ハリーポッターとアズカバンの囚人

柳さんと見た!

も〜めちゃくちゃ良かったよ〜
まさかハリーポッターでタイムリープが見られるとは。
でもまぁハリーポッターならやるか。

ハリーが親戚のおばさんを風船人間にしてしまってもあんまりお咎めがないの、未成年だからっていうのもあるけど虐待されてるからっていうのが考慮されてるのかな〜と都合の良い考え方をしたりした。
最近冒頭の叔母さん家のシーンがスカッとジャパンみたいになってきている。
でもホグワーツはハリーが虐待されているということをもっとちゃんと意識しなよ〜
家族からサインがもらえないと校外学習に連れていけないのは絶対の決まりなので学校に残っててください!はやりすぎだよ……その辺分かっててハリーを預けたんでしょ?じゃあその辺も柔軟に対応なさいよ!となる。キーッ!
でもその結果ハリーはルーピン先生と色々話せたみたいだしまぁ……結果オーライか……

ハリーたち、めちゃくちゃ成長しとる!
吹き替えの小野賢章氏も声変わりしてたね。
初夏?夏?にコートを脱いでネクタイめちゃくちゃに付けて制服を着崩しているの、かなり学生らしくて良かった。
そんな中でもネクタイをきっちり結んでセーターを着てコートも羽織るドラコ・マルフォイ。
着崩さない男、ドラコ・マルフォイ。
今回からオールバックやめててよかったね。そっちの方が似合うんじゃないか?
でも11〜13歳くらいでオールバックしてたの、精一杯大人ぶってるような感じもあり、かわいい。

ヒッポグリフに乗って楽しそうにめちゃくちゃ高いところを飛んでいたハリー、かなりグリフィンドール生だった。
あそこで怖気付かないんだもんな……
私だったらヒッポグリフの羽毛にガシ!としがみついて、抱きしめるように掴まって目を閉じて、一瞬でも早く飛行が終わるのを祈ってたと思います。

今回ずっと神出鬼没で変だったハーマイオニーが実はタイムリープ時計をマクゴナガル先生に渡してもらっていた時の全てが繋がる感じ、めちゃくちゃ気持ち良かった。
それと同時に、全ての授業を普通の生徒の倍受けてるハーマイオニー……!?となる。尋常じゃないよあの子。
しかもちゃんとドラコ・マルフォイに右ストレート繰り出す強さもあるし、シリウスが閉じ込められていた屋上の牢屋はぶっ壊す。
ハーマイオニーは身につけた知識について当てられなくても授業で積極的に話そうとする等結構自己顕示欲が高い(そしてそのせいでスネイプ先生はハーマイオニーのことをそんなに気に入ってない)と思うんだけど、その行き着く先が知識欲へのあくなき追求なの、あまりにも真っ当ですごすぎる。さすがグリフィンドールの生徒だよ。
しかもその知識量で他人にマウント取ったりはしないんだよね……

今回のハーマイオニーはロンといい感じの時間が多かったね。いいわね。でも今の時点で多分意識してるのはハーマイオニーだけだね。ニコニコしちゃうね。
でもハリーを異性として全く意識してなくて容赦ない感じもかなり好き。
タイムリープ時計触られた時に躊躇なくハリーの手引っ叩くシーンとか、ヒッポグリフの処刑シーンでハリーがそっとハーマイオニーのことハグするシーンとか。
距離は近いけどお互い何とも思ってない感じがまた……こういう関係大好きで……

タイムリープができる時計なんてドラコ・マルフォイとかに渡したらもうえらいことになると思うんだけど、ハーマイオニーをめちゃくちゃ信頼して渡すマクゴナガル先生よ。
いやでもいくらハーマイオニーが秀才でいい子だったとしてもあの時計渡すのはグリフィンドールの生徒に対して甘すぎるでしょう。本当に大好きなんだな……自分のとこの寮の子……

今回ロンは踏んだり蹴ったりだったねぇ。
12年一緒に過ごした使い魔のネズミが実はハリーの父親の親友たちを貶めてさらにハリーの父を裏切ったヤバいおっさんだったって知ったら1週間くらい泣いちゃうと思う。
あとシリウスに噛まれて足が結構酷いことになっていたのも不憫だった。シリウスワンワンによる運搬ロン、不憫かわいい。

