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週末旅をお勧め(33回目):一泊二日で紀伊半島で熊野を巡る

33回目の投稿は紀伊半島です。JALグループの就航している空港の南紀白浜空港を利用してレンタカーで回りました。

【1】今回の旅の目的

紀伊半島は行ったことがなく台風などのニュースで出てくる潮岬に行ってみたい事や地質的に面白い橋杭岩や一枚岩なども面白い。さらに回って那智の滝や熊野本宮大社なども回り紀伊半島の南を制覇すること

【2】紀伊半島への旅の計画(移動・宿)

今回の旅では往復の飛行機と一泊の宿泊はダイナミックパッケージで予約しました。
移動:羽田⇔南紀白浜の航空券はJALダイナミックパッケージで予約
移動:レンタカーをダイナミックパッケージで予約
宿泊:太地町のホテルをダイナミックパッケージで予約

【3】おおよそのルート

1日目:羽田空港(07:40)→JAL213→(08:55)南紀白浜空港→潮岬→大地(泊)
2日目:太地→熊野古道→熊野本宮大社→中辺路→
     →南紀白浜空港(18:35)→JAL96→(19:40)羽田空港

【4】紀伊半島旅行の写真レポート

(1)1日目の行程
今回も早めの出発なのでJALラウンジで朝食を食べながら空港を見ているとバスケットボールのB.LEAGUEの特別塗装が牽引されていった

搭乗時刻が近づき搭乗口へ。今回はバス搭乗なので32番搭乗口


搭乗機までのバス車内からはスカイマークの北海道応援塗装の特別機を撮影

搭乗してからいつもの様に羽田空港を離陸する時の動画を撮影

離陸してすぐに富士山が見えてきました

羽田空港から紀伊半島はあっというまで紀伊半島の磯崎町が見えてきました

熊野灘の海岸線が見えてきて、ここからは陸地の上をショートカットします

そして南紀白浜空港への着陸の動画も撮影

空港に到着してレンタカーで出発です。南紀白浜空港のオリックスレンタカーは少し変わっていて、借用は空港の駐車場に置いてあり空港内のカウンターで手続きして乗り出せる。返却は空港近くの営業所で返却し送迎で空港に戻る。そんなシステムなので空港駐車場からレンタカーでスタート

紀伊半島の海岸線をドライブして回るので、海岸線のあちこちの風景を撮影しています。ここは袋崎という場所です

左兵衛ノ鼻という場所の海岸線には鬼の洗濯板と言われるような岩場がありました。たぶん、砂岩と泥岩が交互に堆積したものが波の浸食で柔らかい泥岩がへこんだのだと思います

笠甫という場所で、紀伊半島の南端の海岸線は岩で崖になっているところと浜辺とが交互に現れます

志原海岸という場所で、ここは珍しく浜辺がかなり長く続いています

小石の鼻という場所で鼻は岬を表し、小石は海岸線に散らばる岩を示しているのでしょうか

黒崎という場所での写真です。手前には柱状節理の岩が横倒しになっているように見えます。向こうのの岬の岩が黒いのが名前のもとの様ですが、あまり黒くは見えません

海岸線から少し離れたところに岩が連なった島があり陸ノ黒島と呼ばれています

江須崎は紀伊半島の南にある岬で天然記念物に指定されています。そこに行くには江須崎のすぐ近くに駐車場がありますが台数も少なく道も狭いので、この写真の童謡公園に置いて歩いていくのが良いでしょう

童謡公園は海面からかなりの高さがあり所どころ海岸線に向かって荒々しい崖を見る事ができます。この辺りが紀伊半島の南のエリアで日本の本州の一番南の方のエリアになります

江須崎に行くために海岸線まで階段を降りてきました。 鳥居が見えますが江須崎全体が春日神社のエリアになっています。木々がたくさんあり亜熱帯植物が二百種以上あるのも天然記念物に指定されている理由です

鳥居をくぐった先には春日神社があります。立派な塀で囲まれていますが、大きさはそんなに大きくはありません

春日神社の社殿は小さいですがその手前の門と狛犬は立派です

島の中には遊歩道がありますが、あまり整備されてなく神社にお参りするだけにした方がよさそうです。帰りに撮影したもので江須崎は島の様になっていて橋でつながっているので天気が悪いときは危なさそうです。童謡公園は正面に見える岩の上なので帰りの階段がきつそうです

