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DTM入門準備編(9)-シンセ・ブラス

GarageBandの音源から今回はシンセ・ブラスをフューチャー。自分の持ってるハード・シンセの音源リストに比べると、GarageBandの音源はこういうシンセ・ブラス系の音が非常に少ない気がするのですが、映像ではソフトなものとメリハリのある2種類のシンセ・ブラスをピックアップ。

映像ですけど、今までのエレピ/オルガン/ストリングスと今回のブラスをまとめて一つにしました。シンセ・ブラスは、5分55秒ぐらいのところからです。

ストリングスの記事でも触れた音量変化の「ADSR(ATTACK / DECAY / SUSTAIN / RELEASE)」質感に関わる「フィルター」のセッティングの違いってのが、ブラス系の方がより明確に現れることが多いです。

ソフトなブラスは「プワーン」って感じで、メリハリのあるヤツは「ぱあーぁぁああーん」って一旦小さくなった音が鍵盤を押し続けるとまた大きくなってくるっていうような味付けになってる。

ブラス系の音って、実際の曲ではリズミカルなフレーズで使われることも多いので、音符と休符が入り混じるフレーズって、クールだけど作るのも演奏するのも簡単ではないって感覚がある。

ストリングス系はいくつもの音源をレイヤーで重ねて、コードをベタ弾きで、コーラス/ディレイ/リバーブをたっぷりかけて余韻を残して、ステレオにパン振って。。。っていうようなサウンド・メイクが出来るけど、(映像の例ではディレイがかかってるのもあるけど)ブラス系の場合はリズムやメリハリ感を崩してしまうこともあるので、ストリングスのような手法のエフェクト処理を出来ないことも多い。

なので、ブラス系はより元の音源の良し悪しが、シビアに問われることが多い。

前回のストリングスもそうなのですが、「シンセ」と付けているのは「合成=シンセサイズした音源」にフォーカスしているってのがあります。

一方で、ピアノ/ストリングス/ブラス等でも「リアルな」音をサンプリングして取り込んだ音源もあるので分けて扱ってます。そっちの方もいずれ取り上げる予定。

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