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独立2日目 何をするか? 何ができるのか?

リチオは自分がお客様に提供できる付加価値を考えてみた。自分は、お客様にとってどのような役に立てるのか?何をすれば感動するほど喜んでもらえるのか?自分のスキル・能力でお客様のどんな悩みを解決できるのか?

お客様は、自分が提供した価値の対価としてお金を支払ってくれる。「ありがとう!」という気持ちをお金として提供してくれる。そのためには、自分が提供できる価値あるものを把握しなければならない。リチオは考えた。

<価値ある不動産売却情報の提供>
リチオには仙台市の不動産業界で十数年仕事をする中で培った信頼がおける地元不動産会社の社長や担当者の方々とのネットワークがある。このネットワークから、インターネットなどには出てこない本当に価値のある(お客様が思わず欲しくなる)不動産の売却情報を仕入れることができる。

不動産業界の中で特に土地や中古物件については、土地や建物という「物」を売っているという側面と、これが売却物件であるという「情報」を売っているという側面がある。見方によっては不動産業は情報提供ビジネスといえる。

例えば、価値ある不動産の売り情報というのは、
 ○周辺の相場よりも明らかに割安の土地や建物の情報
 ○利回りが高い賃貸マンション・アパートなどの収益物件情報
 ○駅前や商店街のど真ん中など希少価値のある物件情報
 ○自社ビルや自社工場の建築を希望している方にとってドンピシャの立地の土地売却情報 などなどである。

このような不動産は欲しがるライバルが多く、マッチングのスピードも速い。ネットに掲載されている情報は、全てではないが売れ残りの可能性が高い。

リチオは、お客様が求める情報をいち早く入手してお客様に提供することが自分の付加価値だと考えた。そのためには、地道に培った人的ネットワークが重要になってくる。不動産の売主の中には、売却することがオープンになることを好まないケースが多い。知人の不動産業者や税理士等に相談して内々での売却を希望する(最近はネット上の価格査定サイトを利用する人も増えてきたが、メリット ・デメリットがある。これについては別途書きたいと思っている)。

リチオは、このような希少価値のある物件情報を提供してお客様のお役に立ちたい、喜んでもらいたいと考えた。

つづく


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