見出し画像

週末旅をお勧め(32回目):一泊二日で湯布院の温泉と別府地獄めぐりと廃線跡探訪

32回目の投稿は大分です。大分には出張と旅行の2回来ていますが今季は年末の疲れが貯まった頃なので温泉でくつろぐことを考えていましたが、いつものように欲張ってあちこち行って疲れて帰ってきてしまいました。

【1】今回の旅の目的

年末になり温泉県の大分での温泉に入る事と鍋ケ滝に宮原線の廃線跡の探訪です。加えて前の大分旅で散策できなかった日田の散策と別府の地獄めぐりをすることをくわえました。

【2】大分への旅の計画(移動・宿)

今回の旅では往復の飛行機と宿泊とレンタカーをダイナミックパッケージ
で予約しました。
移動:羽田⇔大分の航空券はJALダイナミックパッケージで予約
移動:レンタカーをダイナミックパッケージで予約
宿泊:湯布院のホテルを一泊二食付きでダイナミックパッケージで予約

【3】おおよそのルート

1日目:羽田空港(08:00)→JAL661→(09:40)大分空港→熊野磨崖仏→杵築→
     →別府の地獄めぐり→湯布院(泊)
2日目:湯布院→廃線跡→鍋ケ滝→日田→両子寺→
     →大分空港(19:15)→JAL674→(20:40)羽田空港

【4】大分旅行の写真レポート

(1)1日目の行程
羽田空港まではいつもと同じように車で移動しJALのラウンジで朝食をとりながら滑走路を観察。最近少なくなったBoeingのジャンボジェットが着陸して来た。タイ航空のバンコクからの便です

搭乗時刻が近づきいつもの様に案内板を撮影

機内に搭乗する。今回は東京オリンピックの特別塗装機でヘッドカバーも特別でした

着席してプッシュバックが終り地上係員のお見送りを受けて出発

いつもの様に羽田空港を離陸する動画を撮影☆

離陸してしばらくの間は雲が多くて地上風景が見えなかったが関西あたりからは雲が無くなり地上風景が見えてきた。最初に撮影したのは神戸空港

次に見えてきたのは兵庫県内の橋ですが明石海峡を渡る明石海峡大橋

瀬戸内海で大きな橋が見えてきたが瀬戸大橋の四国側

大分空港に近づいてからはいつもの様に着陸動画を撮影

空港でレンタカーを借りて観光に出発です。空港から熊野磨崖仏に向かう途中の道路で、前回の大分旅行は同じような時期でしたが季節外れの大雪で山の方には行けなかったのを思い出しました

大分と言えば耶馬渓が有名ですが、それに似たような岩場の風景がありこの地域が田染という場所なので田染耶馬と呼ばれているそうです。近くには鍋山磨崖仏があるそうですがよくわかりませんでした

最初の目的地の熊野磨崖仏の駐車場に来ました。その駐車場から磨崖仏に向かう道の入口の写真です

最初は普通の道を登っていきます

この鳥居の先は石積みの階段になります。この石段は鬼が作ったという伝説があり、男鹿半島の神社にも同じ伝説があり面白いですね

鬼が積み上げた石段は不揃いで登りにくいものです。伝説は赤鬼が悪さをしていて百段の石段を一晩で作ったら許すという約束でしたが、99段作った所でニワトリの鳴き声を真似して朝を偽装したとの事です。秋田のはほぼ同じで1000段という事と石段が999段あるという事が違います

熊野の磨崖仏は崖の岩に刻まれた仏像で国指定の重要文化財です。大日如来と不動明王の2体です。こちらは不動明王ですが、不動明王と言えば怒った顔がほとんどですがここの明王は優しい顔をしています

こちらがもう一体の磨崖仏の大日如来さまです

磨崖仏のある広場から石段をさらに登ると突き当りにお堂があります

磨崖仏のある石段から下りたところにある胎蔵寺です。国東六郷満山霊場のひとつで、宝くじがよく当たると言われています。この写真は十二支の動物が描かれていて自分の干支の所にお参りするとよいそうです

赤松橋は明治時代に架けられた石造りのアーチ橋で今の道路はバイパスしていますがそこからの眺めると綺麗なアーチが確認できます

熊野磨崖仏の次は杵築です。杵築は国東半島の付け根にある町で江戸時代の城下町で九州の小京都とも呼ばれ、別名として「坂の町」とも呼ばれています。この石段は「番所の坂」で坂の下は町人の町、上は武士の町で上がるにはこの坂の上の番所を通る必要がありました

