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自宅サロン開業出来る家ってどんな家?

今日もお疲れ様です!
早速自宅サロンの一歩目を踏み出していきましょう!

まずは自分の家がどれだけサロン開業に向いているかチェックしていきましょう。
現状を把握して、それを踏まえた上で今後の計画を立てていきましょう。
ここをおろそかにすると、全てがグダグダになって後から大きな問題が出てきたり、計画を白紙に戻す必要さえ出てきますので、しっかり確認をして今の時点である問題はしっかり解決しておきましょう!


わたしのおうちの開業ポテンシャルチェック


そもそもあなたの住む家は自宅サロンを開業できるのでしょうか?
始めに断言しておきます。
誰の許可も確認もせずに自宅サロンを開業できるのは、おひとりで持ち家にお住まいの方だけです。
ではその他の人たちはどういった許可や確認が必要でしょうか?

賃貸物件は契約を要確認!

居住用の賃貸物件は、店舗などの事業用としての使用は基本的に禁じられています。
その場合は貸主の許可を必ず得る必要があります。
SOHO可という契約内容だとしても貸主への確認をとり、詳しい営業内容を説明した方がいいでしょう。
(※SOHO(Small Office Home Office)とは、小さなオフィスや自宅を仕事場とする働き方、仕事場、物件のことです。)
あくまで住むことを前提とした居住用の契約なので、不特定多数が出入りするサロン営業は認められないこともあるので注意が必要です。

昨今は契約を確認せずにこっそりサロン開業する方もいらっしゃいますが、絶対にやめてください。
賃貸借契約違反という立派な法令違反ですから、バレたときせっかくお客様がついてきたのに強制退去、ということもありえます。
それにこっそりということは、看板や表札を堂々と出せませんから集客が難しくなりますし、来店時に困るのはお客様です。
貸主にきちんと許可をとっていれば堂々と営業できますから、まだ開業の意思が固まっていなくても確認しておくのはベストな選択だと言えます。

マンションなどの自己所有の物件の場合でも必ず管理規約の確認が必要です。マンションの他の住人からしたら見慣れない人が出入りすることは不安感に繋がるので、しっかり管理規約に営業可かどうか確かめて、開業の準備が整ったらご近所にその旨を伝えるべきでしょう。

家族からの許可と理解を得つつ、家族も守る!

自宅サロンはプライベート感をどれだけ消せるかが勝負となります。
開業する人はお客様が予約から施術、退店までどう動くか想像できますし、どういった自宅環境がお客様に好ましいか分かると思いますが、家族は違います。
同じ家で過ごす人ですから、開業への理解と協力が必要ですのでしっかり、事業内容を説明して以下のことをたずねてみましょう。

・お客様来店前~退店までは、生活音(テレビ、トイレの音、食器の音など)や食事、ペットなどの臭いに注意してもらえますか?
・お客様に鉢合わせないように行動してもらえますか?
・お客様に住所や電話番号などを公開してもいいですか?

こうして並べてみるとかなり横暴な内容ですね(;^_^A
私が何も知らない家族だったらすごく嫌です笑
実は、同じ家に住む人にはかなりお願いが多くなるのも自宅サロンの大きな特徴です。
開業を反対されるかもしれませんが、必ずやってもらわないといけないことなのでしっかり丁寧に伝えましょう。
家族から快くOKや協力を貰える方法は後から書きますね!

営業しながら家族を守って協力も得る方法

今からお客様とのやりとりで家族に反感を買うことをご紹介しますので、肝に銘じておいてください。

家族から敵対視されない

ついつい自宅サロンでやりがちなのが「どうしてもこの時間はダメ?」とお客様にねだられて、はっきりNOが言えずサロンの開店時間外に予約を受け付けてしまうことです。
お客様の方も、自宅でやってるんだからどうにかなるでしょ?という甘い期待があるので押す人は滅茶苦茶押してきます。
でも、そこははっきりと「この時間は受付ておりませんが、この時間でしたら大丈夫ですよ」と代替の予約日時を薦めて、定休日と営業時間はきちんと守りましょう。
完全予約制にすれば家族の予定とすり合わせて、自由時間と仕事時間をはっきり分けることが出来るので「ごめん、お客さん入っちゃった」と家族をがっかりさせることもありません。

またお客様との会話が弾んで、次の予約が入っていないからとダラダラと無駄話をしないようにしましょう。
近所の人がお客様だったり、趣味が合ったりするとつい話が長くなりがちですが、その間我慢しているかもしれない家族の気持ちを考えるとどうでしょう。
「トイレに行きたいのにまだ帰ってくれないのかな」「見たいTVがあるんだけどな」「玄関で話されると外出出来ないんですけど」
自宅サロンを長く経営していくにあたって、こういった家族の小さな不満が時限爆弾になりかねませんから、必ず時間通りに切り上げて家族の時間を確保してあげることはとても大切です。
本当は次の予約が入っていなくても「次のご予約が入っていますので」と退室していただきましょう。

私のサロンは電話受付が朝9:40~なのですが、6~7時台にかけてくるお客様がたまにいらっしゃいます。
お客様は予約をなんとしても今日取りたいという気持ちからなのでしょうが、小さな子供もいる私たちの朝はまさに戦場ですから、私たちが電話をとることはありません。
電話受付時間外の予約希望の方への配慮として、私たちはLINE公式アカウントでのやりとりで解消しています。
携帯内でのやりとりなら他の家族に迷惑はかからず自分のペースで返信が出来るので、電話とLINEの二刀流の予約方式はおすすめです。
最近はインスタでの予約受付も主流になってきましたね。
LINEでもインスタでも施術中や深夜は返信が出来ない旨をしっかりとお客様には伝えてプライベートの時間は大切にしましょう。

お客様との距離を考える

「自宅」サロンといえども、レベルを低く持たないで下さい。
フランクさやフレンドリーさは魅力的ですが必要以上にお客様となれなれしくしないようにしましょう。
他の商業サロンでの接客と同じようにきっぱりお客様とサロンスタッフという線引きが必要です。
お客様との距離を縮め過ぎると失客やトラブルにつながりかねません。
距離が近いと自分の意見を言うようになります。
それがサロンの専門的なことであればよいですが、それ以外の生活のことや趣味のことであれば意見の食い違いが出たときお客様はどういう反応をするでしょうか?
この人とは合わないな、とすーっとお店からフェードアウトするんです。
気が強いお客様であれば真っ向から反論してくるでしょう。
せっかく施術では満足してくれたのに帰り道にそのお客様の記憶に残るのは意見の食い違った会話になります。
ひどければトラブルにも発展します。
もしトラブルを起こした相手のお客様がご近所さんや、家族の知り合いだったらと考えてみてください。
あなた一人の問題ではなくなるのです。
また、異性のお客様と必要以上に親しくなるのはパートナーに心配や誤解を生みますし、お客様も勘違いをしてあなたにアプローチをかけてくることになるかもしれませんので、適度な距離を保ちましょう。

家族からの協力を得る方法

知らない人が長時間自宅に居座ることは家族にとって大きなストレスです。
それを解消することは難しいですが、気持ちよく協力してもらう方法は2つあります。

1つ目は次の記事で詳しくご紹介する予定ですが、綿密な計画書を作成し、感情論ではなく、理路整然に成功する見込みがあることを伝えることです。
特に男性陣は、「キラキラ企業」とか「好きなことだけして儲ける」などふわっとしたものが苦手、というか嫌いな人が多いので、数字や略歴、計算から自分の本気度を見せると協力の姿勢を見せてくれやすくなります。

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