スネイプ先生がルーピン先生の代わりに色々すっ飛ばして狼男(人狼?)についての授業をズンズン始めた時は、ん?と思ったんだけど、結果めちゃくちゃわかりづらい思いやりだったの、さすがスネイプ先生はちげえや……みたいな気持ちになる。
いつもわかりづらい愛の伝え方するからハリーたちに全然伝わってない。可哀想。本当に思いやりの方法が不器用。
しかも今回に至ってはハリーたちを助けに叫びの屋敷まで行ったのに、魔法でハリーに吹っ飛ばされてたからね。しかもかなり痛そうなやつ。報われないねぇ。
他寮の生徒でも咄嗟に背中の方にやって自分が前に立ち塞がって庇うスネイプ先生、全ての良さが詰まっている。
そのままでいてほしい。

ルーピン先生。今回のキーマン。
なんか顔が傷だらけだし、服装もボロボロだし、身なりにそんなに気を遣っているわけじゃないのは伝わってきてたけど、ハリーに対しての声がとにかくずっと優しかった。ジャケットじゃなくてカーディガン羽織ってるの、柔らかい雰囲気があって良いよね。
ハリーの父母の話をしている時、なんか湿度が高い気がするな……と思ってたらやっぱり深い感情持ちだったし、ペティグリューへの恨みが強ければそりゃあねぇ……という。
叫びの屋敷でシリウスとハグしてた時はえっ!?裏切り!?と思って絶望したけど、結局シリウスもルーピンもただただハリーのお父さんのことが大好きなんだって分かった時は心底ホッとした。
でもルーピンもシリウスも悪人じゃないと分かった後は2人の立場の弱さがただただ歯痒かった。

最後ホグワーツを自らの意思で出て行くことになった時「良いんだ。こういうことには慣れてるから。」と言っていたルーピンの切ないこと……そんな笑顔でなんてことないように慣れてるなんて言うなよ!って気持ちになる。
根っこがとても良い人だと分かっているから尚更。
狼男っておそらくあの社会では偏見に満ちた目で見られてて、正体が明らかになったら職を追われたりする等かなり生きづらいんだろうなと思うし、ルーピン先生も本人の意思じゃ変身を制御できなさそうだったので実際狼男による事件や事故が結構あるんだろうな。
これからはシリウスとかと支え合って暮らしてほしいよ……

あとシリウスの冤罪とかハグリッドの件とかハリーポッターシリーズ、無実の罪があまりにも多い。
誤解を解け。真実を疑え。

シリウス。でっかいワンワン。
指名手配書の顔があまりにも悪すぎる。あんなにも良い人なのに……
ハリーに思わず「一緒に住まないか?」と声をかけてしまった時のシリウスの気持ちを考えると悲しくなる。
脱獄犯という自分の立場を鑑みたら無実を証明しない限りはそんなこと不可能で、でも無実の証明なんてかなり難しそうで、しかもハリーが今満たされた環境にいなくて、そんなハリーを救たくて、そしてハリーに会えた嬉しさで咄嗟にそう声をかけてしまったんだろうな。親友の息子だもの……
ハリーもすごく嬉しそうだったのがつらかった。そうだよね。あの家嫌だよね。

満月を見てどんどん変化していくルーピンを止めようとして、どうしても叶わなくって、犬の姿になっても無理で……ってシーンもかなりよかったです。

ハリーを見つめる眼差しがあまりにもまっすぐだった。ハリーに対して本当に誠実な言葉をかける人だった。
ハリーが生きているだけでシリウスの希望であり続けるんだろうな。
自分を追いかけてきたディメンターのせいでハリーのホウキがダメになったからってホウキもプレゼントしちゃってさ!
本当はハリーを引き取って親代わりになってあげたいという思いが強く出てたシーンだったなぁ。

ハリーポッターとアズカバンの囚人、本当に良かったので全てがわかった今もう一回見直したいな。新たな発見がありそう。

あと暴風雨の時はクディッチを中止しろ。

この記事が参加している募集

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?