杵築の坂道の中で一番有名な坂で「酢屋の坂」を上から撮影した写真です。実際に有名なアングルは下からの撮影で、それは後で。左の立派な塀の上は大原邸です

酢屋の坂を降りて下から見上げて写真を撮影しました。この坂は有名で人が多く撮影するのに苦労しました

「塩屋の坂」の写真で中央の通りから見上げての撮影です。「塩」を販売しているお店があったのかと思いましたが説明によると「志保屋」の坂で酒屋の屋号だそうです。その読みを向かいにある酢屋の坂の「酢」に対比させて「塩」にしたそうです

「岩鼻の坂」は民家の間の坂道でクランク状に曲がっている坂です。入口に説明がないと民家の入口の階段に見えますが、写真の掲示板の所から右に行くのが公道になります

この坂は優雅にカーブしているのが特徴です。石段の色が白く雨の夜でも良く見えたので「雨夜の坂」だったのが下に「飴」を売る店があり「飴家の坂」になったそうです

北台の武家屋敷通りにある藩校の跡地で、土塀の内側が藩校でした。今でも杵築小学校があります

藩校の門で杵築藩の教育施設の藩校の門ですが、今でも小学校がこの裏にあり杵築小学校の門としても使われています

北台武家屋敷の通りの先は勘定場の坂になっています。坂の下からの写真で途中にある富士山型の石も入っています

ちょうどお昼になったので昼食にしようと考えていて、杵築の街中を歩いているときにお食事処「故郷」というお店を見つけたのでここにしました

大分と言えば「とり天」が有名でその定食があったのでこれにしました。天つゆにからしが添えられているのにビックリしました

杵築にもお城があり今は城址ですが、勘定場の坂を降りてそのまま進むと杵築城址に行くことができます

海を望む高台にある杵築城で、この建物は博物館と展望台を兼ねて現代に建てられたものです

杵築城の所から街並みを眺めた写真です。昔のお殿様はこうやって見ていたのでしょうか

杵築の坂道と杵築城を散策したあとは別府の地獄めぐりです。本当は別府に宿泊して地獄めぐりをすると思うのですが宿は湯布院なので地獄めぐりだけをしました。共通の入場券を購入して回ります。最初は「かまど地獄」で入浴剤を入れたような鮮やかな青が特徴です

次は「海地獄」でお湯の色は水色で同じですが広さがありさらに湯気の量がはんぱなく多かったです

「鬼石地獄」は少し変わっていて泥火山のような泥の所から噴出する変わった温泉です

鬼山地獄はプールのような所で地名が鬼山という所から着いたそうです。ここにはワニが飼育されていてそのえさやりが有名です

血の池地獄はお湯の色が赤く血のようであるので名付けられています

「龍巻地獄」は間欠泉で勢いが強く相当に高く噴出するようですが、制御するように屋根が設置されています。噴出前から待って一番前で動画を撮影していたのですが、噴出前にC国の観光客が一気にフェンスの鎖の所に入って観客席の日本人観光客は『だからC国の人は嫌われる』とつぶやくのを聞きました。本当にそうですね

夕方になって来たので地獄めぐりはいったん終わりにして湯布院に向かいます。その途中に塚原温泉に立ち寄ります。塚原温泉は湯布院と別府の間の伽藍岳の中腹にあり日帰り温泉施設がありますが来た目的は火口見物です

火口をこんなに近くで観光できるところはそんなにありません。中腹から湯気が上がっているところもあります。近くと言うよりは火口の中に入り込んでいる雰囲気です

火口を近くで見られるのがこんな場所で、湯気がもくもくと上がっています

こちらからは歩いて火口に近づけるようですが、地面が突然落ちてやけどするかもしれないので遠くから見るだけにしました。先ほどの写真の火口の湯気が中央に見えますが、このエリア一帯が火口のようで回りの山の斜面が全て湯気が出ています

由布岳は山頂が少し雲に隠れていました。温泉で有名な「ゆふいん」は由布院とも湯布院とも書きますが温泉を意識して「湯」の文字が使われていますが、元はこの山の名前から来ています

