動揺する株価
今日は経済の話です。
昨日、ニューヨークの株式市場は異様な展開を見せました。
一時、前日比1100ドルまで下落をしたかと思うとその後一転、取引終了時には前日比プラスで引けていました。
下線部の記事内ですべて語られていますので多くは語りませんが、
市場は「先行き不透明」を最も嫌うのだなぁと感じます。
現在、市場を揺るがしている要因は二つあると思います。
①利上げの時期と規模
アメリカの中央銀行=FRBは、景気の過熱とインフレを防ぐために市場からお金を回収しようとしています。(いわゆる利上げ)
その時期がいつなのか、どの程度なのかといった先行きが見えないため、市場が動揺したとの見方です。
25日~26日にかけて、FRBがその方針を議論し発表するFOMCという会議が開かれます。
ここでもし仮に、市場の予想を上回るペースでの利上げが決まるとなれば、短期的には株などのリスク資産は売られることになるでしょう。
その動向を注視する必要があります。
②ウクライナ危機
いよいよ緊迫してきました。
最近は報道も含めエスカレートしているように感じます。
特にアメリカがロシア軍のウクライナ侵攻疑惑に対してかなり反応を示していて、駐ウクライナ大使館員の家族を退避させたり、東欧に軍隊を展開しようとしています。
これはここ数日で起こったことで、外交交渉が破談した場合の選択肢を可及的速やかに実行すべく手を打っている感じがします。
仮にロシアがウクライナに侵攻し、NATOがそれに武断的に対応することになれば、大規模な戦争になるかもしれません。
そうした地政学的なリスクも、市場にとってはマイナス材料となるわけです。
これらは現在進行形で事態が進んでおり、その一挙手一投足が市場にもろに影響を与えます。
私の予測では(素人ですが)、今後も市場は乱高下が続き、事態の進行によっては一段と大きく下げることも考えられます。
引き続き注視していきたいと思います。