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デジタルタトゥーを背負う人と出会いました

デジタルタトゥーという言葉、みなさんはご存知ですか?

簡単に言えばネット上でおもちゃにされたり、批判を浴びたりした人のことです。

直近で言えば某商標問題を起こしたあの方でしょうか。検索すればその方の情報が出てくることを、罪人に彫られる入れ墨に例えてそう呼びます。

恐ろしいもので何年も前に(言い方はアレですが)ネットのおもちゃと化した人々の画像は、この世にネットが存在する限り永遠に残り続けます。


先日、このデジタルタトゥーを負う人にお会いする機会をいただきました。

つながったきっかけは忘れましたが、ひとしきり話をした後に「私デジタルタトゥーを持ってるんです」と暴露。

何となく意味は分かったものの、詳しくは知らなかったので意味をお伺いした次第です。


ここではその原因は伏せます。結構有名な騒動になった方だったので驚きました。

しかし、目の前にいる方がデジタルタトゥーを負っているなんてこと、言われないとわかりません。

でも社会が当時の事件を許そうとしなかった。ただそれだけなんです。


で…。ここから所感。

携帯電話にカメラが付いた時代には「1億総パパラッチ時代」なんて呼ばれました。

スマホが普及したら、今度は「1億総発信時代」と言われるように…。

要するに誰もが炎上を起こせるようになったわけです。

それと同時に、誰もが炎上するリスクと背中合わせ。

誰にでもデジタルタトゥーを負う時代に入っているのだと思います。


さらに言えば、デジタルタトゥーは被疑者だけが背負うものでもないと思います。

あまりにもやりすぎな身元特定、そこまでやるかという徹底攻撃。

やっている側も入れ墨を彫られるリスクは多分にあるわけです。


お話した方をかばうつもりはありません。ですがその方を他人事で済ませる気にもなりません。

ただ、発信が手軽になった世界で炎上は「対岸の火事」では済まされないのでしょう。


次にデジタルタトゥーを刻まれるのは、自分かもしれません。これぐらいの意識はいるかもですね。

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