住崎は急な崖に下に小さな浜辺が見えますがここからはそこに行く道はなさそうです

潮御崎灯台の入り口を右側に降りる道があり、その先にある神社です。坂を下ると鳥居が見えてきます

鳥居をくぐると右手に小さな拝殿がありました

こちらが潮御崎神社の拝殿です

潮岬灯台は有料ですが登ることが出来ます。灯台に登って展望場所からの眺めで、潮の御崎の風景を楽しみました

台風の情報などでも「潮岬の沖〇kmを通過」などで出てくる潮の御崎は紀伊半島の突端で灯台もあり、その入り口の写真です。 この場所に来るには近くに車を停める必要がありますが灯台の駐車場はなく近くに民間の空き地があり、整備もされていないのに物凄い料金を取られます。灯台に登って景色を楽しんだ後に外から再び撮影した灯台です。岬自体が海岸線からの高さがあるので灯台自体はそんなに高くありません

1日目の昼食は潮岬にある展望タワーにあるお店で近大マグロの丼があったので注文して食べました

昼食後は岬一帯の公園を散策しました。台風中継などでよく出てくる潮岬は紀伊半島の最南端の岬で一帯は広い公園になっています

潮岬の公園の中には本州最南端の碑がありました

紀伊大島の東にある岬が樫野崎で海岸線を撮影したもので比較的浅い海に岩がたくさん出ているようなのが確認できます

トルコの軍艦のエルトゥール号が遭難したのはこの近くで死者もでていて追悼するためのトルコ軍艦遭難慰霊碑です

少し沖の方にも岩が見え隠れしていて海岸線は危険な場所であるというのがわかります

樫野崎の先端にある西洋式の灯台で1870年に建てられたものです

紀伊大島から本土方面の海岸線でゴツゴツした岩場が続きます。ここに見えているのはまだ紀伊大島で本土は見えている半島のさらに先にあります

次は古座川の一枚岩です。古座川に沿って上流に走ると一枚岩のところに道の駅『一枚岩モノリス』があり、そこに車を止めて正面の岩を撮影した写真です

先ほどの道の駅からは大きな岩がドーン!という感じだったので少し下流の一枚岩橋のところから撮影した写真で右側に見えているのが大きな一枚岩で一つの岩です。頂上から少し角度が変わっているのは川の浸食により削られてこのようになったとの事です

次の地質の場所は橋杭岩です。紀伊半島の南にある大小の岩が並ぶ海岸で国指定の天然記念物に指定されています

弘法大師(空海)が向かいの大島へ渡る橋を掛けるための橋桁を置いたという伝説で橋杭岩と呼ばれています。地質的には地中の圧力が高くなり岩盤に割れ目が出来たところにマグマが貫入し地上に出て来た岩脈で流紋岩の岩脈です。その岩脈が波によって浸食されてこのように割れた部分が海岸線に散らばっています

