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私の最大の失敗は何でも屋になったこと

日本の企業は、ひとつの分野を極めたプロフェッショナルより、なんでもできるゼネラリストを育てて幹部候補生にします。

私は今までゼネラリストを押し付けてくる企業に居たことはないのですが、ことフリーランスになってからは、独学含めゼネラリストになってしまいました。

昨日か一昨日あたりに「人の失敗を聞いてみたい」というつぶやきをTwitterでお見受けしたので、私にとってはゼネラリストになったことが最大の失敗だったことをつづろうと思った次第です。


仕事の範囲を増やし続けてきたものの、今にして思えば一時の収入目当てに欲張りすぎた結果なんだろうなと思います。

もちろん守備範囲が広ければできることも増えて顧客も増えるのですが、その時ばかりの顧客になって終わってしまうなんてことも少なくありません。

つまり、仕事と顧客が長続きしない

なので最近は特定の仕事だけを受ける形に変更。

ちょっとずつですが、ゼネラリストからの脱却を図っています。


昨日のnoteでも書きましたが、守備範囲を増やすことで、顧客をエデュケーションしなくてもいいように仕事が来るようにしました。

結果、なにが起きたかと言えば、単発の仕事だけの依頼で終わることが増加。

そこから口コミが生まれるわけでもなく、相手にも「守備範囲が広いライターさんがいる」ていどの認識しか持たれないようになったのです。


実際に考えてみてほしいのですが、皆さんは何でも屋に仕事をお願いしたことはありますか?

ある人はどのくらいの頻度でお願いしたことがあるでしょうか?

懇意にしている何でも屋がいる人はそうでもないかもしれませんが、私はあまりありません。

だって何ができるのかわからないんですから。


特定の悩みを抱えている人の役に立ちたいなら、下手の守備範囲を増やさず勝負したほうが良いと思います。

いわゆる特化分野、専門性です。

そのうえで昨日noteでご紹介したコミュニケーションとエデュケーションで顧客を獲得していく。

顧客との関係はもちろん必要ですが、専門性があったほうが相手の印象には残りやすいですからね。

太く短く、とはいきませんが、細くても長く活躍したいのであれば下手にゼネラリストになることはおすすめしません。

今まさにその失敗に気が付いて軌道修正中の私の失敗談です。

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