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実録!スマホライター!ほぼスマホだけで1年間仕事していた話【基本知識編】

こんにちは、芹沢です。

ちょうど4ヶ月前まで私はスマホをメインにライター活動をしていました。副業ゆえの選択でしたが「このことをnoteに書いたら、需要はないだろうけどネタにはなるかな?」と思い、今回スマホを取りました。思いつきであり、ベネフィットは何もないです。まずそのことを前提に話を進めていくことをご理解ください。

簡潔にまとまればいいのですが、なにしろまるまる1年間スマホライターをしていたので書きたいことはたくさんあります。ツイッター上でアンケートもとらせていただきましたが、今回分割して、各トピックで分けてお話をさせていただきます。

なお、本記事はスマホライターを推奨するものではありません。再現性も高くはないと思います。あくまでもネタとしてお楽しみください。

※ちなみにこの記事もスマホだけで書き上げました(笑)

スマホライターでやっていた案件

大前提として、私がスマホでやっていたライター案件は、いわゆる口コミやSNSのようなものではなくきちんとしたものでした。本来ならパソコンでやるようなことを、ほぼすべてスマホだけで書き上げる日々です。

書いていたジャンルはバラバラで…

● スマホ関連
● 電子書籍(フリージャンル8,000字程度)
● アフィリエイト記事
● 歴史記事

などなど多種多様。スマホだけでリサーチと執筆をするという荒業もやっていました。

逆にSNSライティングや口コミはやったことがありません。初期の私は長ったらしく文章を書くことしか頭になかったからです。しかもクラウドソーシングでの契約がメインだったので、単価が低めな短文の仕事よりもそれなりに報酬がある案件を選んでいました。

どのくらいの量を書いていた?

ほぼスマホだけで書いていた頃は、朝と夕方の本業の通勤時間+休憩時間をメインに書いていたので今ほどの文字数は書けていませんでした。トータルして2時間半ほどだったと思いますが、文字数は1万字に満たないぐらいだったはずです。記録を付けていないだけに曖昧な部分が多く申し訳ないのですが、慣れれば40分で4000字くらい書き上げていたと記憶しています。

スマホは何を使っていた?

使っていたスマホは前半と後半で違います。

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前半で使っていたのは、Ymobileで契約した端末「HUAWEI P20lite」です。当時、スマホにはこだわりがなく、ただ単に安いと言うだけで契約していました。ただ、2年を迎えるから替えたいと思ったこと、状態が悪くなっていたことから10月頃に買い替えました。

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今この文章を書いているスマホはSIMフリーの「BlackBerry Key ONE」。オバマ元大統領とおそろいの、物理キーボード付きのスマホです。キーボードがついている機種を選んだ理由は言わずもがなライティングを意識してのことでした。執筆速度的にはどちらも同じ印象でしたので、わざわざスマホ用キーボードを買ったり、キーボードが付いている機種を買ったりする必要はないと思います。慣れているならフリックで十分です。

ただ、一応「お約束」があるので…

BlackBerryのスマホのメリットは、かぶらないという特徴があります。人と同じスマホは嫌だと言う人にもおすすめです。2021年中には5Gスマホで最新機種が出るとの噂もあるので、肌に合った私は最新機種を正座待機しています。10万円以内ならノールックでポチる約束を「S氏」と取り付けています。

こんなもんでいいでしょうか?www
私にとってはBlackBerryのほうが使いやすかったです。

やっていた業務内容は?

やっていたことは次のとおりです。

● 執筆
● 構成作成
● WP入稿
● 文字装飾

画像選定とグラフ作成以外はすべてスマホでしていました。またコピーチェックや文字数カウント、誤字脱字のチェックもパソコンです。やはりパソコンのように画面が大きくないことから文章全体を見渡すのは容易ではありませんでした。

また、「WP入稿」「文字装飾」と何気なく書きましたが、実際やらないほうがいいです。画面が小さく、やりだすと地獄を見るからです。眼精疲労は半端ないでしょう。私はこれでドライアイ疑いになりました。

