見出し画像

新一年生 マナナさん

マナナさんは、7歳の時に、ジョージアからイスラエルに移民したそうです。彼女を理解するために、ジョージアの歴史を理解することから、会話が始まりました。

ジョージアと言っても、発音もスペルも同じですが、アメリカ西南のジョージア州ではありません。そこは、西アジアに属し、黒海とロシア、アルメニア、アゼルバイジャンに接しています。以前は、グルジアと呼ばれていました。グルジアでは、十二使徒による伝道が行われていたと伝えられています。イベリア王国であった頃に、世界で2番めに古くキリスト教を国教にしました。

① 301年 アルメニア
② 330年 イベリア王国(現ジョージア)
③ 392年 ローマ

また、ウキペディアにはこのような記載もありました。
「イベリア王国に住むユダヤ人は王国のキリスト教化において重要な役割を果たし、グルジアの君主と聖地とのつながりを深める原動力となった。」

ここから、ユダヤ人とクリスチャンは、互いを支え合っていたことが読み取れます。マナナさんも、元のグルジア人の多くはユダヤ人で、そこからクリスチャンに改宗したことや、今もユダヤ人コミュニティは大きくて、クリスチャンとは隣人としてお互いの信仰を尊重しながら生活している、と話してくれました。その国の特徴を表すように、マナナさんのお父様はユダヤ人で、お母様はクリスチャンです。

マナナさんが、イスラエルに移民をしたのは、1991年のソ連崩壊から3年後の、彼女が7歳の時です。

イスラエルでは学校の授業で聖書びますが、お母様がクリスチャンであったために、自分は「異邦人」と取り扱われ、悲しい思いをしたそうです。加えて、クリスチャンとしての信仰や神様を信じていたわけではなかったので、人生は虚しく目的が無いと感じていたそうです。

そして、高校卒業後の兵役時の聖書を学ぶ機会を通して、自分はユダヤ人として行きていこう、と決心したそうです。ユダヤ教に改宗するために、半年間の研修を受けて、ユダヤ人が送るべき律法や心構えを学んだそうです。

今、マナナさんはユダヤ教徒として、信仰を持ち、明るく積極的な人生を送っています。

新約聖書を学ぶことには、母の信じていることを学べることは嬉しいし、兵役後は、ジョージア語とヘブライ語の通訳をしたので、同じように日本とイスラエルの両国の繋がりを作ることができたら、嬉しいと話してくれました。

最初の日本への興味はアニメからだそうです。まだ、日本には行ったことがなく、日本の全てのものに興味があるので、行けることが本当に楽しみだそうです。

マナナさんと新約の学びが続けられるように、どうぞお祈りください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?