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2024.03.19 学校に行けなかった人と『かがみの孤城』

体調がよろしくないので一日寝ていた。ただ、そこまでりぐったりしているわけではなく、寝ているだけだと暇なので、プライムビデオで映画『かがみの孤城』を観た。単行本発売当初に原作を読んでから、この物語、大好きである。

何度も言っているが、わたしは元不登校。小4冬に行けなくなり、中学の終わりまで「学校に行けない子(行きにくい子)」だった。『かがみの孤城』は学校に行けない7人の中学生が部屋の鏡(発光する)に吸い込まれ、その先の謎空間・城で1年を過ごすファンタジー。そこにミステリー要素もある物語。一般的にはなかなかご縁がないシチュエーションだ。しかし、わたしはこの「城」に覚えがある。

中学時代、家の鏡が光ってその中に吸い込まれた……とかではない(当然)。ただ城の雰囲気が、わたしが通っていた適応指導教室(今風に言うと教育支援センター)に近いのだ。

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