それ以外の内容は通常のライティングと同じです。モバイル版Wordで記事を作りOneDriveに保存し、完成したらダウンロードして納品の繰り返し。これだけで月10万円を稼いでいました。

スマホのスペック次第ですが、リサーチしながらの執筆もできます。しかしいちいち画面を切り替えないといけないデメリットがあります。上下2画面に分けることもできますが、画面が小さくなって余計に見にくくなるので個人的にはおすすめしません。

パソコンとの棲み分けは必須

生々しい話ですが、月5万円を超えたあたりからスマホ単体での仕事に限界を感じ始めました。使っていたスマホが2台ともスペックが高くはないこと、チェックツール各種がスマホ非対応だったことが主な原因です。そこで、パソコンでする業務とスマホでする業務を分けることにしました。具体的には次のとおりです。

【スマホでする業務】

○ 執筆
○ 構成作成
○ リサーチ

【パソコンでする作業】

● 画像選定やグラフ作成
● KWD選定・競合調査
● 原稿のベース作成(見出しだけ打ち込んだもの)
● 文字装飾
● WP入稿
● 推敲など各種チェック

構成案もできていて執筆するだけの案件に関しては、本当にスマホだけで完結していました。ただ、すべての案件がそうではなかったため、スマホでひと通りやってみた上でできる作業とできない作業を切り分けることにしたのです。

結果としてこの作戦は成功し、スマホではほぼ執筆に専念できました。特に推敲や誤字脱字チェックの威力は絶大でした。スマホの予測変換は精度が上がりつつあるとはいえ大したものではありません。出てこない漢字や慣用句も多く、スマホで書き上げた原稿での誤字脱字チェックはパソコン以上に慎重になる必要があります。執筆段階で見つけたタイミングで片っ端から直していく方法と合わせて、かなり慎重に原稿を書き上げる癖が身に付きました。

残りは総合的に見てスマホでは不利だと感じた作業をパソコンに移行。もともとパソコンを使っていた画像選定やグラフ作成も続けました。家に帰ってきてもやる作業は限定されているので、作業時間の短縮にも繋がり体力的に楽になったのもメリットです。

グーグルドキュメントは使わなかった?

案件で指定されていれば使っていましたが、指定がなければ基本はWordでした。というよりグーグルドキュメントを使うという発想そのものがありませんでしたw

で、結局おすすめするの?

結論としてはスマホだけでライターをするのはおすすめしません。これは身を持って経験したから言えることですが、基本はパソコンでする仕事であることに変わりはありませんし、スマホがパソコンの牙城を崩すことはありえないと思います。スマホだけで副業をしたいのなら、SNS運用やアンケートでのポイント集めのほうが最適でしょう。

ネタとしてやってみるのはいいかもしれませんが、WP入稿があったりKWD選定から必要であったりする場合はすぐに詰みます。根性でやっていた時期もありましたが、本当におすすめしません。私は地獄を見ましたw

その上で、次回の記事ではスクショも使って実際やっていた方法を交えて解説します。スマホだけででもライターをしたいという人にはぜひ参考にしてもらえればと思います。

繰り返しますが、本気で稼ごうと思うのであればパソコンでのライティングの圧勝です。画面の大きさやスペックはもちろん、できることの幅を考慮してもスマホでできることには限界があります。ただしやり方次第ではスマホをメインにしてもライターは(ある程度)できると最後にお伝えし、第1幕を閉じたいと思います。

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。もし詳しく知りたいこと、ご質問などございましたらご遠慮なくコメント欄でお問い合わせいただければ幸いです。かなり無謀なチャレンジをした「変わり者」ができるほぼ唯一の価値提供だと考えています。どうぞお気軽にお尋ねください。

では…。

2021.7.26追記

ツイッターで相互フォローしていただいている ゆうきあきら@兼業Webライター(@U_ki_akira)さんに取り上げていただきました。この記事では触れていないWP入稿特化型のスマホライターにはぜひ参考にしてほしい限りです!「のっかった」とおっしゃっていますが、僕自身も大変勉強になる内容でした。本当にありがとうございます!

ゆうきさんのnoteはコチラです。


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