頭で考えず身体を動かす。身体は意外と知っている。
12月の自粛期間中より最近まで私は毎週のように、ピラティスの個人レッスンに通っておりました。チケットの有効期限をギリギリまで忘れていたから、という理由なのですが。
今のところ3名の先生に定期的に身体の癖や弱い部分を観察していただいているのですが、ここ最近先生から貰うアドバイスが共通してて、それがなるほど納得な内容だったのでシェアします。
頭で考え(て形を決め)ず、動きながら調整する。意外と身体は既に知っている。
ってことです。ちょっと抽象的な表現になっちゃったけど、運動してると面白いくらいこのことを体験するんですよね。2つほど例をあげて話してみたいと思います。
- 二の腕のトレーニングにて
ある日、二の腕と肩甲骨の真ん中あたりに効果があるトレーニングをしたいから、腕を肩関節にはめてください。と言われた私。
自分でイメージして肩関節をはめにいったら、力づくでやらないで!とにかくゆっくり腕をうしろに引いてきて。そしたらはまる場所があるから。と、先生。
確かに自分のイメージではこれ、って場所に押し込もうとしてました。(反省) 半信半疑で、すーごいゆっくりうしろに引いてきたら、肩も上がらない背中もよらない関節がピタッと落ち着く場所をすんなり発見できました。
そうだよね、普段から腕が肩関節から外れてぶら下って生活してる訳じゃないんだし、頭で考えずとりあえず動いていけば身体の記憶で知ってるんだなと。脳みそから身体に動く様に指示した形はあくまで想像、身体を信頼せよ!って感じた出来事でした。
またある日、
- 股関節曲げ伸ばしのトレーニングにて
仰向けになり両足をテーブルの様に曲げ、片足のつま先を床にタッチするトレーニングをやっている時。私の動きを見て先生が一言、
股関節はショーツのラインのV字のところ、なんだけど、前側のV字を意識して動くと、実は前腿で足をあげてお腹を縮める運動になっちゃってない?ヒトの身体は立体だから、股関節は奥まであるよ。意識するとしたらサイドの上腿のボコっとした骨の部分ね。
指示の通りに意識の場所を変えたら、何ということでしょう。前腿の力が移動して腿裏が使われ、骨盤が安定しました。
頭で考えて解釈して動いていると、ぱっと見正しい形に見えても実は鍛えてる部位違うから〜ってことあるんですね。
運動しながら、自分の思い込みはあてにならないな、と気づかされます。まずは動きながら自分に無理のないように調整していく。案外、運動以外の物事にも当てはまるんじゃないかな、って思ってます。
あとがき:
たまにしか更新しないnoteを、読んでますよ。とご連絡くださる方がときどきいらして。とっても励みになっています。ありがとうございます。
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