正常性バイアスと3.11のこと
はるさんのVoicyを聞いて学んだ言葉、「正常性バイアス」についてメモしておく。
放送の中で「正常性バイアス」という言葉が出てきたときに、「ん?現状維持バイアスと同じもの?」と思ったので調べてみた。
同じなのかなぁ…違うのかなぁ…。
そんな時は、最近はやりのChatGPT。
なるほど。似て非なるものみたいだけど、相互作用がありそうな気もする。
自分の3.11の時を振り返ってみると、どうだったろう。
今回のはるさんのお話は、荒浜小を訪れたお話だった。
あの地震が起きた日は、私も学校にいた。ただし、私がいたのは都内。経験したことのない長い揺れだったし、帰宅できないん生徒もでたし、教員も学校に泊まったりしたから、異常事態だった。それでも、食料もあったし、けが人もいなかったし、少々不自由ではあったかもしれないけれど、その程度だった。
この経験は、きっと今の私に正常性バイアスをもたらしている気がする、個人としては。
ただ、学校というセッティングになると話は別だ。はるさんのお話でも荒浜小という小学校を訪問したお話が出てきたが、学校は避難訓練をしょっちゅうしている。個々人に正常性バイアスがあったとしても、集団としては(時として悪名高き)同調圧力が作用する。そんなわけで、「全員ヘルメットをかぶって、避難します」と先生が言ったら、全員その通り動くだろう。だから、トップの判断さえ適切ならば(ここは結果論になるかもしれないが)、全員助かる。
じゃあ、家庭だったら?1人だったら?となると、正常性バイアスが発動する気がする。例えば、冬、夜中の地震だったら、「子供たちを起こしてまで?外に避難したら、逆に風邪ひいちゃうかも?とりあえず、様子を見よう…きっと大丈夫」という判断をして、逃げないことも考えられる。
「バイアスがあることを認知して、自分で考え、自分で決める」
「戦争には恩赦がある。自然災害は100%破壊する。容赦がない。」
はるさんの言葉の重みを感じる。
もうすぐまた3月11日が来る。
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