見出し画像

43.刺激を求めて、5年の新しい挑戦!

車椅子生活って刺激があるような、無いような生活。

どこにでも自由に出掛けるのは難しくなり、そういった面では刺激は減った。それに比べて別な意味で刺激は増えた。

バリアフリーが進んでいない我が町では、ちょっとした段差は山のようにある。雪国ということもあって、店舗の入り口は一段上がっている所も多い。

道路と歩道の境目にある2,3cmの段差は要注意!ちょっと気を抜いていると段差に引っかかり、危うく転倒!

「ギャー!!」 
結構スリリング!心臓バクバクだ!

ジェットコースターなんぞ比ではない。Myベンツ(車椅子)には、安全装置もシートベルトも付いていない。こんな欲しくもない刺激溢れる生活になった。

そんなことを考えていたら、車椅子生活ってどんな生活かな…。客観的に観察してみたくなった。そこで思いついたのが日記。

最近、10年日記というものがあるのを知った。一冊の日記帳に10年分が書ける。1ページに同じ日の日記を10年分書くようになっている。「おー!これは面白い!」10年後に見返すのも楽しそうだ。

そこで早速日記帳を探しにAmazonへGO!

しかし、少々不安に思っていたのが、10年という長さ。子供の頃からどんな習い事も1年と続いたことがない。

当事習っていた〝そろばん〟。初めのうちは簡単!簡単!と調子に乗って一年で4級まで合格した。しかし、3級になったとたん初めて不合格を味わった。するともうやる気はダダ下がり⤵︎ たった一年でジ・エンド!!

こんな私に10年はハードルが高い。いきなり素人がオリンピックへ出場するようなものだ。

そこでハードルを少し下げて5年日記にしてみた。何にせよ刺激の少ない生活なので、それほど書きたいこともないと思うが、体調やら晩ご飯の記録でもいいかと始めた。

「今日は何かあったかな?」と毎日考える。書くからには楽しかったことを書きたくなる。すると自然に楽しいことを探すようになっていた。

「これはなかなかいいぞ!!」

楽しみは考え方次第でどんどん増えていく。5年後には楽しい話でいっぱいの日記帳の出来上がり!

てな具合で上手くいくかは分からないが、先ずは一年続けられることを願って、楽しいこと探しをしてみたいと思う。どんな生活になるのだろう。ウキウキ!!5年後に車椅子生活を振り返ってみたい。


44話目へ続く…



1話目から続けてお読み頂けたら嬉しいです😊↓



この記事が参加している募集

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?