紀伊半島の先端の東側にある石切岩で左側の岩には穴が空いているそうですが、逆光で良く見えません

海岸線を走っていると橋杭岩と同じような岩がぽつぽつと並ぶ風景があり、地図で確認すると森戸崎でした

太地町は捕鯨基地として有名で半島の入口にはクジラのモニュメントがありました

クジラ博物館の近くには捕鯨船が展示されていました。独特な形の船です

捕鯨船の展示してある所から海を写した写真です。紀伊半島はこの様に岩がポツポツある海岸が多いですね

クジラの博物館の近くにあったクジラのモニュメントです。特徴的なダイブする様子を表しています

太地町の海岸線の風景でどこも同じような岩が点在する風景で、夕方になり斜めからの光で少しオレンジ色になっています

梶取崎は太地町にある岬でそこにある灯台を撮影しました。高さが低いのはこの岬自体が海面から高いためです

岬の一帯は公園になっていて、太地町の捕鯨の歴史を物語るようにクジラの供養碑がありました

岬の展望台からの写真です。フェンスがあって向こうに行けないように思えますが、実際には階段で降りて先の方に行く道があります

向かいの岬で太陽が沈む所は見られませんでしたが空がだいぶオレンジ色になってきています

先ほどの夕陽の岬とは反対側はまだまだ明るく地層的に面白い岩石の延びた浜辺が見られました

夕食は車で太地町の鯨専門店にいくが予約だけとの事で漁港のスーパーで刺身とか弁当とかを購入してホテルで。温泉に2回ほど入りぐっすり就寝

(2)2日目の行程
2日目はホテルの朝食からです。朝食はこんな感じで医食同源をうたっているホテルの朝食でした

宿泊したホテルの玄関です。このホテルは通常のホテルとは少し変わっていました

JR線の太地駅の写真です

熊野古道の散策で有名な大門坂を歩くには坂の下にある駐車場に車を置いて歩いて登るのが一般で、その駐車場にはサッカーボールを抱えた八咫烏がありました

駐車場からすぐの所に熊野古道の大門坂の入口があり、そこにはこの様な案内の碑がありました

最初は普通の道路ですが左側の石積みは古そう

熊野古道は歩く道なので一般の民家の前を通っています

民家の軒先を抜けた先には鳥居があり、ここから先は熊野那智大社のエリアなのでしょうか?

このあたりも民家の前を道は続いていますが、石畳の道になっています。昔からの石畳なのか近年に整備されたものなのかはわかりません

パンフレットなどで見る大門坂らしい雰囲気になって来ました。木々の間に石畳の階段が続いています

しばらくの間は同じ風景が続きます

古くからの道なので両側の巨木も痛んでいるようなのがあるようで、安全のために伐採もされています

熊野古道の大門坂を登って来たところに鳥居があり、この先には熊野三山の熊野那智大社があります

那智大社の拝殿です。屋根がとても大きく立派な拝殿です

この那智大社はまん中の拝殿の左側がメインかも知れません。八咫烏のポールがあり拝殿の垂れ幕にも八咫烏が描かれています

那智の滝の近くにある青岸渡寺は、神仏習合で飛龍神社と昔は一緒でしたが、分離してお寺になりました

那智の滝でよく見る写真で三重の塔と一緒のは、この青岸渡寺のものです

飛瀧神社という神社の名前はあまり有名ではありませんが、この神社のご神体は物凄く有名です。車道からこの鳥居をくぐって少し下に降りてゆきます

神社の境内から見ると、下の鳥居とその向こうに小さなお賽銭箱があり、その向こうの正面にご神体の滝が見えます

拝観料をお支払いすると横の階段を登ってご神体に近づくことができます。まぁ、言い換えると「敵を見る展望台への入場料を払って展望台へ行く」という感じですね

いちばん近づいた所からのご神体の写真です。ご神体に近づけるというのと、滝を良く見えるような展望台と両方の意味がありますが、どちらでしょうかね

石段を登って戻る前にもう一度境内を撮影しました。左側はお守りなどを授ける授受所で境内自体はそんなに広くありません

ここから車をおいた大門坂駐車場へは大門坂の石段を下るか車道のうねうねした道で何倍の距離を歩くか迷ったが、飛瀧神社の所にバス停があり10分くらいで路線バスがあるので迷わずバスを待ち、大門坂駐車場で下車し速玉神社に向かう。熊野速玉大社は熊野三山の一つで熊野川の河口近くの新宮市の街中にある神社です。駐車場はそこそこの台数が止められるがお参りする人も多く少し待ってから駐車。駐車場からすぐに拝殿の方に行けますが少し歩いて一番遠くの鳥居の所から入っていくことにしました

ほとんどの人が駐車場からすぐに拝殿の方に行くので、最初の鳥居から入ったあたりは人が少ないです

参道を歩いていくとご神門があります

拝殿の写真です。屋根は低く高さがありませんが横に広い拝殿でした

神門を入った所に「世界遺産」と書かれた石碑がありました

阿須賀稲荷大明神は新宮市の熊野川の河口付近にある神社で、熊野三山ではないが古事記・日本書紀にも熊野村の熊野神邑であり皇紀238年の創建と伝えられる古い神社です

熊野本宮大社に向かう時に左側に大きな滝が見えました。少し駐車スペースがあったので止まって撮影しました。その場所には看板も何も無かったのですが、帰って調べたら白見の滝という事でした

対岸には橋があり、後で調べると「こじか橋」という名前のようです。国道はこちらで側ですが川の対岸は旧道のようです。こじか橋の向こう側にも滝がありますが、2011年の台風で崖が崩れてできた滝で名前がついていません

熊野川の上流の熊野大社に向かう途中の左側の山の中に鼻白の滝という看板があり、そこを入っていくと滝が見られる展望台があるとの事ですが良くわからず河原に降りて撮影しました

