助けてもらおうとしてばかりでは助からない

仕事が上手くいかないとき、自分の気持ちが不安定でしんどいとき…

いつも誰かに助けて欲しいとばかり思っていた時期があります。

妻に助けてもらいたい。

友人に助けてもらいたい。

整体院の先生に助けてもらいたい。

誰かに助けてもらうことを期待していたから、助けてくれないことに苛立つこともありました。

どうすれば助かるのか自分でもわからずとにかく助けてもらうことばかり考えていた日々。

でも、誰に助けを求めても現状の苦しさ、しんどさは変わりませんでした。

誰かに優しくしてもらったから助かる。

自分の思い通りにして欲しいことをしてもらったら助かる。

そういう問題ではなかったのです。

いくら助けてもらえたとしても自分のしんどさを代わってもらえるわけではありません。

しんどい現実と向き合うのは自分でしかないのです。

ずっと頭では理解していたつもりでしたが、気持ちでは納得できてなかったのだと思います。

「なんで自分だけこんなしんどい思いをしなきゃいけないんだ」

「誰も自分のしんどさなんてわかってはくれない」

「自分ほどしんどい人なんて他にいないだろう」

こんなことばかり考えて助けてもらうのが当たり前の感覚になっていました。

相手に求めるばかりだったから相手がしてくれないことに目が向いてしまう。

だから、何かしてもらっても有難いと思う気持ちはない。

満たされないからどんどん不満が溜まって苦しみ、そして、また相手に求めていく。

当時しんどかったのはこの連鎖にはまっていたからだと気付きました。

社会に出て仕事をして嫌なこともある。もうやめたいと思うくらいしんどいときもある。

それでも、誰かに慰めてもらうんじゃなくて自分で乗り越えていく。

仕事で上手くいかないことは仕事でなんとかする。

上手くいかないことを誤魔化さずちゃんと向き合って改善しない限り、助けを求める気持ちは消えてくれません。

「自分の力で這い上がろう」と覚悟を決めてからは気持ちが安定して前向きになりました。

自分がしんどいとき、つらいときに助けを求めたくなるのは当然です。

しかし、助けてもらうという受け身のままでは助かることができません。

助けを借りて自分で自分を助けるという意志が大事なのだと思っています。


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