いまだ多くの人が勘違いしているミックスボイスの定義
高音域を地声っぽく出す発声がミックスボイス。
はい、間違いです。(様々な解釈があっていいと思います。ここから先はあくまでも僕の定義です)
高音域を地声っぽく出す発声法は「ベルティングボイス」と言われる発声法です。(しかもベルティングの声質はミックスよりも個人差があるので曖昧っちゃあ曖昧な定義です)
今回は改めてミックスボイスの定義を解説していきます。
こんにちはこんばんは。
クリアボイスミュージックスクールのボイストレーナー、ジウコトモニタです。
こちらではガチでボイトレを極めたい方、ボイストレーナーになりたい方に向けてのガチの内容をお届けしております。
ボイストレーナー歴約15年(2021年7月現在)、武道館クラスのメジャーアーティストからTVタレント、芸人、アナウンサー、ラジオパーソナリティなど、声を扱う仕事で活躍されている方のボイストレーニングを数多く担当させていただいてきました。
その中で得た、「僕にしか出せないボイストレーニングのノウハウ」を惜しみなくお届けしていきたいと思いますので、是非最後までお読みください。
それでは話を進めていきましょう。
結論、ミックスボイスとはTA(Thyroaryitenoid Muscle=甲状披裂筋)とCT(Cricothyroid Muscle=輪状甲状筋)のバランスが各音程(音域)ごとに適切に取れている“状態”を指します。
よく、「ミックスボイス」「ミドルボイス」と色々言われますが、(あくまでも僕が個人的に説明がしっくりくる表現として)声区の名称をチェストボイス、ミドルボイス、ヘッドボイス(、スーパーヘッドボイス、…これについてはまたの機会に…)、その全体の行き来をスムーズに行えている、すなわちTAとCTがチェスト~ヘッド(以上)まで常に適切に使えている状態全体のことをミックスボイスと表現します。
以降、より細かいミックスの定義、プルチェスト、張り上げミックスと純粋ミックス(という名称はありませんが…)との聞き分け方を解説していきます。
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