湯布院のホテルに到着しチェックインをしてから湯布院の町中を散歩しました。その時に由布院駅で夕陽が綺麗に見えたので撮影しました

駅にはちょうど「ゆふいんの森」が出発する時でした

湯布院の街中を散歩しているときに見かけたお土産屋さんで傘を綺麗にディスプレイしていて、建物との雰囲気が良かったので撮影しました

金鱗湖は湯布院の街中から少し離れた所にある湖で紅葉とホテルのような建物が湖面に映り込んでいて綺麗でした

夕方なので霧は出ていませんでしたが朝方の霧に包まれる風景で有名です

ホテルに戻ってまずは温泉を堪能します。その後は夕食で今回は二食付きで予約しているのでホテルでの夕食でメニューはこんな感じでした。この写真の他にご飯と味噌汁と香の物はあります

夕食後は部屋でTVを見ながら休憩をして、また温泉です。温泉を出て部屋でTVを見ながらうとうとし、練る前に温泉に入ってぐっすり就寝。

(2)2日目の行程
ぐっすり寝て目覚めた時は6時ちょっと過ぎ。窓から外を見ると何となく霧に包まれている町が見える

せっかく温泉に来たので朝食前にさっと温泉に入ってくる。温泉の後はホテルでバイキング形式の朝食を食べて出発です。今日のメインは宮原線の廃線跡の探訪と鍋ケ滝がメインです。宮原線は大分県玖珠群から熊本県阿蘇郡の間にあった国鉄路線です。この橋は汐井川橋梁で上は遊歩道として歩けるようになっています

堂山橋梁は道路部分からは一つに見えますが実際には3連のアーチ橋です

先ほどの道路から見た時は単純のアーチ橋ですが、ここからだと3連という事がよくわかります。橋の付近は遊歩道になっています

ドライブインの敷地の一角にプラットホームがそのままに残されています。北里という地名は北里大学の名前の北里柴三郎さんの出身地にあります

北里駅の所にある北里橋梁で見事なアーチ橋です。国道387から分かれた県道318号に下り撮影しました。宮原線はここから県道318号沿いに廃線跡があるのでそちらを進みます

県道318号線を進んでいくと道路を渡る鉄橋がありましたが時に表示もなく地図でも明記されていないのでハッキリとはしません

宮原線の廃線跡で一番有名な橋で鉄資材が不足していた時代で竹を心材に使った竹筋コンクリート造りで、国の有形文化財に指定されています。このアングルとほぼ同じアングルでヤクルトのCMに使われ「いきものがかり」の吉岡聖恵さんが歌っていました

この橋も上を散歩できるようになっていて上がり口が少しわかりにくいですが、上の段に上がった所での撮影です。ここから左の方に歩いていって橋の上を歩きました

橋梁の橋桁部分をアップで撮影したもので開けられた穴が面白い感じです

宮原線の廃線跡をたどりながら鍋ケ滝に着きました。鍋ケ滝は小国町の山にある滝で滝の裏側に入れることが有名です。滝の入り口に駐車場はありますが収容台数が少ないので土日とか観光シーズン中は手前の学校の廃校になったような所に大きな駐車場があり、無料のシャトルバスが運行しています。滝の駐車場で入場料を支払い川まで降りたところの写真です

滝の裏側に行くために近づいてみました。すでに滝の裏を歩く人が見えます

湾曲している滝の手前の方の滝の真横から少し裏に入った所の写真です。滝の裏を通って向こうに見える場所まで行きます

滝の真裏に入って撮影した写真です。裏側の洞窟のような部分はかなりの広さがあり、奥の方を歩くと全く水しぶきをかぶりません

裏側を通り過ぎ入り口とは反対側から撮影した写真で、このアングルがいちばん気に入っています

帰りにメインの滝の真横から撮影しました。水量が良くわかるようにシャッタースピードを遅くして滝自体が白く見えるようにしてみました

お昼が近くなり昼食場所を考えたのですが小国の町はあまりなさそうだったのと前に日田に来た時に町をあまり見ていなかったので日田に行く事にします。その途中で下筌ダムによりせき止められた湖に紅葉が映えていました

松原ダムによりせき止められた湖は梅林湖で湖に架かる見晴橋がいいアクセントになっていました

前に一度来ている日田ですが宿泊しただけで観光していなかったので豆田町を散策しました。前回の宿泊で「うなぎ」を食べましたが完全に失敗のお店だったので再チャレンジしました

