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転機たち

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不登校やキャリアなど、これまで立ちはだかってきたいくつもの転機から、何が学べるか。
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#適応障害

1年前の僕へ。

ちょうど1年前、休職中の2020年12月5日。 初めての日記には、「1年後の僕は幸せですか?」との問いかけが。 不安で押しつぶされそうになっていた1年前の自分に、そしていつも支えてくださっているnoteの皆様に、本日はご報告があります。 かなり長くなりますが、お付き合い頂けましたらとても嬉しいです。 ご報告昨日、2021年12月4日。 私は学生時代からお付き合いしている方にプロポーズを致しました。 お恥ずかしながら、花束とお手紙を手に、「結婚してください」とお伝えしたところ

出口に向かって

今朝はメンタルクリニックへの通院でした。 すっかり気心の知れた先生と15分ほど面談。 結論としては、異動から半年となる来月から薬を減らしていきましょう、ということに。 よかった... 3週間に1回のペースで通院し、「スルピリド」と「ロラゼパム」という薬を処方して頂いています。この量を段階的に減らして、最終的には0にして治療終了を目指しましょう、とのことです。 よかった...(2回目) 気持ち的にはすっかり元気なんですが、この活力が服薬によるものかもしれないと考えることもあ

逃げることは恥ではない、と思う。

休職から1年経ちました。 2020年9月24日に休職生活に入った私は、当初1ヶ月程度で戻れると思っていましたが、気がつけば3ヶ月が経ち、結果的に7ヶ月も休職しました。 この7ヶ月は、自分とひたすらに向き合った、試練の7ヶ月でした。 「抑うつ状態」と診断された当時の私は、帰省して家族や友人にも会えない、デートもできない、出かけられない。そうした状況でストレスをため続け、いやいや仕事をする中で数字も上がらず、いつの間にか出社時に嘔吐くようになっていました。 コロナがなければ問題

精神科に初めて駆け込んだ1年前

時が経つのは早いような、長かったような。 1年前の今日、心が悲鳴をあげて初めて精神科を受診しました。 精神科医と何を話せばいいのか分からず、ネットで調べた「話すべき4つの要点」をスマホにメモして行ったのをよく覚えています。 当時のメモは、今も残していますのでいくつか抜粋します。 ①今、何に困っているのか 仕事やその他の物事に対し意欲や興味が湧かない。 無気力が続き、精神状態の落差が激しいと感じる。 ②いつから困っているのか コロナ禍でのテレワーク等環境の変化が大きかった(

適応障害

妹が医師から診断書を受け取ったようです。 病名は「抑うつ状態と適応障害」。 「抑うつ状態」だけだった私よりも重症です。 うつと適応障害は何が違うのかと言えば、 原因が分からないのがうつ、ハッキリしているのが適応障害だそう。 うつの治療は薬がメインなのに対して、 適応障害は原因となる環境から一定時間距離をとって休むことが治療となるそうです。 妹が薬を出されたかどうかは分かりませんが、まずは仕事をお休みしてゆっくりして欲しいところ。 私も半年休職したからなにか役立つ知見がある

復職から1か月(後編)

前編はこちら 転機は、突然人事部に呼ばれ異動を告げられた時。 志望に近い部署に、特殊な形ではあるが行ってみないかという提案。 詳しくは下記。 人事本部付になるという、とても特殊な形だったので、そこの意図を図りかねて即答はできなかった。 でも、心は決まっていた。 翌日から、営業部ではなく人事本部付となった。 今の会社において「~本部付」は、退職する人が、退職までの間引継ぎ業務を行う際の最後の肩書であるため、何も知らない同期や後輩や先輩からは 「辞めるの?」 と心配された。

復職から1か月(前編)

2021年4月26日(月)。 私は213日ぶりに元いた会社に出勤した。 大安であった。 当時の日記には、 「半年ぶりの通勤中。体調は良好。天気も良く晴れている。 不安は大きい。でも何とか今は前を向けているので、ボチボチやっていこうと思えている。」 とある。 この時は、新しい部署になるということで心機一転の気持ちと、 旧知の方々が休職中に辞めたことによる不安が心を占めていた。 復職なんて人生にそうそうあることではないから、 どんな心持ちで臨めばいいかわからない。そんな朝だ