シューベルト「即興曲」と「腱鞘炎」のその後、そして「むかし」の自分すごい~って思った事
最近、シューベルトの「即興曲Op90-2」を練習している。
その理由は、2つある。
◆理由「その1」は~
この曲は、短大に進学した年の5月、「ピアノ発表会」で、弾いた曲。
この時、「楽譜」は、先生からコピーを頂き、それを厚紙に貼って、使用していた。しかし、その「楽譜」は、今は、どこかに行ってしまった。
でも、最近、この楽譜を入手した。
「楽器店」の閉店セールで、店内の楽譜全て「50%off」をやっていたところを通りかかった。
「楽譜の50%off」って、「めったに無いぞ!」と思い、入店した。
店内の楽譜の棚は、だいぶスカスカだったけれど、
「絶対に、何かは買っていこう!」と思い、
貪るように見たら「シューベルト即興曲集」があったのだ。
ピアニストのフジコヘミングさんが亡くなって「ドキュメンタリー番組」を観た。
彼女が、最後にピアノを触った場所が、リハビリのために入院した「病院」のロビーに在った「グランドピアノ」だったと、この番組の中で、伝えていた。
彼女は、車椅子で、その「グランドピアノ」を触った。
この場面で、彼女が、弾いた曲が、この「即興曲」だった。
もちろん、出だしの部分だけだったけれど…
でも、この場面を観た時、
あ~、発表会で弾いた「あの曲だ~」
と私は思った。
そんなこともあって、「楽譜」もあるし、自分も、もう一度、この曲を、弾いてみたいと思った。
◆理由「その2」は~
このシューベルトの「即興曲Op90-2」は、最後まで「右手」を広げて弾く感じの曲で、「腱鞘炎」の後遺症?を抱える私が弾くと、「右手首」が、中で引っ剥がされるような感じがして、だんだん痛くなる。
音はしないけれど「ビリビリ」っていう感じ。
「右手首」と「右親指」の「固まった感」は、ずっと続いている。
接骨院の先生からは、
お風呂で、毎日、
他動で、つまり「左手」の力で
固まったところを
痛くても
無理やり曲げて、解すように
と云われているけれど、
固まった「右手首」も、「右親指」も、曲げると痛い。
でも、「ピアノ曲」を弾き出すと、「右手」に「違和感」があっても、弾けるところまでは、弾こう!という気持ちになり、動きを継続できる。
この曲は、「リハビリ的」な意味から、とても、イイ!!
なので、練習というより、「リハビリ的」な意味から、この曲を、ピアノを弾く時は、必ず練習するようにしている。
シューベルトの「即興曲Op90-2」は、後半で、元のメロディーに戻ったりもするけれど、ちょっと長めの曲だ。
「発表会」では、「暗譜」で、私は弾いた。
こんなに長い曲を、よく「暗譜」したものだと、自分で感心する。
しかも、この曲は、そんなに長い期間、練習しなかった。
長くても、2か月足らずだったように思う。
今思うと、こんなに「長い曲」を、短い期間で「暗譜」したんだ…
若い自分、凄い!
「アラ環」の今の私には、出来る気がしない・・・
尚、まだ、最後まで、この曲を弾けていません。
中途半端な「譜読み状態」です(^_^;)