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卒園式が本当に意味のある式だった話

昨日、長女の通う幼稚園の卒園式がありました。

あっという間の3年間でしたが、娘も同じ感想を抱いていたことに驚いた次第です。

卒園式は幼稚園ではなくホテルで行われるのが通例のようで、今年もとあるきれいなホテルで執り行われました。

その卒園式が、タイトルの通り意味がある、通過儀礼的なものではなかったので書き記した所存です。


まあ自分自身も卒業式関係は多く参加してきましたが、あそこまで「区切り」を感じさせる卒園式は初めてだった気がします。

いろんな要素があったのですが、一番それを感じたのは園長先生の言葉でした。

【子どもたちに対して】
幼稚園では自分から前向きに取り組むことや、友達を大切にすること、周りの人を気遣うことを学びましたね。その力を大切にして、小学校生活も楽しんでください。皆さんはもう立派なお兄さん・お姉さんです。どうしても自分だけでは解決しないことに直面したら、周りの大人に助けてもらうようにしてくださいね。
【保護者に対して】
入園翌日から幼稚園に来れなくなり、3年間、園の行事の形を変えながら取り組まなければなりませんでした。でも、子どもたちはそんなことを感じさせないほど成長してくれています。保護者の皆様にもご迷惑とご理解をいただき、今日を迎えることができました。(コロナのこともあって)周りは「かわいそう」という世代かもしれませんが、私たちはそうは思いません。この世代だから得たこともたくさんあると思います。ぜひこれからも保護者の方々の温かい愛情を子どもたちに注いであげてください。

あとは卒園生の言葉の締め。3年間の思い出を振り返った後、みんなで声をそろえて、たった一言。

ぼくたち、わたしたち、こんなに大きくなりました!

園長先生の言葉もあって、そこで一気に泣き出す保護者も少なくありませんでした(私も…)。


思えば入園式の翌日から緊急事態宣言が発令され、6月中頃まで幼稚園には登園できていませんでした

最初はどうなることかと思いましたが、私たち保護者の不安をよそに子どもたちは成長して卒園を迎えてくれたわけです。

誰のせいでもないのにコロナで十分な幼稚園生活を送れなかったことを責めていた保護者もいたと聞いています。

そんな話を聞いた手前、泣かないのは無理でした。

本当に意味のある式、みんなのための式を挙行してくださった幼稚園の先生方には頭が上がりません。

次は次女がお世話になります。でも昨日卒園を迎えた長女を見て、通わせてよかったな、と思う幼稚園生活だったことは言うまでもありません。

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