付き
30,000円

ホームバーテンダー権(自宅で私がカクテル作ります)
50,000円

オリジナルカクテル作成
5,000円

シャンパン5本券
急なお祝いにこの券を買っておけばいつでもシャンパン開けれます的な
45,000円

このような感じです。クラウドファンディングというとただ応援してもらう、寄付してもらうと思う方も多いかもしれませんが実際にクラウドファンディングで支援してもらったお礼にその金額分のチケットなどを差し上げるので誰も損することなく応援してもらえます。(実際には手数料分こっちはマイナスですが)この危機的状況を助けたいと思っている皆さんのお店のファンは必ずいるはずです。その方達の大好きな場所をこれからも残すためにこのような方法もありではないでしょうか?

ただクラウドファンディングについては私自身まだ申請の段階で止まっています。今後クラウドファンディングが実際にスタートしてからは随時進捗を報告できたらと思います。



長すぎるのでとりあえず続く


まだ①しか話していませんがかなり長くなったので②、③はまた明日明後日にでも書いていきたいと思います。


最後に安川新一郎さんのこの記事が日本におけるコロナウイルスの現状、そして今後の見通しが詳しく書いてあります。バッドケースも希望的観測もわかりやすく書いてあるのでぜひ皆さん一読してみてください


コロナ?なにそれ?の頃までとはあきらかに違うフェーズに突入した世界ですがここまで状況に変化があると不思議と目減りしていく資産も気にすることなく(普段は無駄遣いが多いくせに少し減るだけでビクビクしていました)新しい生き方を模索し始めている気がします。このままの状況が続けば間違いなく死に至るに(経済的にもコロナ的にも。。)不謹慎ですが一生で一度あるか、ないかのこの危機的状況に少しワクワクしてきています。普段だとめんどくさがってやらないこともこの状況だと楽しみながら前向きにやれてます。まっ、自分だけが暇で潰れそうってわけじゃないからね。とりあえず、わからないことは調べて、周りに聞いて、生き残る術を模索していきましょう。何かあれば、私もわからないなりに何でも質問、相談にのります。なにより、私もわからないなりに動き続けようと思います。


おまけ


お店の基本情報、Instagramアカウント、個人のFacebookアカウントなどと、全く関係のないオススメの動画や何かを1つ貼ります


COFFEE  BAR J

営業時間 19:00〜3:00

定休日 月曜日

"コーヒーを使用したコーヒーカクテルやスペシャルティコーヒー、スタンダードカクテル、ハードリカー、自家製スイーツなど取り揃えてます。カクテルの大会やコーヒーカクテルの大会などにも出場しておりますが、目指しているのは美味しくてカッコいい大衆BARです。"


Instagram アカウント


Facebook 個人アカウント

https://www.facebook.com/junpei.ishii.9


今日のオススメ

Jay parkのAll I wanna doに1 MILLIONがコラボ動画少し懐かしいですがパクジェボムがひたすらカッコいい 





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