見出し画像

ほぼ農家による卒業制作展。まさかの前日にコロナ県になるの巻

この話は、農家とデザイナーの奮闘記である。なんとか無観客試合をした話

あああ、とうとう青森県も...
夕方のニュースで入る。

あ、明日のお披露目会は中止かな...と雲行きが怪しくなった。

■ お披露目会とは、ほぼ農家による商品開発の発表会。

青森県で4番目に大きな都市、十和田市は、とにかく野菜が美味しい。
特に『根菜』に定評があり

にんにく 長芋 長ネギ ごぼう

が本当にうまい。

そういった農家のバックアップに行政も力を入れていて、農家さんによる『逸品開発』を支援している。
当然、その逸品(商品)を開発する上で、デザインの重要性にも気が付いている稀に見る行政組織なのである。

そのデザイン面の担当をさせていただいている。
その大役も今年で3年目になる。

そして、農家とバディを組みながら、その一年の成果を商品というカタチで発表する。発表した商品は、市場に卒業していく。
まさに卒展である。

■ デザイナーの守備範囲は広〜い

本来ならば、農家さんは農作物をつくることに集中してほしい。
でも時代でしょうか、自ら商品を作って、自ら売ることが求められてきているのです。

そこで登場するのが私たちデザイナーである。

やる事をリスト化してみると...
1・商品ネーミング
2・商品キャッチコピー
3・商品解説
4・パッケージデザイン
5・包装手配
6・印刷手配

などなど...

もはや、デザインだけではなく、その周辺の全てを請け負う。
この一つずつの分野、それぞれ本が書けそう。なくらいの力量。

これを事業者ごとに、こなすのである。
事業者によって、当然つくる商品は様々。
出す種類やバリエーションも異なるので、掛け算になってくる。

これをほぼ1人で請け負う。(相方に手伝ってもらいながら)

いつか、このノウハウも公開したいと思っている。

今年度は、8事業者37商品。

このうち、私が直接担当したのは、6事業者の23商品。
責任重大である。

まさに事業者のがかかっている。
売れないと困るのだ。
その事業者と逸品を紹介したい。

▼溶けないアイス/洋菓子店

画像1

▼ネギドレッシング/ねぎ農家(中華レストランとコラボ)

画像2

▼サラダドレッシング/喫茶店

画像3

惜しくも閉店してしまった名喫茶店の、復活商品!に場内(SNSでも)歓喜

▼干し野菜/野菜ソムリエPro

画像4

今回最もシリーズ数が多かった商品。写真の他にもパウダーと、パウダーと塩を併せた商品も開発。合計17種類。

▼ケールとアピオスのパウダー/花屋

画像5


タイトルに『ほぼ農家』としたのは、農家以外のプレイヤーもいる理由からである。
そして、それぞれに商品開発に至るドラマがある。


それをデザインにのせて、どうにか発表したいのである。

■ 延期、短縮。なんとか報道陣だけのお披露目会

前日の夜に、コロナ県になり、鬼気迫るも...
なんとかGO。

対策として、以下のようになりました。
・報道陣だけ
・30分だけ

それでも、朝まで中止の話も出ていたようです。
でも、よかった。

画像6

このガラガラ感...もはや事業者の方が多い...いつもは、バイヤーさんやら市民でいっぱいに。試食会もある。


なんとか、夕方のTV放送をしていただき、市民の皆様の目に届けることができました。
少し安堵することができました。

売れますように
そして、コロナが終息しますように

うちの猫のオヤツが豪華になります