「業界地図」写真で稼ぐ方法


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今回は写真で食べていくための仕事の種類に関して解説していきます

1 写真で稼ぐ仕事のジャンル

2 自分の撮影したいものは?

3 仕事探しの方法

まず自分は、ファッションに特化したフォトグラファー をしています

過去に、写真館で働いていたのでイベント・家族写真・ブライダルの撮影経験をしているので過去の経験を踏まえた上で説明して行こうと思います


写真で稼ぐ仕事のジャンル

写真で稼ぐ方法はいろいろあります

<1> ストックフォト

→ X レッドオーシャンのため収益をあげるのは難しい

<2> 写真家として個展を開く

→ △ 定期収入にはならないが知名度を上げられる

<3>クライアントを見つけて仕事をする(フリーランス)

→ ○ 一番現実的で一般的な収益方法

<4>会社員として社カメとして働く

→ ○ 固定給をもらいながら撮影に没頭できる


フォトグラファーのジャンル

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・ストリートフォトグラファー

→出版社やWEBメディアから依頼を受けて撮影するフォトグラファー

アルバイトやインターンなど駆け出しのフォトグラファーに仕事が回って来やすいため、ストリートフォトグラファーとして生計を立てるのは難しい

・ブライダルフォトグラファー

→ホテルや写真館などがクライアントとなり、週末に撮影が集中する

1件あたりの単価が高いため、これ一本で生計を立てることは十分に可能

・スポーツカメラマン

→事務所に所属して仕事を回してもらうか、出版社や新聞社と契約をして仕事をもらう

数をこなせば十分に生計を立てられる

・営業写真 写真館など

→写真館に社員およびアルバイトとして所属し婚礼や家族写真、成人式の写真から証明写真まで幅広く行う

仕事は安定するが、収入は比較的低い

仕事を長く続ける面で見れば良いが、収入アップの見込みは低い

・ファッションフォトグラファー

→主にフリーランスとして活動し、仕事があれば稼げる反面、仕事がなければ全く稼げない両極端

ファッションに特化した撮影は、基本的に求人誌にもないため仕事が安定しない人からすると苦労する

・商品撮影に特化したブツ撮りフォトグラファー


経験談「営業写真」から「商業写真」へ

稼ぐフィールドはたくさんある中で自分は何をメインで取りたいのか?

大きく分けると「人」か「物」か?

そこから、

スナップ写真が好きで子供の笑顔を撮りたい→写真館

結婚式に特化したカメラマンになりたい→ブライダルフォトグラファー etc

自分のやりたい事をスタートする前に明確にしておくと、フリーランスになってから困らないと思います

<写真館>で働く

アルバイト 平均時給 950円〜

社員 平均20万前後〜 / 月収

明確に何を撮りたいのかわからなければ、写真館で働くことをお勧めします

家族写真・子供写真・ブライダル・イベントなど色々なジャンルに触れられると思います

アシスタントが長くて、モチベーションが保てないから辞めてやるみたいなことにはなりません


メリット

・早い段階でカメラマンとして仕事ができる

・撮影をしながら、基本的な編集の知識が得られる

・常にコミュニケーションをとりながら仕事をするので、営業力がつく

・お客さんの意見を直で聞けるのでモチベーションになる


デメリット

・アシスタント経験が浅くなるので、機材の知識が浅はかになる

・スタジオ撮影も基本的にライトの位置は固定なのでライティング知識が浅い

・撮影のパターン化

*写真館では写真の質よりも、いかに写真を売るかが求められる

ここがポイントです。どれだけいい写真を撮っても売れなければ自己満足で終わってしまいます

<フリーランスとして写真館で経験してきた仕事内容を引き継ぐことができます>

比較的、求人を見てもフィトグラファーとして求人がかけられるのは営業写真の分野が大半です

業務委託で登録制の仕事に登録しておく事で、生活費を稼ぐ程度の収入であれば十分に得られます

フォトグラファーとして長く活動していきたいのであれば、写真館で経験を積んでから自分のやりたい分野にフリーランスで挑戦するのもつぶしが効きます

子供の撮影や、大人数でのグループ撮影、着物の撮影からドレス撮影など、基本の型を覚えられるので他の分野へ行っても活かせるスキルは沢山あります


<ファッションフォトグラファー>として働く

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基本的には、3年スタジオマン→3年フォトグラファーアシスタント(直アシ)→独立

これが昔から一般的なフォトグラファーになるための道として認識されています

3年スタジオマン→機材の知識・撮影の流れを知る・雑用

3年アシスタント→フォトグラファーと二人三脚で撮影以外の全てをこなす

独立→クライアントを見つけて撮影から編集までの全てをこなす

*よくある質問なのですが

他ジャンルから他ジャンルへの切り替えって簡単なの?という質問がきます

結論から言うと、「フォトグラファーから新しい仕事へ転職する」くらい違います

同じフォトグラファーでもジャンルが違うだけで、使う機材から撮影の流れまで全然違います

自分が経験した事ですが、写真館で働くフォトグラファー は他ジャンルからかなり舐められます

撮影スキル・編集まで基本的に効率を求められる写真館では型が決められています

もちろん他ジャンルより仕事の効率性としては優れている反面、人物撮影においては商業写真家のアシスタント経験のある方からすると営業写真の仕事の仕方は

・効率化重視でライティングなど妥協している部分が多い

・レタッチ(写真編集)の作り込み方が簡略的

など、比較すれば沢山の違いがあります

ただ、ここでの違いはクライアントの予算から生まれるものです

商業写真→企業相手なので予算が大きい

営業写真→一般人相手なので商業写真に比べると予算が少ない

商業写真と違い、営業写真は仕事量を増やさなければ収益を上げにくいという点から仕事の効率化が求められます

浅く広く仕事を覚えたい方は営業写真から、やりたい分野が明確な方は商業写真からスタートすることをオススメします


まとめ
最終的には仕事は人と人との関わり合いです

スタートがどんな分野であれ、人との繋がりから思ってもいない分野へ飛び込んで活躍することもあるでしょう

人との繋がりを大切にする事によって、あなたにとってベストな道を見いだせるかもしれません

ご覧頂きありがとうございましたm(__)m

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