大斎原は「おおゆのはら」と読みます。熊野本宮大社の近くの熊野川の中州にあり、元は本宮大社の境内ですが洪水などにより本宮大社は移転しました

本当の参道から訪問します。先ほどの鳥居をくぐると下に下りる階段があり橋を渡って大斎原に入ります

林の中に参道は続いていて荘厳な雰囲気です

石垣が見えてきました。この石垣の上の平らな部分が元の本宮大社の境内になります

今は殆ど建物がないので広く感じますが、かつては拝殿に本殿などたくさんの建物が建っていたのでしょう

後で建てられたと思われる燈籠などがあります

一対の狛犬と賽銭箱があり、ここがこの大斎原の一番の聖地の様です

本宮大社への道は杉の巨木の間を歩いていくことになり、こちらの道の方が良く紹介されています

並木を出て本宮大社に歩いていく途中に振り返った所で、一番有名な大鳥居で日本で一番大きいという事です

熊野本宮大社は熊野三山の一つで熊野信仰の中心で、最初の鳥居をくぐると参道の左右に奉納された幟がたくさんあり、その向こうに石段が見えます

石段の道は新しい参道で横には昔の熊野古道がこういう形で残されていました

熊野古道はこの石段の道を登ってきて参拝する事になりますが、帰りにはこっちの道で戻ることにします

本宮大社の神門です。しめ縄の房が色違いで造られていて、さらに菊のご紋の幕が大きくかかっています

本宮大社の本殿の横にある拝殿です。神門をくぐった先でもお参りできますがこちらでもお参りできます

サッカーの日本代表でおなじみの八咫烏です

本宮大社からさらに歩いていく道があり、杉並木の中に続いています

杉並木の奥にある祠ですが実際はこちらが熊野古道の正規のルートです。熊野古道には王子と呼ばれる祠があり、本宮大社までの最後の祠で祓殿王子跡と呼ばれ本宮大社にお参りする前にお祓し穢れを落とすので「祓」の文字がついています

2日目の昼食です。熊野本宮大社にお参りした後は参道の入口にあるお店で昼食に。おそばにプラスしてめはり寿司を食べました

熊野本宮大社の最初の鳥居で、お参りに行く時に撮影するのを忘れたのでお昼を食べた後に撮影しました

次は中辺路に向かいます。その中辺路の途中のある清水です。熊野古道は延々と続き歩いて熊野を目指した道なので所々に水場があるようです

下に降りる階段があり降りると湧きだす水が飲めるようになっています

熊野古道も世界遺産の構成要素の一つです。本来は全て歩いて体感すれば良いのですが時間の都合もあるので一部だけ歩くことが多く、一番有名なのは大門坂ですがこの中辺路も道の駅に車を置いて一部だけ歩くことも出来ます

特に整備がされていないような道が続きます。自然の道路に見えますが細かい除草と崩れた部分に石を入れたりなどの手入れはされているようです

所々にこのような説明の石碑が立っています

中辺路で一番有名なのがこの牛馬童子像です。道の駅にレプリカがあり大きなものを想像していましたが、思いのほか小さくてビックリしました

旅行を終えて南紀白浜空港に戻ってきたときに撮影した管制塔の写真です

空港ターミナルビルは普通の建物でした

セキュリティ入口前の出発案内板は懐かしのパタパタ式でした。定期便の路線が少ないので煩雑に変わることがないので、このままでも良いのでしょう

紀伊半島にはパンダが沢山飼育されているアドベンチャーワールドがあるが時間が少なかった(少しあったがその時間vs入場料でコスパが悪い)のでパンダに会えなかったが空港で食べた夕食で会えた。オプションで昼も食べたメハリ寿司も追加した

夕食後に展望デッキに出てみました。空港の向こうに見える白い建物はホテルでその右側はアドベンチャーワールドです

セキュリティを通り搭乗口で撮影した写真です。搭乗口の案内もパタパタ式でした

定刻になり機内に入りそこからエプロンを撮影したものです

いつものようにJAL218で南紀白浜空港を離陸の離陸動画を撮影しました☆

南紀白浜を離陸してから羽田までは45分程であわただしいドリンクサービスが終ったらもう着陸態勢でいつものように着陸動画を撮影。この日はK席でいつもとは違うサイドだったので期待したけど、地上の綺麗さはA席の方が良いね☆

自宅に戻り今回の旅で記録したGPSのデータを地図に落としたのはこれです

【5】まとめ

・地質的に珍しい風景をたくさん見る事が出来た。
・大門坂を歩く時は少し雨模様だったが無事に歩くことが出来た
・この旅にかかった費用は次の通りです

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