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時給換算にするから疲れるんだと思う
仲良しのデザイナーさんと話していて、少し話題になったのが「サービスの料金ってどうしてます?」というもの。
近々で新しいサービスを出すので、その料金設定から派生して私が聞いてみました。
私がライターを始めたころには、多くの参入者がいまして、時給を気にしながら働いている人も少なくなかった気がします。
当初は時給換算すると悲惨なことになった(たしか100円/hくらいw)ので、あまりそういうことはしなかったのですが、個人的には時給換算はあまりするべきではないと思っています。
考えてみてください、Webライターが時給を上げようと思うと、文字数を増やすしかないですよね?
ではその文字数はどうやって増やすのでしょうか?
入力スピードを上げるか稼働時間を増やすしかありません。
音声入力もあるとは思いますが、要するに物理的に頑張るしかないという脳筋理論でないと時給をあげる方法がないんです。
もちろん、無理して文字数を増やす努力をしても、今度は質がついてくるか……。
そんなことを考えていると疲弊してくると思います。二兎を追うことになるのですから、疲れて当然です。
あくまで個人の考えですが、時給換算して絶望するくらいならしない方がいいと思います。
まあ、時給換算が悪いわけではないですが、個人の判断で「換算したらモチベ下がりそう」と思ったらやらないことをおすすめします。
そもそも、ライターの仕事は業務委託契約ですので、クライアントが支払うのは完成物に対する対価です。労働時間や働き方は、お客さんにとっては関係ありません。
つまり労働時間は無視できるんです。
よく引き合いに出されるコンビニバイトは、雇用契約ですので時間に対して対価が払われる。
なにが言いたいかというと、そもそも比較対象がおかしいってことです。報酬の対象が違いますからね。
かといって、労働時間をそのまま支払うとなればクライアントは大変です。
深夜労働や週40時間以内のルール、みなさんは守れていますか?私は守れていませんw
複雑な話なのでこの辺は労働関係の法律読んでほしいのですが、要するにクリエイターとかは時給換算で支払いすると、依頼主がどえらい負担をする可能性があるってことです。
ということで個人的には時給換算はあんまりおすすめしないよ、というお話。
仕事が増えてきて、どれくらい上がっているのかを調べるために換算するならいいですが、常に時給とにらめっこしてると最低賃金を越えたいと焦ってしまうようになるかもしれません。
あくまでも成果物に対して我々の報酬は支払われている、そう考えたほうが気持ちは楽になりますよ。
気持ちの問題ですけどね。
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