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空腹の時間を長くするのがいいらしい

ベターライフを考えるうえで避けてとおれない、というかたぶん全てのベースになるのが「健康」だと思っています。日々の暮らしを楽しむためにも、ヒトとして魅力的であるためにも、心と身体が健康であることって、きっととても大切なことだと。

「できるだけ長生きしたい」という気持ちはあまりないのだけど、寿命が尽きるそのぎりぎりまで「できるだけ長く健康でいたい」とは強く思うのです。


プラスよりマイナス

今のわたしが惹かれるのは、何かをプラスする足し算型の健康法ではなくて、マイナス型の健康法。

もともとシンプル志向だというのもありますし、もう横にしか成長しないお年頃、あれもこれもと足し込んでいくよりは、余計なものを削ぎ落としていくことで健康でいられるのであれば、そちらの方が無理がない気がしています。

空腹力を鍛える

そんなわたしが「やってみよう!」と思えて、ここ2ヶ月くらい続けているのが、空腹の時間を長くする健康法。半日断食とか16時間断食と言われているやつです。

最初に読んだ本がこちら

著者の石原先生は、断食保養所を主宰されていますが、この本では、個人が簡単かつ安全にできる方法として、半日断食をおすすめされています。
東洋医学の視点から断食の効能を論じていて、万病のもととされる血の汚れのもっとも大きな原因は食べ過ぎだと。
食べ過ぎ→胃腸に血液が集中→大腸や腎臓などへの血流が不足→排泄が滞る→血液中に老廃物が溜まる、という流れだそうです。

朝食は「ニンジンリンゴジュース」、昼食はそばなど軽めのもの、夕食は何でもOK、その合間に水分&糖分補給として「ショウガ紅茶」というのが基本スタイルとして示されています。

オートファジー

次に読んだのはこちら

著書の青木先生は、ご自身が40歳のときに舌がんになったことをきっかけに、この食事法を実践するようになったそう。

ルールは簡単で、「16時間は何も食べない」だけ。この16時間以外は何を食べてもよくて、さらには16時間中であっても、どうしてもお腹が空いたらナッツ類、チーズ、野菜、ヨーグルトを少量であれば食べていいとおっしゃっています。

先生が16時間何も食べない効能として強調しているのが、オートファジーの活性化。オートファジーというのは、細胞が自分自身を食べて生まれ変わる仕組みのことで、それにより体の不調や老化の進行が改善されるのだそう。すごいぞ、オートファジー。

酵素のパワー

さらにダメ押しでもう一冊

鶴見先生は、酵素について専門的に研究されてきた方で、朝食を食べないことにより、消化酵素を節約し、内臓を休ませ、代謝酵素の働きをアップさせることができるとおっしゃっています。

酵素というのは、体内で起こるあらゆる化学反応(エネルギーの生成、細胞の新陳代謝、組織の修復、老廃物の排泄etc)の触媒となる物質で、わたしたちの体にとって非常に重要だそうです。酵素には大きく分けて消化酵素と代謝酵素があって、健康でいるためには、消化酵素の占める割合を小さくし、代謝酵素の働きを活発化させるのがカギとなるのだとか。

朝起きたらコップいっぱいの水または白湯だけを飲むのが基本ですが、何かを食べるのであれば、酵素がたっぷり含まれ、消化の負担が少ない果物を食べることがおすすめされています。

まとめ

3人の先生方は、それぞれの専門の立場から半日断食を勧められていて、断食中に食べていいものや、推奨される食品や生活習慣に少しずつ違いはあるのですが、半日断食のメリットとしては、ほぼ同じことをおっしゃっています。

  • 食べ過ぎを防ぐ

  • 内臓を休ませることができる

  • 腸内環境が良くなる

  • 免疫力が上がる

  • 血流が良くなる

  • 毒素が排泄されやすくなる

  • それらにより病気を防いだり、老化を遅らせたりできる

健康にも美容にも、すごく良さそうじゃないですか?
実際に2ヶ月続けてみましたが、空腹感に悩まされることはなく、むしろ気持ちいいくらい。スカートは確実にゆるくなり、体調もすこぶる良好です。

ちなみにわたしはこんな感じで実践。

朝起きたら白湯を1杯
何か食べたいときは果物かヨーグルト
昼は普通にお弁当
夜も普通に腹8分目
甘いものは食べすぎなければOK
週末はアルコールも少々

けっこうゆるいです、はい。
食べる楽しみも大切にしたいので、あまりストイックにはせず、良さそうなところを少しずつ取り入れながら、ゆるゆると長く続けていけたらいいなと思っています。

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