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産婦人科と欠陥品の私




ずっと生理が来てないから、産婦人科に行った。





4/26から生理がきてない。病院に行くのが遅すぎるってのは分かっていた。でもずっといくのがいくのが嫌だった。産婦人科に行くたびに、自分のことを【欠陥品】だと思ってしまうから。今日の発見は"欠陥品だと思ってることに気づいた"こと。

初潮は小6。でも、中高生理は来てなくて、数回ぐらいしかなかった。19歳ぐらいの時に1年ぐらい女性ホルモンの薬飲んで2ヶ月に1回くるようになったが、ここ数年間は仕事で生理を止めてることも多かった。

・小6で初めての生理
・中高は生理がこず
・19歳歳で1年間女性ホルモンを飲む
・20歳で2ヶ月に1回
・メンタル安定してる彼氏と付き合ってる時はびっくりするぐらい生理が周期的に来たし、メンヘラ彼氏と付き合ってる時は、びっくりするぐらい生理が来てない。
・ここ数年はピルでほぼ止めている
・2月にピルをやめ、2回来て止まった

医者には「女性ホルモンの値が低いです。このままじゃ赤ちゃんできないですよ」と言われた。「子宮維持のために女性ホルモンをのむか、妊娠したいなら排卵用の薬飲みます。でも、こちらを飲み続けるとガンの可能性が上がります。」とも言われた。


産婦人科、身体的には痛みもかゆみもない。


ただ、すごく疲れた。




すごく疲れて、泣いていた。




あー…私は、、生理がこない私は、ずっと自分のこと欠陥品だと思ってるんだなぁ…。

赤ちゃんが産めないと付き合ってる彼氏が離れていくってのも思ってるんだなぁ…。

と気づいた。


他人をみていて。生理が重いとか重くないとか、そもそも私はそれもないし何も感じなくて。重くて苦しいって言ってる人が羨ましいって思ってた。

と気づいた。

私は何も感じない。

19歳の時産婦人科にいき

女性ホルモンの値を調べるために採血→女性ホルモンの薬を飲む

ということを繰り返していた。1年続けて、ようやく自力で生理が2ヶ月に1回にくるようになっていた。

産婦人科にいくのがとても嫌だった。採血も痛くない。薬の副作用もほぼない。何もない。ただ、毎回病院に行くたびに「欠陥品なんだ」って思わされた。

しんどかった。

でも、その時はしんどいってことに気づいてなかったのかもしれない。通ってた時1度も泣いた記憶がない。

私の家の近くには産婦人科がなくて、毎回母親の姉が病院に付き添ってくれた。

泣いてたというより、笑っていた記憶の方があって。

心は全然笑ってなかったのかもしれない。私の配慮が笑うことだったのかもしれない。母親の姉に心配させたくなかったし、より言うなら泣いたら母親に伝わるのが嫌だった。

だから気にしてないフリをしていたのかもしれない。そしたら実際に私自身も「自分の痛さ」に気づかなくなったのかもしれない。

身体が拗ねている


小学校からの親友と会った時「あの時はこんなことがあったよねー」と言われても、私は思い出せない。

私には中高の記憶がほとんどなくて、それは「感じてなかった」からだと思っている。

感じずに心が動いてなかったから、ほとんど記憶がない。

感じずに生きてきたら、身体が感じなくても生きていけるようにしてくれる。沢山無視して、身体が拗ねて、身体が何も声をあげなくなった。

身体に申し訳なくなった。身体はいつも叫びをあげていたのかもしれない。それを私は無視し続けた。

嫌なことが分からない

私は【怒】が欠落してる気がして。

知り合いには「みのりちゃんの怒りの沸点が見えない」と言われたことがあった。

そう、分からない。小学生の時に「人に怒らないために、孤独にならないために、心の広い人間になるために、そのためには無関心になればいい」って思って訓練して以来。

それ以来、自分の嫌なことが分からない。怒ってることが分からない。もしかしたら、嫌なことが多すぎたのかもしれない、だから自分を痛覚を鈍感にさせた。

感じさせなくなるのが一番楽だから、そうさせた。

でも、虚しかった。

それをやめたい。

ちゃんと感じたい。それが生きることだと思うから。









私が今しないといけないことは、すっごく嫌だと思うことを感じてあげてやめることだ。

ちゃんと身体の声を聴いてあげたい。

聴いてあげたい。

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