注文したうな重はこれで前回の失敗を完全に取り戻しました。美味しかったです

日田はゲタが有名で豆田町にもそのお店がありました

吊るし雛のような吊るし飾りがあるお土産屋さんもありました

古い町並みを残しているようで電柱も地中化されていました。古い蔵を改造したようなお店もあります

かなり魅力的な価格の下駄がたくさんありました。荷物になるので購入できませんでしたがちょっと残念です

日田を観光して大分空港の方に向かいます。その途中で前日に回り切れなかった別府の地獄めぐりの続きです。街中には温泉の噴気を利用した美味しい食べ物が売られています

白池地獄のお湯は白いという話でしたが行ってみると緑でした。気温や天気により白く見える時があるようです。温度が低そうですが湯気の上がり方を見ると相当の温度があるのがわかります。この白池地獄には温泉熱を利用した温室があり熱帯の植物が栽培されています

地獄めぐりは歩いて回れる場所が多いですが、大きく二ヶ所に分かれていてその間は歩くと少し距離があり、無料のバスがあります。地獄に合わせて鬼の模様になっていました

共通チケットで回れる地獄を全部見たので、前に一度来ていますが、その時は雪が降り積もっていて上まで行けなかったので再び訪問します。参道の一番下にある仁王像です

杉木立の中の石段をゆっくりと登っていきます。 この日は雪が積もっていないので歩きやすかったです。石段を上がると山門があります

今回は護摩堂(本堂)にも入り回廊から眺める景色も楽しみました

この後は奥之院まで行きお参りします。この石段を登った先がが奥之院です

奥之院への階段の途中で左側の山の方に塔がおかれていてその奥の岩が彫刻されているようです。パンフレットには梵字磨崖碑というのがあり、それなのでしょうか?

奥之院の本殿でここでお参りすると共に左の奥に洞窟があり、その中に湧いている不老長寿の霊水を頂くことができます

奥之院の所からはさらにお山の上の方に参拝が出来、お山巡りとなりますが登山に近い道でそれなりに時間がかかるようなので次回にします。両子寺は2回来ていますが3回でコンプリートですね

。護摩堂と奥之院の間にある稲荷堂と大黒天堂のふたつです

奥之院からの戻りで別の道をくると最初の仁王像よりは小さいですが同じような仁王像がありました


最後に護摩堂を下から見上げた写真です。11月なのでもっと紅葉していると思っていましたがちょっと時期が早かったようです

今回の旅の目的地をだいたい回ったので大分空港に戻ります。レンタカーを返却して空港でターミナルビルの入口には両子寺にあった石像のレプリカが置かれていますが前と位置が変わっているような気がします

帰りの飛行機が19時15分発で1時間以上かかるので夕食は少し早いですが空港で済ませることにして、空港にあるお寿司屋さんで食べました

夕食を食べた後に時間があったので展望デッキにでてみました。ANAの機材が見えていました

前に大分空港を利用した時は展望デッキは工事中でした。今回は工事が終わって入れるようになっていましたが日の暮れが早く全体をハッキリとは見られませんでしたが、少しモダンな感じがわかります

展望デッキで驚いたのは滑走路側に設けられた花壇で、フェンスに近づけないようになっていて、これでは飛行機をみたり撮影するのは困難なようで、空港利用に目的の幾つかを奪っているような設計でした

ターミナル内には大分県の中津をPRするコーナーがありました

大分県は温泉県であり到着案内板の所にはそれを示す飾りがされていました。ラグビーのワールドカップのユニフォームを着たマネキンもありました

搭乗ゲートの写真です。隣はANAの搭乗ゲートですが羽田行は20時でJALより45分遅く設定されています

定刻になり機内に乗り込み撮影した写真で遠くのゲートにはJALグループのJ-AIRの機材がいました

いつものように離陸する動画を撮影しましたが町から離れていて夜間なのでほとんど夜景は見られませんでした☆

夕食を食べた後だったので機内では少し寝て羽田空港に近づいた所で着陸の動画を撮影。しかし雲が多く夜景が見えず、東京湾を横切っているあたりでやっと見え、そこから着陸までは綺麗に見えていました☆

自宅に戻って、今回の旅で回った所のGPSログを地図に落としたものではこれです

【5】まとめ

・初日は別府の地獄めぐりをしましたが一部は見残しをしまった。
・塚原温泉は日帰り温泉もあるが火口を至近距離で見る事が可能な
 穴場だった。
・2日目は事前調査が不足し廃線跡は一部発見できなかったが有名どころ
 は回れた。
・両子寺は前回雪でいけなかった奥之院まで参拝で来たが、登拝は時間
 不足で宿題となった。
・この旅でかかった費用は次の表のとおりです

この記事が参加している募集

#旅のフォトアルバム

39,233件

#わたしの旅行記

10件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?