024_デザイナーが自分のアイデアネタ帖を小出しに公開するnote_その3

この話は、タイトル通り、自分用のアイデア集、ネタ帖、スクラップブックをみなさんに公開するノートです。

今回はパート3です。

パート2はこちら↓

03_ミックステープ

突然ですが、皆さんは『Mix Tape』なるモノ、ご存知ですか?
今となっては、忘却の彼方であり、ひと昔前の慣習といいますか。

ちなみにテープは、その後→CD、MD、メモリ、クラウドと形を変えて。
いま現在は、iTunesだとかSpotifyだとか、月額課金制のサービス名で呼ぶのが、一般的になってますね。この先はどうなるんだろう(楽しみ)

さて、ずっと前の時代。テープやCDの頃は、本当に好きな人でないと、音楽の知識は貯まらなくて、そういう稀有な一握りの人が、Mixして(1曲1曲を選んでチョイスして)Tapeに(媒体の容量に合わせてアルバムを独自に作ってくれて)入れてくれる作業をして、友達に配布してくれたんですよ。

地味にすごい作業量。面倒ですよね。しかも、渡す友達の好みに合わせて。これはもう、立派な『ラブレター』ですよ。

その名残で、今でも、この『Mix』をたまにくれる人がいるんです。ありがたいことに。

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CDに落として、表紙プリントまでしてくれるのです。昔の作業量に比べたら一瞬に近いけども。それでも手間と時間をかけることになるので、ほとんどの人はやらないじゃないですか。そんなのプレイリスト作って、リンク渡せばええやん。って思うでしょ。でも違うんだよね。嬉しいの

そして、これが、なかなか素敵なので、文化としてもっと広がったらいいのになと思ったのです。

例えるなら、手紙のありがたさ

に似てるかも。ほら、今はチャットやダイレクトメッセージ、メールで一瞬だけれども。同じ内容、行為でも、伝わり方が違う

表現や、演出というのが近い気もするけども、わざとらしさではなくて、もっと尊い感じの。素朴なアナログ感といいますか。シンプルな流れ。

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リストまで、つけてくれる。その時の最新を中心に選んでくれるので、当時は知らない名前もたくさん。テクノロジーのありがたさももちろんだけども、その使い方大事。

私は、このMix(CD)を車で聴くのです。地方にいるから車社会なので、運転しながら聴く。『ん、この曲いいな』と思ったら、左端の番号で覚えておいて、あとでこのリスト見るんですよ。これが、すごい良くて。

そのアーティストを今度はiTunesで漁る。→広がる。

結論。ミックステープは、愛だね

プレイリストを作るところまでは、『俺様のセンスみて〜』なんだけども、それを届ける人の顔を思い浮かべて、個人個人に渡すミックス(テープ)は愛と言えるのではないだろうか。

プロポーズがメールできてもね。
結婚式の電報とかもコピー用紙じゃあ、なんというか伝わらないし。
なんだか『ありがたみ』のカタチの話になっちゃった。

...と、こういうお話を最近、趣味で始めました。
写真整理紀行』というマガジンにまとめています(もちろん無料)
ぜひ、暇つぶしに。

余談。手紙を使ったイベントを企画

私はよく手紙を使ったイベントを企画している。きっとそれは、上で述べたような『ありがたみ』が関係している。
表現で、ありがたみが変わればいいなと思っているのかもしれない。

↑よろしければ、こちらもぜひご覧ください。


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